新車試乗レポート
更新日:2018.10.26 / 掲載日:2015.10.23
ジープ レネゲード 試乗レポート(2015年10月)
ジープ レネゲード 試乗レポート
試乗
【ニューモデル】
発表/2015年9月1日
ジープ コール
0120-712-812
文●九島辰也 写真●編集部
■個性的なデザインだけでなく走りも楽しいコンパクトSUV
■ドライビング/ユーティリティ
Report 九島 辰也
とはいえ、レネゲードというジープ伝統の名前が付いていることからも察せられるように、4WD技術は彼らが担当した。しっかりオフロード走行のテストも行い、ジープの名に恥じない仕上がりを持つ。実際にアメリカで試乗したときトレイルホークをオフロードで試したが、その走破性は想像以上。前後のアングルもちゃんと考えられていて、アゴを擦ったりしないようになっていた。
日本仕様はその4WD機能を持つ2.4Lエンジンの“トレイルホーク”とFWD+1.4Lの“リミテッド”、そして装備を簡素化した“オープニングエディション”から成る。
走りはまさに快適そのもの。とくにリミテッドは俊敏性が高く、スポーティなコンパクトカーといった印象。6速デュアルクラッチ式ギヤボックスの反応が早く気持ちがいい。また乗り心地もフラットさがキープされ嫌な振動は感じなかった。
トレイルホークも黙ってはいない。ギヤボックスはなんと9速。そのため高速巡航時の振動やエンジン音が小さく、快適な走りが味わえる。さらに見た目のインパクトはなかなかのもの。ブラックアウトされたグリルやホイールがワイルドさをアピール。リミテッドの走りもいいがこの見た目も捨てられない!
■インテリア/エクステリア写真[1]
エクステリア同様ポップな仕上がりのインテリアは、個性的で好印象だ。ナビゲーションシステムはディーラーオプション。その下のモニターは操作系のみに使われる。
グレードを問わずリヤシートは3名掛けでヘッドレストも3つ用意される。シート素材はグレードによって異なる。リミテッドがレザー、トレイルホークがプレミアムファブリックとなる。
■インテリア/エクステリア写真[2]
2.4Lはクライスラー製をベースにフィアットがヘッドを変更した。1.4Lはフィアット製だ。
見かけ同様スクエアなカーゴルーム。出っ張りがなく段ボールなどがそのまま積めるのがいい。リヤシートを畳めばご覧のとおり。
ジープらしいスクエアなボディが印象的なスタイリング。ジープの伝統を用いた結果だ。テールランプ内のバツ印もそれ。ボディカラーは全7色。牽引用のトーフックはトレイルホーク専用だ。
ジープ レネゲード トレイルホーク(9速AT)
全長×全幅×全高 | 4260×1805×1725mm |
---|---|
ホイールベース | 2570mm |
トレッド前/後 | 1540/1540mm |
車両重量 | 1560kg |
エンジン | 直4DOHC |
総排気量 | 2359cc |
最高出力 | 175ps/6400rpm |
最大トルク | 23.5kg m/3900rpm |
JC08モード燃費 | 10.4km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | ストラット |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 215/60R17 |