中古車購入
更新日:2018.12.02 / 掲載日:2015.10.30
快適ツーリング車特集(2015年10月)!中古車相場徹底分析

日々変動する中古車の相場の見どころを読者のみなさんにわかりやすくお伝えするのが当コーナー。テーマ別の注目モデルの動向を解説しちゃいます。今回はロングツーリングにぴったりのクルマ特集!
今週の研究テーマ 行楽ロングドライブも楽々 みんなが楽しい快適ツアラー特集
タイプ別で探す快適ツーリング車
分厚い雲が停滞していた秋雨の季節も過ぎ、本格的な秋の行楽シーズンがやってきた。どうせ出かけるなら愛車でロングドライブを楽しみたい。そんなわけで、今回は快適な走りが楽しめるクルマの特集だ。
みんなでワイワイ乗り合わせるミニバンとは違い、グランドツーリングカーで重視されるのはドライバーの負担を軽減するボディ剛性。となると、ある程度のサイズが必要である。ゆとりある排気量や荷物の積載性能もロングクルーズには不可欠。
今回は、3タイプの快適ツアラーを紹介する。ひとつは、ハンドリングが自慢のスポーティサルーン。あくまでドライバーが主役のクルマで、運転そのものが楽しいのが魅力。それから4WDモデル。天気の変わりやすいこのシーズンだからこそ、雨や悪路の走破性能にこだわりたい。
3つ目は、豪華な内外装のプレミアムサルーン。走り、質感、装備どれも一流のこのクラスは、中古車ならば現実的な価格で購入可能。自分にぴったりの快適ツアラーを探して、秋の休日を思う存分楽しみたい。
今回のチョイスは・・・・・・
CHOICE-1 | スポーティサルーン |
CHOICE-2 | 4WDモデル |
CHOICE-3 | プレミアムサルーン |
CHOICE-1 ドライビングの楽しみを味わえる スポーティサルーン
スポーティサルーンと称されるクルマは数多くあるが、高速安定性やハンドリング性能が高いクルマはひと握り。今回紹介するのは、国産でも実力派のスポーティサルーン。いずれも後輪駆動で、上質なドライビングが楽しめる。
トヨタ マークX
口コミレビュー
総合評価:4.3
(1)走行に安定感があり静粛性も高い。高級感があってお買い得。室内は圧迫感があるが慣れれば問題ない。
総合評価:3.9
(2)搭載される2.5L V6エンジンはトルク感こそ並のレベルだが、高回転の吹け上がりはなかなか心地よい。
総合評価:4.3
(3)なんと言っても見た目がかっこいい。走行時のアクセル踏み込みでのスムーズな加速には満足です。
過去1年の相場動向

G’sなどのスポーツモデルが相場を底上げしているが、マイナーチェンジ前の車両なら100万円台前半の予算でもねらえる。値下がりにしくいモデルだが、物件は非常に豊富で買いやすい。
日産 スカイライン 先代
中古車参考価格帯:70万円~220万円(06年~14年式・セダンのみ) Goo-net登録台数 358台(セダンのみ・15年10月現在)
Z譲りのハイパフォーマンスが自慢
スカイラインシリーズの先代V36型スカイラインは、全車V6エンジンを搭載する本格スポーツセダン。中古車市場では2.5Lが豊富だが、333馬力を誇る3.7Lモデルの走りにも注目が集まる。駆動方式はFRだが、4WDシステム搭載車も設定。従来型よりも室内が広く、ロングツーリングに最適のGTだ。
口コミレビュー
総合評価:3.6
(1)VQエンジンは完成の域に達し、スムーズなことに加え、高回転での盛り上がりかたも素晴らしい。
総合評価:4.5
(2)運転してて気持ちがいい。燃費志向の時代であっても走りにこだわった国産セダンの価値は高いです。
総合評価:4.6
(3)落ち着きのあるスポーツセダンとしては最高で気に入っていますが、燃費が悪いのが気になります。
過去1年の相場動向

昨年冬から今年4月にかけて大幅に相場が上昇。その後は多少変動しながら推移しているが、この1年を通して見ると相場は160万円を下まわる。物件も多く、いま買い時のモデルである。
レクサス IS
中古車参考価格帯:360万円~590万円(13年~15年式・全グレード) Goo-net登録台数 118台(全グレード・15年10月現在)
強烈なルックスが所有欲を掻き立てる
2代目レクサスISはスピンドルグリルを採用して押し出し感の強いデザインになった。走りの装備を詰め込んだ「Fスポーツ」はスポーツセダンとしての資質が高い。燃費志向のユーザー向けにハイブリッド車も用意する。
過去1年の相場動向

昨年10月には530万円という高値を示していたが、1年間で60万円も相場がダウン。新型エンジン導入で今後は相場が下がる可能性がある。
CHOICE-2 雨の日やラフロードも安心の 4WDモデル
安定感ある走りを実現するモデルは、セダンにかぎらずあらゆるカテゴリに存在する。SUVはその代表格で、レジャーシーンでは大活躍間違いなし。アイポイントが高いので渋滞でもリラックスした気持ちになれる。
スバル フォレスター

中古車参考価格帯:180万円~300万円(12年~15年式・全グレード) Goo-net登録台数 173台(全グレード・15年10月現在)
自動ブレーキ「アイサイト」で安全性も高評価
フォレスターはワイドなボディと低重心の水平対向エンジンは高速道路での安定性が抜群。経済性の高い2Lとパンチある加速の2Lターボの2機種から選べる。さらに注目なのは、緊急時に自動でブレーキアシストして衝突を回避する「アイサイト」の設定。安心のクルージングが楽しめる。
口コミレビュー
総合評価:4.5
(1)アイサイト装備で安全・安心感が高く、AWDと水平対向エンジン+ターボの走りは素晴らしい。
総合評価:3.0
(2)外観はカッコよいが、座席が狭いのが残念。ただ、荷物がたくさん入るのでファミリー向けだと思う。
総合評価:4.6
(3)大きめのマウンテンバイクを積んでも余裕があります。加速がよく、高速での走行も不安がありません。
過去1年の相場動向

今年7月までの間、下降傾向を示していた現行型フォレスター。8月からは再び相場が上昇傾向になってしまった。物件が多くて200万円以下の車両も存在するが、相場的には待ち。
三菱 アウトランダー
中古車参考価格帯:180万円~370万円(12年~15年式・全グレード) Goo-net登録台数 276台(全グレード・15年10月現在)
低燃費なプラグインハイブリッドを設定
2代目アウトランダーは、未来的なデザインと大幅な燃費向上で魅力をアップ。とくに注目なのがプラグインハイブリッド(PHEV)の設定。SUVながらも18.6km/L(2015年改良時は20.2km/L)の低燃費とパワフルな走りを両立。PHEVを除く全グレードに3列シートを備える。
口コミレビュー
総合評価:4.4
(1)3列シートですが、車体が大きいために3列目でも座れます。走行時も安定していて快適に走れます。
総合評価:4.3
(2)魅力的なパワーユニット。経済性が高く力強いパフォーマンスが得られる。安定感ある走りはさすが。
総合評価:3.8
(3)滑らかで快適なモーター走行。この乗り味を知ったら、普通のガソリン車には戻れないかもしれない。
過去1年の相場動向

昨年10月から今年5月にかけて20万円ほど相場が下がったが、再び上昇・下降を繰り返している。コンディションのよい高年式車両が200万円からねらえるため、お得感はある。
スバル エクシーガ
中古車参考価格帯:70万円~230万円(08年~15年式・全グレード) Goo-net登録台数270台(全グレード・15年10月現在)
7名乗車の快速グランドツーリング
一見ステーションワゴンのように見えるが、3列シートを備えた7シーターモデル。その重心の低さゆえ、走り味は乗用車的でスポーティ。全車フルタイム4WDとなるので、雨の日の高速ドライブでも安心である。
過去1年の相場動向

この1年間で40万円もの値下がりを見せたエクシーガ。現在の相場は120万円とリーズナブルに買える。今後もさらに値下がりしそう。
CHOICE-3 豪華で快適な旅をサポートする プレミアムサルーン
新車ではなかなか手が届きにくいプレミアムセグメント。でも中古車ならば、オーナーになるのも現実的になってくる。高出力でゆとりのエンジン、静粛性の高いインテリアは、一度乗れば次も乗りたくなる。今回は国産の主力3モデルを紹介する。
日産 フーガ
中古車参考価格帯:180万円~560万円(09年~15式・全グレード) Goo-net登録台数 367台(全グレード・15年10月現在)
ドライビングも楽しめる高級サルーン
全長が5m近いサイズながらもスポーツ性能にこだわったフーガ。パワーユニットは、2.5Lと3.7LのV6、3.5Lのハイブリッドの3機種を設定。走りを重視するなら333馬力の3.7Lだが、エコ性能なら燃費18.0km/Lのハイブリッドもよい選択肢。室内も高級感にあふれている。
口コミレビュー
総合評価:3.8
(1)乗った瞬間にわかるインテリアの上質感は、さすがインフィニティのフラッグシップモデル。
総合評価:4.6
(2)デザインや走行安定性、どれも申し分なく、乗っていて楽しい車です。若いひとにもオススメです。
総合評価:4.5
(3)インテリアの質感がとてもよく、シートもクッション性があって長距離でもまったく疲れません。
過去1年の相場動向

登場から6年が経ち、全体的に価格が下がっている現行型フーガ。今年6月に一時的に相場が上昇したものの、全体的には下降傾向。物件も豊富に流通しているので、オススメ度は高い!
トヨタ クラウン
口コミレビュー
総合評価:4.1
(1)アスリートは硬質な乗り味だが不快さとは無縁でいられるのはさすがだ。自動ブレーキの標準化に期待。
総合評価:5.0
(2)ブラックのインテリアで落ち着きのある車内です。本革シートとよくマッチしていて飽きがこない。
総合評価:4.4
(3)パワフルなだけでなく足まわりもきちんとしており、高級セダンにして「走れる」仕様になっている。
過去1年の相場動向

昨年11月から今年1月の短期間に30万円ほど下がったが、その後は概ね横ばい。しかし先日マイナーチェンジが行われ、近い将来に相場のさらなる下降が期待できそう。動向に要注目だ。
ホンダ レジェンド 先代
中古車参考価格帯:50万円~310万円(04年~12年式・全グレード) Goo-net登録台数 240台(全グレード・15年10月現在)
SH-AWDを採用したハイテクツーリングカー
後輪の左右トルク配分を適時制御するSH-AWDを搭載したハイテクサルーン。コーナーでも気持ちよく走れるのはさすがホンダ。2008年のマイナーチェンジでルックスが大きく変更された。通好みのプレミアムカー。
過去1年の相場動向

先代レジェンドは底値。相場は120万円~130万円のあいだで推移。初期型は100万円を切る車両も少なくない。物件も豊富で買いやすい。
※すべての価格は参考価格です
※口コミレビューは、Goo-netに投稿されたものを一部抜粋・改変して記載しています。総合評価は5点満点。
※相場動向のグラフは、中古車相場の平均価格から算出したものです。

中古車相場を左右しそうな中古車的自動車NEWS
新型車のニュースをいち早くお届けするのがこのコーナー。いまの自動車業界の動向に加え、新型車の登場に合わせ、中古車相場がこれからどう動くかも、Gooの膨大なデータを元に予測していく。
一部改良
レクサス RC
新車価格:521万円~1031万円(全グレード)
直噴ターボモデルを追加同時に「RC F」も小改良
ラインアップに「RC200t」を追加。245馬力の2L直噴ターボに「8-SpeedSPDS」を組み合わせてスポーツドライビングにも対応。またRC Fはエンジンのバランス調整やリヤサスやブッシュの変更を行うことで、走りの性能をさらに高めた。
中古車相場動向をCHECK!
RCの外装色に写真の「ソニッククォーツ」が加わった。RC350F スポーツには、フロントパフォーマンスダンパー、トルセンLSDも装備。
中古車はまだまだ高値をキープ値下がりするのは当分先
2014年10月に発売されたスポーティクーペがRC。高性能版「F」も同時に登場。欧州車にも負けない存在感と走りを実現している。RCの外装色に写真の「ソニッククォーツ」が加わった。RC350F スポーツには、フロントパフォーマンスダンパー、トルセンLSDも装備。
デビューから1年が経過したが、高価格モデルゆえ市場にはあまり中古車が流通していない。相場もほとんど新車と変わらない。値下がりは先。
ニューモデル
ダイハツ キャスト
新車価格:122万400円~164万7000円(全グレード)
3つの個性から選べる新世代K-CAR登場
新型車「キャスト」が発売された。丸型ヘッドライトを持つ親しみやすいデザインが大きな魅力。また、クロスオーバーテイストの「アクティバ」、アーバン志向の「スタイル」、活動的な「スポーツ」の3つのタイプを設定し幅広いユーザーに訴求する。
中古車相場動向をCHECK!
極めて人気の高いモデルゆえ今年3月から相場が上昇傾向にあるハスラー。しかしライバル「キャスト」の登場は相場にも強い影響を及ぼしそうだ。

パーソナル感のあるインパネを採用。高品質な音響システム「プレミアムダイヤトーンサウンドシステムプラン」も設定する。
マイナーチェンジ
フォード フォーカス
新車価格:309万円~349万円(全グレード)
外観をリニューアルして新世代エンジンを搭載
フォーカスが大幅改良を受けた。今回エクステリアの意匠を大幅変更し、新世代のグローバルデザインを採用。また直噴ターボの1.5Lエコブーストを搭載することで、最高出力を10馬力高めながらも燃費は約20%改善。ミッションは6速ATとなる。
中古車相場動向をCHECK!
物件数は少ないものの相場は下降傾向にある
2013年に日本導入されたフォードのハッチバック。導入当初は170馬力の2Lエンジンを搭載。グレードも「スポーツ」のみの構成だった。
マイナー車種のため改良を受けても影響はあまり大きくなさそう。しかしこの1年間で20万円ほど相場が下降。中古車だと魅力的な価格で買える。

フロアカーペットやウインドウガラスを従来より厚くすることで、エンジンルームや路面からのノイズに対して遮音性を強化。
マイナーチェンジ
フォルクスワーゲン シャラン
新車価格:360万円~463万円(全グレード)
新開発1.4Lエンジンで燃費性能をアップ
シャランが大幅改良を受けた。エンジンはトルクアップした新世代1.4TSIユニットを搭載。JC08モード燃費は従来型よりも1.5km/L向上して15.0km/Lに向上。インフォテイメント「コンポジション・メディア」ではスマホと連携も可能になった。
中古車相場動向をCHECK!
相場動向は不安定だが価格は今後下がるかも?
2011年に登場した現行シャラン。3列シートを備えた本格ミニバンで室内は広々。エンジンは1.4Lターボ+スーパーチャージャーを搭載。
物件数が少ないため、中古車相場は大きく揺れ動く。今回の改良の影響もそれほど大きくなさそうだが、経年による相場の下降は期待できそう。

ドライバー疲労検知システムや3ゾーンフルオートエアコンなどの装備も充実。プリクラッシュブレーキも標準装備となった。
一部改良
ホンダ フィット
新車価格:129万9800円~ 222万1000円(全グレード)
外観を小変更して魅力を高めたフィット
フロントグリルに立体的で質感の高いデザインを採用。ハイブリッドは、ボディカラーに「プレミアムブルーオパール・メタリック」と「ミッドナイトブルービーム・メタリック」が追加された。フルオートエアコンも一部グレードを除いて標準装備。
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徐々に相場が下がる現行型フィット
人気のコンパクトカー「フィット」の登場は2013年。1.3Lと1.5Lに加えハイブリッドも設定。広い室内と低燃費を実現した実力派の1台。
人気車種ゆえ、登場から2年が経過してもそれなりの価格をキープ。しかし全体的には下降傾向にある。今回の改良も少なからず影響するだろう。
限定車
プジョー RCZ R
新車価格:550万8000円
プジョー本格スポーツのファイナルモデルを発売
プジョーのスポーツクーペ「RCZ R」の最終モデルが30台限定で導入される。エンジンをチューニングすることで270馬力の出力を実現。10mmローダウンした足まわり、強化ブレーキやバケットシートを採用し、走りの性能を大幅に高めている。
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状態のいい車両は高値をキープしやすい
2010年に導入された「RCZ」。1.6Lエンジンと流麗なボディが魅力。2013年には外観を変更し、翌年には高性能な「R」も設定された。
今年1月に一時的に価格が落ち込んだが、300万円前後が相場。近々生産終了するため価格は一定をキープしそう。とくに「R」は希少。
※すべての価格は参考価格です
※相場動向のグラフは、中古車相場の平均価格から算出したものです。