中古車購入チェックポイント
更新日:2018.12.02 / 掲載日:2015.07.03

“節約車”最新アプローチ

購入後の維持費から考える“節約車”最新アプローチ

クルマの維持費というものは、その車種や乗り方によって大きく異なる。さらに保険代、駐車代といった外的要素も含め、さまざまな維持費を安く済ませるためにはどんなクルマに乗るのが正解なのか、最新データをもとにアプローチしていこう。

意外とバカにならない購入後の維持費とは?

これからクルマを買うという人に話を聞くと、多くの人が購入後の維持費まで深く考えていない。一度クルマを買ったことがある人であれば、どれくらいかかるかなんとなくわかるだろうが、維持費は車種によって大きく変わってくるものである。
もちろん燃費性能は燃料代に直結するし、中古車であれば整備費用が必要となる場合も。車両以外の要素としては、保険代もかかるし、駐車場代だってばかにならない出費だ。左下の表のとおり、中古車を買った人は年間でおよそ30万円近くも維持費がかかるというデータもある。これを聞くと、できるだけ車両価格が安い物件が欲しくなってくるだろう。
今回は最新の低コスト車についての情報や、節約につながるアプローチ方法を紹介する。景気が良くなろうと悪かろうと、節約をしておいて損はなし。最低限のコストで、上質なカーライフを送ろうではないか。

みんなはどれだけ使ってる?「クルマのお金」調査

8割以上の人が中古車を200万円以下で買っている

  • 8割以上の人が中古車を200万円以下で買っている

  • 左の「中古車購入金額」で最も多かったは、100万~199万円で34.4%。一方、「100万円以下」というくくりで見ると全体の49.6%となり、半数の人が100万円以下の物件を購入しているということになる。平均金額を算出すると「124万円」ということで、中古車を買うなら150万円以下という人が多いという結果になった。下の「年間維持費」は、さまざまな地域や車種の平均値だが、中古車の維持にはけっこうな金額がかかるということが見てとれる。

年間維持費平均額

燃料代任意保険料車両保証料金駐車場代点検整備代合計
9万456円4万1972円4万1070円6万851円3万9613円27万3962円

※『Goo-netリサーチ』による2015年の調査結果より。

「安かろう悪かろう」は過去の話か!?最大の節約は価格の安い物件を選ぶことから。

節約車について考えるにあたり、まずは車両価格の安い物件を買うことが一番の節約なんじゃないかという考えが頭に浮かぶ。そこで、価格の安い物件を選ぶことの心構えについて、自動車評論家・清水草一氏におおいに語ってもらった。

  • 自動車評論家 清水草一

    自動車評論家 清水草一

  • 自動車評論家 清水草一

    自動車専門誌から一般誌まで、さまざまな媒体で活躍中のベテラン自動車評論家。ずっと中古車ばかり買ってきたが、久々に新車(S660)を買うことに!

安さと質を同時に求めるのは難しい

できるだけいい中古車がほしい。でもできるだけ出費は抑えたい。中古車選びは常にこの葛藤だ。アタリマエのことである。
しかし、私の経験からいうと、これが完璧に両立することはまずない。つまり「バリバリに良くて安い」中古車は存在しない。これまたアタリマエのことである。昔ならたまにあったかもしれないが、情報化社会の今、そういうことはなくなった。もう掘り出し物はないのだ!安いのにも高いのにも、必ず理由がある世の中になっている。
では、どうすればより満足できる中古車がゲットできるか。
私は、「質」と「価格」のどちらかに集中すべきだと考えている。つまり、徹底的にクルマの質にこだわって価格を度外視するか、徹底的に安さにこだわって質を度外視するかである。今回の特集の場合は、後者のススメですね。
徹底的に安さにこだわって質を度外視。それはまさに「安かろう悪かろう」の世界だが、その安かろう悪かろうが前提の状況で、そこそこいいものを見つけるべく努力するのだ。これは意外と難しくない。
たとえば、古いけど古さを感じさせないデザインのモデルに注目するとか、不人気モデルや不人気色を選ぶとか、過走行に目をつぶるとか、修復歴アリにチャレンジするとかだ。ネガティブな要素が多ければ多いほど期待値は低くなるが、「意外と良かった!」と思えれば、精神的満足感は大きい。「これたったの○○円だったんだよ!」というのは、中古車オーナーの最大の自慢でもあるし。
安さと質の両方を同時に求めるのはムリ。ならば思い切り割り切って、どちらかを優先すると、いろいろな可能性が広がっていく。思い切り価格が安ければ、なにかあってもあきらめもつくじゃないですか。期待値が低いというのは、実は全面的にいいことなのである!

いま清水草一がおすすめする格安モデル

icon 日産 リーフ

1 日産 リーフ

中心価格帯:90万~260万円

クルマの近未来を味わいたいならコレ
初期モデル(2011年式)が軽く100万円を切っている。EVだけに特殊な部分はあるが、4年落ちでこの価格は魅力的。電池の寿命が心配だが、この価格なら勝負を賭けてもいい。

icon スズキ SX4

2 スズキ SX4

中心価格帯:40万~70万円

小型スポーツにSUVの機動性
ズバリ50万~60万円で購入可能。これ以上下がらないあたりまできているが、不人気車ゆえに意外と距離が少なかったりする。デザインはフィアットとの共同開発だけに魅力高し。

icon スバル R2

3 スバル R2

中心価格帯:10万~40万円

デザインモチーフはスバルのルーツ
なにしろデザインは不朽の名作。自動車史に残るほどレベルは高い。それでいて不人気だったので10万~20万円台から購入可能。ビックリするほど好条件のタマがある。

icon トヨタ 先代型 アベンシスワゴン

4 トヨタ 先代型 アベンシスワゴン

中心価格帯:20万~80万円

欧州市場におけるフラッグシップ
このクルマ、クルママニアの間では猛烈に評価が高い。走りがほぼ完全に欧州車そのもので、抜群にいいのだ。欧州仕様の耐久性に賭けて、超格安車にトライしてみるのもアリ。

COLUMN 格安物件の○と×

安さを追求すればいくらでも格安物件を探せる中古車だが、20万円以下クラスの物件について、そのメリットとデメリットを見てみよう。

○ 「支払う金額が少ないので失敗しても我慢できる」

格安車の一番のメリットといえば、支払額の少なさに尽きる。ヘタすれば諸費用以下になってしまう車両価格でも、日常の足として乗りつぶすのであれば十分。また、格安価格で良質物件を見つけた時の喜びは、平均価格車の何倍にもなる。さらに心情として「格安」だと納得して買ったなら、多少の故障や物件のクオリティの低さにも腹を立てることもないだろう。

× 「事故車の可能性もあり修理代が高くつくことも」

走りのクオリティや見た目のキレイさに対しては我慢が必要。さらに、事故車やいわくつきの可能性が高いということもある。結果的に修理代が車両価格以上かかるなんてこともあり、「壊れたら捨てる」くらいの気構えがあったほうがいいかもしれない。これらにこだわらない人、またはギャンブル的要素が嫌いじゃないという人には、格安車もおすすめとなってくる。

ジャンル別に新旧モデルをランキング! 燃費とグレードから選ぶ節約モデル

ジャンル別に新旧モデルをランキング!燃費とグレードから選ぶ節約モデル

節約といえば、やはり最も気になるのは燃費!ハイブリッドカーだけにとどまらず低燃費モデルがつぎつぎに登場している昨今、はたしてその相場はどうなっているのか。最新のJC08モード燃費ランキング上位車を分析していこう。

コンパクトカー Compact car

低燃費車充実のカテゴリー。ブーンやミラージュなど隠れ低燃費車が勢揃いだ。

コンパクトカー燃費ランキング

1位トヨタ パッソ27.6km/L
ダイハツ ブーン
3位三菱 ミラージュ27.2km/L
4位スズキ スイフト26.4km/L
5位ホンダ フィット26.0km/L
6位スズキ ソリオ25.4km/L
三菱 デリカD:5
8位日産 ノート25.2km/L
9位トヨタ ヴィッツ25.0km/L
番外マツダ デミオXD※30.0kmkm/L

※ディーゼル

icon トヨタ パッソ 27.6km/L

手頃で扱いやすいトヨタの最小モデル
軽自動車を除いたトヨタのラインナップのなかで最小のモデル。現行型は2代目で2010年から販売。エンジンラインナップは1.3Lのほか1.0Lが設定され、低燃費を誇る。最高燃費グレードは「1.0X」と「+Hana」。

1 トヨタ パッソ 27.6km/L

中心価格帯:40~110万円

ここ数ヶ月の相場は下落傾向にある。ただし流通物件は初期型に集中しており、2010~2012年式が多い

icon ダイハツ ブーン 27.6km/L

1 ダイハツ ブーン 27.6km/L

中心価格帯:30~60万円

安価で高性能だが流通物件は少なめ
OEMで生産されるパッソの兄弟車。パッソよりスポーティで男っぽい印象。2WDの「CL」グレードが最高燃費で27.6km/Lとなっている。中古車流通量は非常に少ないため、物件探しは苦労しがち。

icon 三菱 ミラージュ 27.2km/L

3 三菱 ミラージュ 27.2km/L

中心価格帯:40~80万円

低燃費性能のために不必要なものを排除
名車の車名を復活させた三菱の基幹コンパクト。徹底的にコストダウンして低燃費と低価格で勝負する隠れた人気モデルだ。1.0Lエンジンを搭載する「M」と「G」が最高燃費グレードとなる。

icon スズキ スイフト 26.4km/L

4 スズキ スイフト 26.4km/L

中心価格帯:50~150万円

欧州でも評価されるグローバルモデル
1.2Lエンジンを搭載するスズキの世界戦略モデル。2010年から販売される現行型は2代目で、シンプルなデザインも高い評価。最高燃費は、「XS-DJE」「XL-DJE」「XG-DJE」の2WD・CVTグレード。

icon ホンダ フィット 26.0km/L

5 ホンダ フィット 26.0km/L

中心価格帯:120~150万円

全性能を高次元でバランスよく搭載
ご存知大ベストセラーコンパクトモデルの3代目。2013年にモデルチェンジしており、1.3Lのガソリンエンジンモデルでも高い燃費性能を実現。最高燃費グレードは「13G」(ハイブリッドを除く)。

ミニバン Minivan

3列シートは燃費で不利だが、シエンタフリードといった小型モデルが健闘!

ミニバン燃費ランキング

1位ホンダ ジェイド18.0km/L
2位トヨタ シエンタ17.2km/L
3位ホンダ ステップワゴン17.0km/L
4位ホンダ フリード16.6km/L
5位マツダ プレマシー16.2km/L
日産 ラフェスタ
7位トヨタ ノア16.0km/L
トヨタ ヴォクシー
トヨタ ウィッシュ
トヨタエスクァイア

icon ホンダ ジェイド 18.0km/L

1 ホンダ ジェイド 18.0km/L

中心価格帯:230~310万円

スタイリッシュなフォルムの最新ミニバン
ハイブリッドモデルを除いたミニバンの最高燃費モデルは、ジェイドの1.5Lターボエンジンを搭載する「RS」。今年5月にデビューしたばかりということでさすがに数は少ないが、すでに中古車物件は出回りはじめている。

icon トヨタ シエンタ 17.2km/L

5ナンバーでもしっかり7人乗り
コンパクトながら両側スライドドアを備えた小型ミニバンで、最新モデルは全グレードが17.2km/Lの低燃費。スタンダードな丸目ライトと、角目ライトの「ダイス」(2011年式以降)から好みのデザインを選ぶことができる。

2 トヨタ シエンタ 17.2km/L

中心価格帯:10~140万円

昨夏まで上がっていた相場が、今年は下落傾向。物件数と価格のバランスを鑑みると狙いは2012年式あたり

icon ホンダ ステップワゴン 17.0km/L

3 ホンダ ステップワゴン 17.0km/L

中心価格帯:200万円以上

登場したての機能的モデル
同クラスボックス型ミニバンのスタンダードともいえるモデルで、今年4月にモデルチェンジした5代目モデルの「B」グレードが最高燃費を達成。他グレードも15.0km/Lと高い燃費性能を発揮する。

icon ホンダ フリード 16.6km/L

4 ホンダ フリード 16.6km/L

中心価格帯:50~180万円

ハイブリッドじゃなくても“いい”燃費
「ちょうどいい」サイズを謳う小型モデルで、低床低重心技術により広い室内スペースを確保。最高燃費は1.5Lエンジンを搭載する「G」グレードの2WD。ヒットしたため、中古車物件も多め。

icon マツダ プレマシー 16.2km/L

5 マツダ プレマシー 16.2km/L

中心価格帯:70~190万円

スカイアクティブと美麗デザインが特徴
ロールーフミニバンのはしりとして初代モデルが1999年に誕生。現行型は3代目で2010年から販売されている。「20Cスカイアクティブ」「20Sスカイアクティブ」グレードが最高燃費となっている。

ハイブリッドカー HV

いつの間にやらプリウスも首位陥落し、気づけばそれ以上のモデルが6台も登場!

ハイブリッドカー燃費ランキング

1位トヨタ アクア37.0km/L
2位ホンダ フィットハイブリッド36.4km/L
3位ホンダ グレイス34.4km/L
4位ホンダ シャトルハイブリッド34.0km/L
5位トヨタ カローラアクシオハイブリッド33.8km/L
トヨタ カローラフィールダーハイブリッド
7位トヨタ プリウス32.6km/L
8位マツダ アクセラハイブリッド30.8km/L
9位レクサス CT200h30.4km/L
10位ホンダ アコードハイブリッド30.0km/L
11位ホンダ インサイト27.2km/L
12位ホンダ ヴェゼルハイブリッド27.0km/L

icon トヨタ アクア 37.0km/L

ハイブリッドカーの頂点は大ヒット車
プリウスのコンパクト版として誕生したハイブリッド専用モデル。1.5Lエンジンベースのハイブリッドシステムを搭載し、「X-URBAN」以外の全グレードで世界トップの低燃費37.0km/Lを誇る。全高は低めでスポーティなイメージ。

トヨタ アクア 37.0km/L

中心価格帯:90~190万円

相場グラフは見事な右肩下がりを描いている。新車で大ヒットしたモデルにつき物件流通量も多く、初期型が登場後3年目を迎えた今はまさに買いの時期

icon ホンダ フィットハイブリッド 36.4km/L

高性能システムで優れたレスポンス
3代目フィットに追加されたハイブリッド版で、フィットハイブリッドとしては2代目となる。1.5Li-VTECエンジンをベースに、7速DCTを組み合わせたハイブリッドシステムが、36.4km/Lの低燃費を実現(「HYBRID」のFFモデル)。

2 ホンダ フィットハイブリッド 36.4km/L

中心価格帯:70~190万円

相場は下がってきてはいるものの、まだ安定はしていない様子。中古物件の流通量は多いが、登場後2年ということで下がりきっていない印象だ

icon ホンダ グレイス 34.4km/L

3 ホンダ グレイス 34.4km/L

中心価格帯:190~240万円

小さいながらも上質なセダン
フィットのセダン版として誕生した小型のハイブリッド専用車。「DX」と「LX」の2WDモデルが最高燃費グレード。昨年末にデビューしたばかりで流通量もまだ少なく、相場もかなり高め。

icon ホンダ シャトルハイブリッド 34.0km/L

4 ホンダ シャトルハイブリッド 34.0km/L

中心価格帯:220~240万円※ハイブリッド以外のモデルも含む。

待望のモデルだが市場流通はこれから
フィットのワゴン版となるフィットシャトルの後継車だが、ネーミングは「フィット」を抜いて独り立ち。車重の重いワゴンながら、フィットハイブリッドに迫る低燃費を実現。まだ中古車は稀少。

icon トヨタ カローラアクシオハイブリッド 33.8km/L

5 トヨタ カローラアクシオハイブリッド 33.8km/L

中心価格帯:80~190万円 ※ハイブリッド以外のモデルも含む。

ハイブリッドはまだ高値安定
「アクシオ」名義では2代目となる、トヨタのスタンダードセダン。燃費性能はワゴン版のフィールダーハイブリッドと同数値となっている。2013年に追加されたハイブリッドモデルは相場も高め。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net6月調べ。「中心価格帯」や「相場グラフ」はすべて現行型のデータ

購入後の維持費から考える“節約車”最新アプローチ

軽自動車 K-CAR

進化を遂げ、ハイブリッドカーを凌駕するレベルに。なかでもアルトは驚異的!

軽自動車燃費ランキング

1位スズキ アルト37.0km/L
マツダ キャロル
3位スズキ アルトラパン35.6km/L
4位ダイハツ ミライース35.2km/L
トヨタ ピクシスエポック
スバル プレオプラス
7位スズキ アルトエコ35.0km/L
8位スズキ ワゴンR32.4km/L
9位スズキ スペーシア32.0km/L
スズキ ハスラー
11位ダイハツ ムーヴ31.0km/L
スバル ステラ

icon スズキ アルト 37.0km/L

伝統のモデルが最高の進化を果たす
2014年末に8代目となったが、徹底的な軽量化を図り、先代の低燃費進化型モデルのアルト エコをも超える低燃費性能を獲得。個性的で存在感のあるデザインも特徴的。最高燃費獲得グレードは、「L」「S」「X」の2WDモデル。

1 スズキ アルト 37.0km/L

中心価格帯:70~110万円

デビュー後半年にもかかわらず、すでに市場には現行型の中古物件が増えている。軽自動車にありがちだが、物件をチェックしてみると、登録済み未使用車も多いとみられ、新車より少しでも安い“ほぼ新品”の物件を手に入れるチャンスでもある

icon マツダ キャロル 37.0km/L

1 マツダ キャロル 37.0km/L

中心価格帯:60~80万円

Mエンブレムをつけたアルト
マツダの伝統的モデルだが、4代目以降アルトのOEMとなっている。7代目となる現行型もアルトの兄弟車で、同じく優秀な低燃費性能を持つ。まだ流通物件は少ないものの、稀少性が高くマニア向けモデルとなっている。

icon スズキ アルトラパン 35.6km/L

3 スズキ アルトラパン 35.6km/L

中心価格帯:データなし

見た目に反して中身は実力派
雑貨のような愛着の持てるデザインをまとったファニーなモデルだが、その燃費性能は本格派。6月にモデルチェンジしたばかりの3代目モデルは、アルト譲りの高い低燃費性能35.6km/Lを発揮する(「X」の2WD・CVTモデル)。

icon ダイハツ ミライース 35.2km/L

その名もズバリイーステクノロジー
HVでもEVでもない「第三のエコカー」として2011年にデビューし、その後の軽自動車低燃費化のきっかけとなったモデル。エネルギー効率の最大化を図ったことで高い燃費性能を獲得(2WDグレードで最高燃費)。

4 ダイハツ ミライース 35.2km/L

中心価格帯:50~100万円

デビュー年より物件数が多いのが2014年式。初期型と同じ70万円台から探せる

icon トヨタ ピクシスエポック 35.2km/L

4 トヨタ ピクシスエポック 35.2km/L

中心価格帯:40~90万円

トヨタで販売される低燃費な軽自動車
ミライースのOEMモデルで、デザイン違いの兄弟車。もちろん性能は同じで、トヨタで新車販売されているものの、ミライースほど中古車の流通台数は多くない。さらに兄弟車として、スバルのプレオプラスがある。

セダン Sedan

伝統のジャンルで、ハイブリッドグレードを除いてもトップに立つのはカローラ。

セダン燃費ランキング

1位トヨタ カローラアクシオ23.4km/L
2位日産 ラティオ22.6km/L
3位マツダ アクセラセダン19.4km/L
4位トヨタ アリオン19.2km/L
トヨタ プレミオ
6位日産 ティーダラティオ18.0km/L
7位スバル インプレッサG417.6km/L
8位マツダ アテンザ17.4km/L
番外マツダ アテンザXD※22.4km/L
番外マツダ アクセラセダンXD※21.4km/L

※ディーゼル

icon トヨタ カローラアクシオ 23.4km/L

燃費を徹底追求した高効率なエンジン
カローラとしては11代目となる伝統の4ドアセダン。日本を代表するクルマとして、基本性能はもちろん、(ハイブリッドモデルを除いた)燃費でもトップに君臨。最高燃費は「1.5G」と「1.5X」の2WD・CVTグレード。

1 トヨタ カローラアクシオ 23.4km/L

中心価格帯:80~190万円 ※ 相場データはハイブリッドモデル含む。

ここ数ヶ月で相場が上下動しているが、5月で登場後3年が経過したことから、今後は安定すると思われる

icon 日産 ラティオ 22.6km/L

2 日産 ラティオ 22.6km/L

中心価格帯:70~110万円

日産の底辺を支える5ナンバーセダン
グローバルで販売されているコンパクトセダン。燃費性能は全グレード共通で、1.2L直列3気筒エンジンを搭載している。流通台数はそれほど多くないが、相場はカローラより低くなっている。

icon マツダ アクセラセダン 19.4km/L

3 マツダ アクセラセダン 19.4km/L

中心価格帯:150~200万円 ※ 相場データはハッチバック、ハイブリッド、ディーゼルモデル含む。

スカイアクティブでガソリンでも低燃費
2013年に登場した3代目となるコンパクトモデル。ハイブリッドも設定されているが、1.5Lガソリンモデル(「15C」「15S」の2WD・ATモデル)も低燃費。まだ流通量も少なく、価格はこなれていない。

icon トヨタ アリオン 19.2km/L

4 トヨタ アリオン 19.2km/L

中心価格帯:50~200万円

低燃費性能とスポーティ感が魅力
「5ナンバーセダンの完成形」を目指して開発された2代目モデル。2007年から販売されているロングセラーモデルで、最高燃費グレードは1.5Lエンジンの「A15」。初期型は100万円以下で狙える。

icon トヨタ プレミオ 19.2km/L

4 トヨタ プレミオ 19.2km/L

中心価格帯:50~200万円

格式の高さを備えたアリオンの兄弟車
アリオンの兄弟車で、こちらは上質感や高級感を備えた5ナンバーセダン。1.5Lエンジンを搭載する「1.5F」が最高燃費グレード。年式の新しい物件はあまり流通していないため、狙うなら初期型。

ワゴン&SUV Wagon&SUV

重量やサイズなどさまざまな制約を押しのけて低燃費を打ち出す優秀モデルたち!

ワゴン&SUV燃費ランキング

1位トヨタ カローラフィールダー23.0km/L
2位ホンダ シャトル21.8km/L
3位ホンダ ヴェゼル20.6km/L
4位ホンダ フィットシャトル18.8km/L
5位スズキ SX4 Sクロス18.2km/L
6位日産 ジューク18.0km/L
7位スバル レヴォーグ17.6km/L
番外マツダ CX-3 XD25.0km/L
番外マツダ アテンザワゴンXD※22.2km/L
番外マツダ CX-5 XD※18.4km/L

※ディーゼル

icon トヨタ カローラフィールダー 23.0km/L

1 トヨタ カローラフィールダー 23.0km/L

中心価格帯:100~200万円 ※ 相場データはハイブリッドモデル含む。

希少な小型ワゴンとして高い人気を誇る
2012年にフルモデルチェンジした、カローラのワゴンモデル。ハイブリッドのほか、1.8Lと1.5Lエンジン搭載車をラインナップする。「1.5G」と「1.5X」の2WD・CVTモデルが最高燃費グレード。今年になり、相場もこなれてきた。

icon ホンダ シャトル 21.8km/L

2 ホンダ シャトル 21.8km/L

中心価格帯:220~240万円 ※ 相場データはハイブリッドモデル含む。

ガソリンエンジンでもワゴン2位
フィットシャトルの後継となるコンパクトワゴン。低燃費性能を磨き、先進的かつ上質なスタイリングを獲得した。1.5Lガソリンエンジンを搭載する「G」の2WDモデルで最高燃費21.8km/Lを達成している。

icon ホンダ ヴェゼル 20.6km/L

SUV人気ナンバーワンのコンパクトクロスオーバー
2013年末に登場したコンパクトSUV。優れた燃費性能とクロスオーバースタイルでSUVの新車販売ナンバーワンとなった。1.5Lエンジン搭載の「G」「X」の2WDグレードで最高燃費。

3 ホンダ ヴェゼル 20.6km/L

中心価格帯:190~260万円 ※ 相場データはハイブリッドモデル含む。

流通物件数は多いものの、登場からまだ3年も経っておらず、相場はまだ高め。あと1年くらいは待ちか

icon ホンダ フィットシャトル 18.8km/L

4 ホンダ フィットシャトル 18.8km/L

中心価格帯:90~160万円 ※ 相場データはハイブリッドモデル含む。

低燃費コンパクトワゴンの先駆
先代フィットのワゴンバージョンとして2011年にデビュー。後継車が車名を「シャトル」としたため、1代限りのモデルに。最高燃費は「15C」「15X」の2WD。120万円以下で狙える。

icon スズキ SX4 Sクロス 18.2km/L

5 スズキ SX4 Sクロス 18.2km/L

中心価格帯:200万円前後

アクティブな外観だが低燃費
今年デビューを果たしたクロスオーバーSUVで、広い室内と荷室を備える。最高燃費は2WDモデルで達成している。登場したばかりということもあり、流通量はかなり少なめ。

COLUMN ところでJC08モードってなんだ? ~カタログ燃費と実燃費の違い~

一定条件下での算出値で比較時の参考として用いられる
現在のクルマのカタログに記載されている燃費値は、「JC08モード燃費」と呼ばれている。これは、国土交通省が規定する数値で、さまざまな走行パターンを交えた一定の測定方法で算出したもの。もちろん実際の走行時は、街中走行か高速走行か、交通の流れがいいか渋滞かなどでも大きく変わってくることから、ほぼすべてのクルマにおいて、実燃費はJC08モードを下回り、その達成率は75~85%程度となっている。

車名JC08モード燃費実燃費
トヨタ クラウンロイヤル10.2~11.4km/L約9.5km/L
トヨタ マークX10.0~11.8km/L約9.0km/L
トヨタ プリウス30.4~32.6km/L約22.0km/L
トヨタ ヴォクシー14.6~16.0km/L約12.0km/L
日産 フーガ8.9~11.2km/L約8.5km/L
日産 スカイライン13.0~18.4km/L約12.0km/L
日産 セレナ12.6~16.0km/L約11.0km/L
ホンダ N BOX21.4~25.6km/L約15.0km/L
ホンダ インサイト22.2~27.2km/L約18.0km/L
スズキ ワゴンR24.2~32.4km/L約20.0km/L
ダイハツ タント26.0~28.0km/L約15.5km/L
ダイハツ ムーヴ25.6~31.0km/L約17.5km/L

クラウン、フーガ、ヴォクシーはハイブリッド以外のデータ。
※実燃費値は本誌独自調査による。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net6月調べ。「中心価格帯」や「相場グラフ」はすべて現行型のデータ

購入後の維持費から考える“節約車”最新アプローチ

自動車保険Q&A  サルでもわかる簡単保険学

任意保険の仕組みや保険料を抑えるコツ、最近話題のロードサービスの内容、通販型保険は本当に安心か・・・など、任意保険の基本からお得技までQ&A方式でレクチャー。保険の見極めも節約への道なのだ。

  • 中古車研究家 伊達軍曹

    中古車研究家 伊達軍曹

  • 中古車研究家 伊達軍曹

    一般企業で働いた後に自動車マスコミ業界へ。その生涯において見立てた中古車は400台を超えるプロの中古車研究家。

Q.1 割安な契約でもいいの?絶対に必要な補償内容とは?

A.1 絶対にケチってはいけない部分は対人・対物賠償

任意保険においても「節約」を目指すのは決して間違いではない。しかしそこには「良い節約」と「悪い節約」があり、後者は絶対に目指してはいけないことを知っておこう。「悪い節約」というのは、絶対にケチってはいけない部分をケチることで保険料を安く抑えることだ。まず「対人賠償」と「対物賠償」は無制限が鉄則であり、ここをケチるのは最悪の手段。同乗者が事故で怪我をしたり死亡したときに支払われる「人身傷害」もケチってはいけない部分だ。できれば無制限、最低でも5000万円は設定しておきたい。
また「弁護士特約」はケチりたくなる部分だが、もらい事故の相手がややこしい人だったりすることもあるので、付けたほうがベターだろう。

Q.2 保険料を抑えるためのコツってなにかありますか?

A.2 ドライバー限定や車両保険レスを選ぶのもひとつの手

Q1の「絶対にケチってはいけない部分」以外の補償レベルを落とすか、もしくは無くしてしまうのは、場合にもよるが悪くない選択だ。
例えばドライバーを限定する「運転者限定割引」や「運転者年齢割引」を適用させれば、保険料をそこそこ抑えることができるだろう。また愛車に「車両保険」を付けたい気持ちはわかるが、ここをいっそ無くしてしまうのも、安価な中古車の場合は悪くない。また車両保険を付けるにしても、自損事故の場合は補償されない「エコノミータイプ」を選ぶという手もある。

Q.3 ネットなどの通販型と、担当者と直に会う代理店型、どっちがいい?

A.3 どちらにもメリットがあるので一概に決めつけられない

どちらが良いというのは一概には言えない。事故が起きた際の難しい法律や細かいお金の話をプロに丸投げしたいなら、割高でも代理店型が良いだろうし、保険会社と直接やりとりするのを苦に思わないのなら、ネット型の低価格はやはり魅力だ。

Q.4 最近はロードサービス付帯型保険が多いが、それって必要な内容?

A.4 事故時の基本トラブルに無料で対応してくれる

最近の自動車保険に付帯されている無料ロードサービスは非常にありがたいものだ。保険会社により細かい違いはあるが、無料レッカーサービスの距離もなかなかのものであり、ガス欠やバッテリーあがり、キーの閉じ込みなど、ありがちな基本トラブルのほとんどに無料で対応してくれる。

Q.5 保険の安いクルマってどんなクルマ?おすすめは?

A.5 基本的には実用車が安いカテゴリーに入る

保険業界には各車の保険料を決める「車両(型式別)料率クラス」というものがあり、ざっくり言うと「実用ファミリーカー=料率低い」「スポーティなクルマ=料率高い」と考えておけばほぼ間違いない。料率クラスが低めなのに運転が比較的楽しいのは、マツダの先代デミオか。

気になる!この土地の月極駐車場代

都市部と地方とでかなり差がでてくる月極駐車場代について、各都道府県ごとの平均額をリサーチして紹介していこう。最も高い&安い都道府県はいったいどこなのか?

気になる!この土地の月極駐車場代

賃貸住まいなどの人が月極駐車場を借りるとなると、それなりの出費となってしまう。今回の調査では、最高値が大阪府の約3万5000円、最安値が山口県と宮崎県の約4300円となった。地価や交通の便にも影響を受けるだろうし、同県内でもその土地ごとの事情で差がでてくるのも事実。屋根のありなしでも変わってくるだろう。自宅から遠めの安い駐車場を探すにしても、ある程度のセキュリティはキープしたいところである。

月極駐車場代の平均額

都道府県駐車場代(平均)月額
北海道約9200円青森県約4900円
岩手県約5300円宮城県約1万8500円
秋田県約5700円山形県約5300円
福島県約5300円茨城県約6200円
栃木県約7000円群馬県約5700円
東京都約3万4400円神奈川県約2万1700円
埼玉県約1万4600円千葉県約1万3800円
山梨県約7600円新潟県約5400円

都道府県駐車場代(平均)月額都道府県駐車場代(平均)月額
長野県約4400円富山県約5700円
石川県約6300円福井県約5900円
静岡県約6700円愛知県約2万6100円
岐阜県約5000円三重県約5900円
京都府約1万6300円滋賀県約5700円
奈良県約7900円和歌山県約6500円
大阪府約3万5000円兵庫県約2万6800円
鳥取県約4500円島根県約5400円

都道府県駐車場代(平均)月額都道府県駐車場代(平均)月額
岡山県約1万2200円広島県約2万2900円
山口県約4300円徳島県約5400円
香川県約8400円愛媛県約6700円
高知県約7900円福岡県約1万6700円
佐賀県約4400円長崎県約5400円
熊本県約4700円大分県約4400円
宮崎県約4300円鹿児島県約5500円
沖縄県約6400円

※本誌独自調査によるデータ。

あの人気モデルは節約車か!? 購入検討車と比較してみよう!  人気車の維持費リアルシミュレーション

購入後、クルマにはいったいいくらかかるのか。Goo-netで特に検索件数の多かった人気車6台について、購入後の年間維持費を算出。実燃費計算による燃料代や保険代などのリアルな数字を参考にして、購入後の維持を見据えた計画を考えてみよう。

維持費算出方法

・燃料代は、1ヶ月で500km走行。ハイオク=150円、レギュラー=140円で計算。
・保険代は、運転者25歳、等級8、対人対物無制限、車両保険ありで算出。
・税金は、自動車税+重量税(1年分)で計算。エコカー減税は年式によるので今回は除外した。

icon 01 トヨタ クラウン

5年以上前のモデルが狙い目 保険代の高さについては仕方なし
国産最高峰に君臨する高級サルーン。新車が高額なことから中古相場も高めだが、5年落ちで半額くらいには値落ちしている。ハイブリッド以外のグレードは決して低燃費とはいえず、修理費用などが高額なことから保険代も高め。

01 トヨタ クラウン

中心価格帯:230万円以上

モデルチェンジから2年経過しても、現行型の値落ちは少ない。先代モデルの初期型であれば150万円程度から狙える

  • 節約車判定 もう少し

  • ●1年間の燃料代:約9万円
    ●保険代:約10万円
    ●税金:6万1400円
    ●1年間の維持費:25万1400円
    現行型はレギュラーガソリン仕様で排気量2.5Lと、驚くほど浪費車ではない。とはいえ、保険は高額で驚かされる

ライバルモデル 日産 フーガ

日産 フーガ

中心価格帯:190万円以上

日産を代表する高級サルーン。現行型はすでに登場から5年以上が経過するも相場は高値安定。燃費や税金の高さで、維持費は年間26万6400円とクラウンより高価になりがち。

icon 02 ダイハツ タント

軽とは思えない広大な室内 1年落ち物件が多数流通
スーパーハイトワゴン型軽のトップモデル。現行型は3代目で、相変わらず高い人気を誇っている。軽というくくりのなかでは維持費はほとんど差がないので、とにかく広い室内空間が欲しいという人にはおすすめの一台。

02 ダイハツ タント

中心価格帯:100~160万円

一昨年末のモデルチェンジで新車時にかなり売れたことから、2014年式の流通物件が多く、狙い目になっている

節約車判定 良い

●1年間の燃料代:約5万5000円
●保険代:約5万5000円
●税金:1万5400円
●1年間の維持費:12万5400円
ボディが大きく重いことで、ルーフの低いハイトワゴン型軽と比べて若干燃費は良くないという見方もある

ライバルモデル ホンダ N BOX

ホンダ N BOX

中心価格帯:70~150万円

室内スペースや使い勝手を軽トップレベルまで高めて誕生したホンダの真打ち。維持費はタントとほぼ同じ。登場翌年となる2012年式は流通量も多く、100万円以下で狙える。

icon 03 トヨタ プリウス

低燃費&低維持費の王様 相場もかなりこなれてきた
現行型で3代目となるハイブリッドカーの元祖。すでにモデルチェンジ後5年以上が経過し、中古車相場も相当こなれてきている。新車販売台数ナンバーワンに輝いただけに、特に2009~2012年式は流通台数が非常に多い。

03 トヨタ プリウス

中心価格帯:80~240万円

現在は順調に相場が下落中。さらに、年末か年明けと噂される新型登場時には、さらに相場が下落する可能性が高い

  • 節約車判定 良い

  • ●1年間の燃料代:約4万円
    ●保険代:約7万5000円
    ●税金:5万1800円
    ●1年間の維持費:16万6800円
    低燃費かつ低排気量ということで維持費は普通車としてはかなり安め。減税処置が付けばさらに減額となるだろう

ライバルモデル ホンダ インサイト

ホンダ インサイト

中心価格帯:30~110万円

昨年春で生産中止となってしまったが、手軽なハイブリッドと扱いやすいサイズが魅力のプリウスのライバルモデル。保険代が安く、年間維持費はわずかにプリウスに勝る。

icon 04 ダイハツ ムーヴ

登場したばかりにもかかわらず流通物件が多く選びやすい
軽の人気を支えてきたハイトワゴン型モデル。6代目となる現行型は昨年末に登場したばかりだが、すでに中古車はとても多くの物件が流通している。低燃費性能と安全性能に優れ、歴代モデル同様「カスタム」も設定される。

04 ダイハツ ムーヴ

中心価格帯:80~140万円

昨年末デビューにもかかわらず非常に流通量が多く、相場も上記グラフのとおり下降気味で推移している

  • 節約車判定 良い

  • ●1年間の燃料代:約5万円
    ●保険代:約5万5000円
    ●税金:1万5400円
    ●1年間の維持費:12万400円
    新車では軽自動車税が増額されたが、中古車は従来のまま。燃費性能も高く、維持費に関しては特に心配なし

ライバルモデル スズキ ワゴンR

 スズキ ワゴンR

中心価格帯:80~140万円

ムーヴとともに一時代を築き上げた軽のスタンダード。現行型のデビューはちょうど3年前で、流通量、相場とも安定してきたところ。維持費はムーヴとほぼ変わらず。

icon 05 トヨタ ヴォクシー

箱形ミニバン御三家のひとつ中古相場はまだ高値をキープ
ステップワゴンセレナと三つどもえでミニバンの販売トップ争いを続けるノアヴォクシー兄弟。3代目となる現行型は昨年登場し、新たにハイブリッドもラインナップされて、使い勝手の良さに加えて燃費性能を高めた。

05 トヨタ ヴォクシー

中心価格帯:210万円以上

デビューして1年半が経過したものの、まだ相場はこなれていない。狙い目は先代モデルの2010年式あたりか

  • 節約車判定 普通

  • ●1年間の燃料代:約7万円
    ●保険代:約8万円
    ●税金:5万5900円
    ●1年間の維持費:20万5900円
    燃料代はガソリンエンジンのグレードで算出。保険は安めだが、合計値はライバルのセレナとほとんど変わらない

ライバルモデル 日産 セレナ

日産 セレナ

中心価格帯:120~230万円

2010年にフルモデルチェンジして現行型に。先代型も同クラスミニバントップの販売を誇ったが、全方向で性能を高めている。登場後3年の初期型は相場も下がって狙い目。

icon 06 日産 スカイライン

生まれ変わった伝統モデル維持費は高いが満足感も高い
登場初期はハイブリッドのみの設定で、日産ではなくインフィニティエンブレムを付けるなど、歴代モデルとの決別を果たしたスポーティセダン。スポーティな味つけとはいえ、上質感や乗り心地なども追求されている。

06 日産 スカイライン

中心価格帯:270万円以上

流通台数が少ないこともあり、相場は高め。2.5Lガソリンエンジン搭載モデルであれば300万円以下でも見つかる

  • 節約車判定 もう少し

  • ●1年間の燃料代:約7万5000円
    ●保険代:約9万5000円
    ●税金:7万8500円
    ●1年間の維持費:24万8500円
    上流層向けに企画されただけに維持費もそれなりにかかるが、それだけの上質感や満足感を得られるモデル

ライバルモデル トヨタ マークX

トヨタ マークX

中心価格帯:120~220万円

マークIIの流れを汲むミドルサルーンで、マークXとしては2代目となる。維持費はスカイラインと良い勝負。2009年式の初期型であれば150万円前後で多くの物件から選べる。

まとめ 維持費の安いモデルは増えつつある!最適モデルを見つけよう

エコカーの減税・免税措置は、同車種でも排気量やグレードに よって異なってくる。各社のHPなどを見てチェックしよう

エコカーの減税・免税措置は、同車種でも排気量やグレードに よって異なってくる。各社のHPなどを見てチェックしよう

クルマには、購入後にさまざまな費用がかかる。とはいえ、駐車代は居住地域によるので、クルマのためだけに引越しするわけにもいかない。保険代も、車種による影響より、契約項目が金額を左右するところが大きい。契約会社は厳選できても、内容で大きく節約するのは難しい。
そうなると、低燃費車や税金の安いクルマを選ぶのが維持費節約への近道。年式などの影響も大きいのでここでは紹介していないが、減税措置などを活用することで、節約道はさらに極めることができるだろう。

※すべての価格は参考価格です
※中古車市場データはGoo-net6月調べ。「中心価格帯」や「相場グラフ」はすべて現行型のデータ

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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