車検『パレット』　ミラーウインカー修理　点検｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でご入庫の【パレット】
右ドアミラーウインカーが点灯しません。

ウインカーが点灯しない原因は、ミラーウインカーのレンズに
亀裂（外的接触）が入った事で内部に水分が侵入した為です。
ウインカーが点灯しないままでは保安基準不適合となり、
車検に合格しないので交換を行います。
最近のドアミラーに取付くタイプはLEDが点灯するもので、
アッセンブリ取替が一般的です。

まず初めに、サイドミラーの鏡部分を取り外します。
方法は手で剥がすように行うのですが、鏡（ミラー）の
嵌め込み接続部にある樹脂をドライヤーで熱を加え柔らかく
したうえで作業する事が確実です。
そのひと手間がないと鏡部分を外す際に、力に耐えられず
ミラーが割れてしまう可能性あります。（実際あります）

鏡が外れたら、内側からマイナスドライバーを使用し
カバーの爪を起こしてながら外します。
カバー自体がビスで取付いている訳では無く、バチンと嵌る
タイプなので、外側からムリに外すと割れたり傷が入る可能性
があります。

カバーを外すとウインカー部分が露出します。
ここで、作動電源を確認します。
稀に、ドアの開閉が多い箇所はドアハーネス断線も予想され
るので、念押しの点検を行っておきます。
デジタルサーキットテスターを繋ぎ問題なく作動電源が確認
できたので、ウインカー本体の不具合と確認。
新品のウインカーへと繋ぎなおし点灯確認。

問題なく点灯しウインカーミラーの部品交換は完了です。

点検時に見つかった箇所で、右側フロントの
『ABSセンサー』と『ブレーキホース』です。

コチラの二つに動作的な問題があった訳ではなく、
現状の在り方に驚きました。

しっかり車体に固定されるべきはずの部品がぶらぶらで
今にも何処かに引っ掛かりそうな状態でした。
お客様自身で何か作業は行ってはおらず、他店での修理整備は
何度かあるが・・・・との事でした。
まずはあるべき状態に取付ます。

どちたにしても、作動的な不具合が起きなかった事
が幸いでした。
もし、『車検点検』が行われていない場合で、ブレーキホース
がホイールで擦れてオイルが漏れブレーキが効かなくなったら
の不具合を考えるとゾッとしてしまいます。

定期的な点検を行う大切さを改めて痛感しました。