1996年にホンダからリリースされた「ステップワゴン」は、「家族みんなの使い勝手=ユーティリティをデザインするクルマ造り」をコンセプトに開発されたライトミニバンです。FF方式のレイアウトが採用されたことで、5ナンバーサイズの中では広い室内空間が確保されており、シート面とフロア面にフラット設計がなされた室内は、優れた機能性も備わっています。このクルマの5代目モデルとなる2017年9月発売モデルには、「G」「B」「G ホンダセンシング」「G・EX ホンダセンシング」などのグレードがラインナップされています。安全装備については、Honda SENSINGが誇る8つの基本機能を全てのタイプに標準装備しており、ステアリングとブレーキの各機構の制御技術と、車両の前方の状況を認識する技術により、事故の防止や安全運転に寄与するシステムが組み込まれています。なお、ボディカラーは、黒系の「クリスタルブラック・パール」などメーカー標準が4色、メーカーオプションが3色の計7色用意されています。2022年1月に発表された6代目は、「#素敵な暮らし」をコンセプトとして、STEP WGN AIR(ステップ ワゴン エアー)、STEP WGN SPADA(ステップ ワゴン スパーダ)の2つのタイプが設定されました。スパーダには派生モデルとしてSTEP WGN SPADA PREMIUM LINE(ステップ ワゴン スパーダ プレミアムライン)も設定されています。エクステリアはシンプルで上質感ある「AIR」、力強く品格ある「スパーダ」とキャラクターの違いが表現されています。インテリアは、水平基調でノイズレスなデザインにすることで乗る人の視野を安定させ、乗り物酔いしにくいクルマを目指しています。家族が自由に過ごせるようシートアレンジも多彩で、2列目シートは前後だけでなく左右にもスライドできる構造となっているほか、3列目シートは着座位置を高くし開放的な視界を確保、またシートクッションの厚みを増して快適な座り心地を実現しています。そのほか、このクルマの特別仕様車については、2008年8月発売モデルにラインナップされている「G スマートスタイルエディション」「G HDDナビ スマートスタイルエディション」や、2010年10月発売モデルに設定されている「G HIDエディション」などがあります。※記載の文章は、2022年1月時点の情報です。