「XV」は、インプレッサの派生モデルとして生まれたコンパクトクロスオーバーです。日本国内ではXVですが、米国では「クロストレック(Crosstrek)」という呼び名で親しまれています。そんなXVが誕生したのは2010年6月のことで、ハッチバックとSUVを掛け合わせた「クロスオーバーSUV」というジャンルに属しているのが特徴です。もともとは「インプレッサXV」という車名の派生モデルとしてデビューしたこともあり、XVは主要メカニズム以外のボディなども、インプレッサ スポーツと共用でした。高い安全性能を搭載している車としても知られているXVは、2016年度自動車アセスメントでは「衝突安全性能評価大賞」を受賞しています。そんなXVの2017年5月に登場した現行モデルのインテリアはスバルのデザインフィロソフィーである「Dynamic×Solid」を反映したものとなっています。シートの座り心地を追求し、ステッチなどの細部までこだわり抜いたインテリアが、ドライブの快適性やデザイン性を高めています。さらに新プラットフォームを採用することで、ゆとりのある室内空間を確保しました。前席だけでなく後席の足元にもゆとりを持たせることにより、優れた居住性を実現。乗車したすべての人にストレスを感じにくい車内となっているため、長時間のドライブでも快適に過ごすことが可能です。荷室についても十分に確保されているため、不便さを感じにくい仕様になっています。運転シーンでは、視界性の良さを感じることができるのが特徴です。サイドウィンドウのエリアが大きく、リヤクォーターガラスを装備していることから、前方の視界はもちろん、後方視界も確認しやすくなっています。視界が広くなることで、ドライバーが怖さを感じるシーンのひとつである高速道路での車線変更なども安心して行うことが可能です。これらはXV全車共通の特徴ですが、他にもグレードごとにインテリアに細かい違いがあります。グレードについてですが、1.6Lエンジンには「1.6i アイサイト」と「1.6i-L アイサイト」の2つがあり、e-BOXERでは「2.0e-L アイサイト」「2.0e-S アイサイト」「アドバンス」の3つが設定されました。グレードごとの位置づけとしては、価格を抑えた廉価版グレードの「アイサイト」、実質的なエントリーグレードの「L アイサイト」、充実装備の上級グレードの「2.0e-S アイサイト」、デザイン性を高めた最上級グレードの「アドバンス」が用意されています。※記載の文章は、2021年7月時点の情報です。