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リアシートへの乗降性を考え、観音開き式のドアを初めて採用した、世界の市場をリードする最高級サルーンロールスロイス(Rolls-Royce)ファントム(Phantom)。新たに導入されるロングホイールベースモデル「EWB(エクステンディッドホイールベース)」は、リア・コンパートメントにさらにゆとりを持たせるために、標準モデルと比較してBピラーの後側が250mm延長。拡大されたゆとりのスペースには、予め用意されたオプションとは異なる、様々な特注機能を自在に付け加えることも可能となり、様々な特別仕様を装備できるロールス・ロイス社伝統の「ビスポーク・プログラム」の可能性をより広げたことが最大の特徴となっている。新モデルはすべて社内で手作りされ、設計からエンジニアリング、組立まで標準モデルのファントムとまったく同じ方法でロールス・ロイス社によって造り上げられる。標準モデルのファントム同様、アルミニウム製スペースフレームを採用。新モデルに合わせ、製造の段階より長い成形部品を採用することでボディの延長を実現している。これにより、ボディの捻れ剛性は損なわれることなく、従来のファントムの優れた動的性能と洗練された走りがそのまま維持、カスタマーからの具体的な注文に合わせて、すべて手作りで製造される。パワーユニットは、排気量6750ccのV型12気筒エンジンを搭載し、最大出力は453馬力、最高速度は時速240キロを誇る。 |