ＣＶＴ発進時ジャダー　ＡＴＦ交換　添加剤ＳＯＤ-１　｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回の作業ご紹介は、ホンダフィットのジャダー（発進時の振動）の改善予防作業のご紹介です。
AT（オートマチックトランスミッション）の複雑な動きは、ATF（オートマチックフルード）
に支えられており鉄粉などの汚れが溜まると異音や燃費が悪くなるなど様々な問題が生じます。

ATFの交換とスタートクラッチの当り調整作業に合わせてオイル添加剤を注入します。
今回使用する添加剤の効果や詳しい内容は写真に載せますが、洗浄効果で機械内部をクリーンに保ち
オイル寿命延長の効果により頻繁にオイル交換する事がない箇所への予防整備にも効果的です。
個人的な見解ですが、今回使用するＳＯＤ-１は、特にＣＶＴスタートクラッチの発進時の振動に対して
マイルドになる効果も体感できています。

余談になりますが、ATF交換方法は種類があります。
・循環吸引方式
ATFレベルゲージから交換する方法 いわゆる主流の「上抜きタイプ」。
オイルパンに溜まったものを排出吸引→新油注油の繰り返し
スラッジを巻き上げずに交換ができ結構メジャーな方法。

・圧送交換方式
ATオイルクーラーラインから交換する方法 でトルコン内部のATFを強制排出して循環 。
汚れたATフルードが廃油タンクに溜りつつ、新品フルードが自動的に充填されていく方法。
つまりオイルラインに流れてくる汚れたATフルードを抜きながら同量の新品フルードを送り出す仕組み。
スラッジを巻き上げますので走行距離が経過してからですと 油圧系に巻き込む恐れがあるためこの方法
が取れない場合もありますが、フルードの交換効率（古油との混じり）が高いです。

等、一般的な大まかに２種類があります。
ですが、今回は下抜き（ドレン排出）でスタートクラッチの当り調整を同時に行っております。
施工手順に沿って作業を進めます。

規定量の7％添加剤を注入するため３００ｍｌを計ります。
適当な量を注入するわけではありませんので注意が必要です。
確実に作業する為、注射器に注いで添加します。

ＳＯＤ-１添加後、数分アイドリングしオイルレベルの量を確認。
試運転で「ハッキリ」と判る改善が即時体感できる内容です。