「ポーターキャブ」は、軽商用車の「ポーター」シリーズのひとつです。このシリーズは、ボンネット型トラック・バンが用意されている「ポーター」と、キャブオーバー型トラックの「ポーターキャブ」で構成されています。外装色の変更などのマイナーチェンジは行われたものの、販売終了まで約20年もの間、フルモデルチェンジされることはありませんでした。なお、スズキ「キャリイ」のOEM供給を受ける「スクラム」が後継モデルとなっています。1969年3月発売モデルは、360ccの直列2気筒2ストロークのエンジンが搭載されていました。1973年には、エンジンが空冷の直列2気筒から水冷の直列2気筒に変更されました。1977年の大規模マイナーチェンジによって、「ニューポーターキャブ」に名称が変更されるとともに、エンジンの排気量は550ccに引き上げられています。なお、1983年には、2気筒SOHCバルカンIIエンジンに変更となりました。