レガシィアウトバック(スバル)の口コミ・評価：ロングドライブで真価を発揮するパッケージ（2014年10月）

ロングドライブで真価を発揮するパッケージ 投稿日：2015年04月30日※レビューの内容は投稿時のデータです。

4.0

【総合評価】
　メインは北米市場だが、大型化されたボディを採用するアウトバックはレヴォーグと差別化されていてスバルの最上級モデルにふさわしい仕上がり。リフトアップされたボディは頼もしさを印象づけ、どこか冒険心を煽るデザインだ。４ＷＤメカは新世代のアクティブトルクスプリット方式を採用する。これはＶＤＣから得られたデータによって低ミュー路での空転やタイトコーナーブレーキング現象を補正するタイプで、走行状況に応じてトルク配分を変化させるもの。さらにスタックしそうな場合にスイッチを押すことで走破能力を向上させるＸモードを標準装備。ヒルディセントコントロールも備えるので急勾配や悪路でも万全の走りが得られる。キャビンはさすがにゆったりとしており、ラゲッジルームも広大。ロングドライブも難なくこなす実力はスバルの魅力と言えよう。

【良い点】
　搭載される２．５Ｌ水平対向４気筒エンジンは吹き上がりが軽やか。スペックの向上はわずかだが、力強さも感じさせるユニットに仕立てられている。足まわりも安心感のあるセッティングでコーナーでのロールもうまく抑えられている。大径タイヤのゴツゴツとした感触を伝えないフラットな乗り味も良好。スタブレックス・ライドのダンパーも乗り心地に大きく貢献しているようだ。最新のアイサイトバージョン３の標準化も評価したい。

【悪い点】
　インパネにはソフトパッドが張られるなど、クオリティのレベルアップも見逃せないが、デザインはさらに魅力あるものとしてほしい。

• 外観4.0
• 乗り心地4.0
• 走行性能4.0
• 燃費・経済性4.0
• 価格4.0
• 内装4.0
• 装備4.0

一条 孝

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