ホイールを交換して起きるロードノイズの原因とは

車を運転している時に車内に響く「ゴー」「コー」「ガー」という音。なんとなく耳障りで気になってしまうこの音は「ロードノイズ」と言います。ここでは、ロードノイズは何が原因で発生するのか、どう対処すればいいのかについて紹介していきます。

この記事の目次

1. ロードノイズはどのような条件下で発生するの？
2. タイヤ・ホイール交換をした際に発生するロードノイズの原因とは
3. タイヤ・ホイール交換でロードノイズが発生した場合の対処法

ロードノイズはどのような条件下で発生するの？

ロードノイズとは路面とタイヤの摩擦・衝突によって発生する騒音です。発生元はタイヤにあり、タイヤの溝が地面と接した際、圧縮された空気がタイヤの回転によって解放される時に出る音とされています。タイヤの溝や熱膨張などによる硬さが関係しているとも言われ、タイヤで発生したノイズは、サスペンションから車体へ伝わり、車内に響くという仕組みとなっています。

ロードノイズの発生原因として、「タイヤのインチアップ」や「ホイール交換」が挙げられます。純正品のホイールを履いていた時は気にならなかった音が、社外品に変えたとたんロードノイズが響くようになったというケースが多々あります。社外のホイールやタイヤに変えると一般にはインチアップするため、高速道路の継ぎ目やアスファルトの目地段差のショックを受けた際の乗り心地が悪くなりロードノイズも発生しやすくなると言われています。

ではタイヤ・ホイール交換でロードノイズが発生した場合は、どのように対処したら良いのでしょうか？一番良い方法は「タイヤを元の状態に戻す」ことです。社外品は純正品に戻す、インチアップはインチダウンをすると良いでしょう。それが難しい場合は足元に敷くフロアマットを「低減マット」にすることや、タイヤの熱膨張を抑える為にタイヤの空気を窒素に変えるなどの方法もあります。タイヤのサイズもホイールも変えないで完全な防音対策をしたいという人は、整備工場などで車の内装に防音材を張り付けてもらうなどの対処法もあります。しかし、最終的には車とタイヤの相性がロードノイズの主要因ということもあり、その他の防音対策で劇的な効果を望むのであれば、車体側への静音対策を施す必要があると言えます。タイヤを交換する以外でロードノイズを軽減したい場合は、どのような対策法が選択肢としてあるのか、整備士の方とよく相談をして進めることをおすすめします。