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GM(ゼネラルモーターズ)最高級ディビジョン「キャデラック(CADILLAC)」。「STS」/「STS-V」は、5mを超える堂々としたボディに、FR(後輪駆動)を基本とした上級ラグジュアリーパフォーマンス・セダン。2008年モデルでは、内外装の一部変更とともに、パワートレーンにも変更を加え、よりパフォーマンスと安全性を高めている。フロントマスクを新型「CTS」と同様新しいキャデラックデザインとし、大きな開口部をもつフロントグリルは、フロントバンパーを挟んだ下部のエアインテークと同じデザイン、全長が5,020mmに大型化となっている。インテリアでは、ステアリングホイールのデザインと、ウッドパネルの素材をサペリウッドに変更、さらにウッドパネルのセンタースタックにメタリック・モールディングを追加している。また、2008年モデルのSTSには、右ハンドル車を追加設定している。エンジンは、4.6L V8DOHC(324馬力)と、新型ユニット直噴3.6L V6DOHC(311馬力)の2機種を搭載。クラッチ操作なしのマニュアル操作が可能な、ドライバー・シフト・コントロール(DSC)付き電子制御式6速オートマチックと組み合わせる。ハイパフォーマンスライン「Vシリーズ」キャデラック「STS-V」は、最高出力446馬力/最大トルク60.8kg・mのスーパーチャージャー付V8 4.4Lエンジンを搭載。エクステリアは、専用ステンレス製ワイヤーメッシュグリル&ロワーグリル、空力性能を考慮したフロントバンパースカート、さらに左右のフォグランプ下部にブレーキ冷却用ダクトを加えるなど、より精悍でスポーティな印象を与えるもの。今回、レーン・ディパーチャー・ウォーニング・システムと呼ばれる新機構を導入、フロントウインドシールド内側上部に設置されたカメラが、道路上の車線を示す白線を認識。車線を逸脱した場合に、チャイム音とスピードメーター内に警告が表示されるという予防安全システム設定車を用意する。 |