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ダイムラー・クライスラー社の100%出資子会社であるマイクロ・コンパクト・カー・スマート社(MCC SMART)が、「最小限のボディサイズで最大限の安全性、快適性、環境適合性」を実現することをコンセプトに開発したコンパクトカーがスマート。全長約2.5m×全幅1.5mのボディサイズながら、乗車定員の2名が快適に過ごせる居住性を確保するシティ・コミューターである。ボディはスマートクーペとオープントップのスマートカブリオ、軽自動車となるスマートKの3タイプ。カブリオのルーフは3ウェイオープントップ(TRITOP)と呼ばれるキャンバス製。スイッチによりルーフがスライドしオープンに、ディタッチャブルルーフフレームを取り外せばフルオープンになる。リヤに搭載されるエンジンは598ccの直3OHCインタークーラー付きターボ。55ps/5250rpm・8.2kgm/2000-4500rpm(オーバーブースト時:9.0kgm/2500-4000rpm)の最高出力と最大トルクを発生。フロント/マクファーソンストラット、リヤ/ド・ディオン式のサスペンションを介して、後輪を駆動するRR方式となる。フロアに配置されるトランスミッションは、トルクコンバーターを持たない、オートクラッチ式の6速マニュアルモード付きAT(SOFTOUCH)。安全装備としてデュアルエアバッグ、エレクトロニック・トラクション&スタビリティ・コントロール、ABS、フォースリミッター&テンショナー付きシートベルトを標準で装着する。ハンドル位置はカブリオは左のみとなる。 |