セレナ　スパークプラグ・コイル交換｜車検・点検・修理のグーネットピット

今回のご紹介作業は、【セレナ】スパークプラグとＩＧコイル交換です。
まずお客様より「走行中にガタガタする」とのお話で入庫し故障箇所を
お調べする為にコンピューター診断機へと繋いでいきます。

検出結果は画像の通り、スパークプラグの失火（４）
Ｐ０３０４とは４気筒目のスパークプラグが火花を出していない事を意味します。
並列４気筒エンジンの場合は、クランクプーリーがある側から１番と数えます。
４番目は最も後ろ側です。

セレナはプラグを交換する際インテークマニホールド（空気を各シリンダーに分配する管路）を
取り外さなければいけませんが、４番のプラグは運よくアプローチできるため
カバーのみを外し効率よく確認作業を進めることができました。

イグニッションコイル（高電圧を作り出す変圧器）がプラグに被さるよう
取り付けてあるのでそれを外しプラグを抜き取ります。

抜き取ったプラグの先端（ギャップ）が消耗しており、これでは火花も届くことなく失火の原因となる事が確認できました。
屋根から屋根へ飛び移り移動している人がいたとして、屋根との間の距離が伸び
飛び移ることができなくなったイメージです。

プラグの新旧を比較してみましょう。
ギャップの違いが明らかに異なります。

スパークプラグのリークバリア部分に黒い跡があり、ここから電気リークして先端に電気
が届かなかったと判断できます。
丁度、イグニッションコイルの装着時に同じ所に方もダメージを受けている事がわかります。

今回は、プラグと一緒にイグニッションコイルも交換が必要となりました。
イリジウム系のスパークプラグの寿命は１０万キロと言われています。
交換時期に取替ておけばイグニッションコイルが損傷する可能性が低くなります。
〔その時〕は大丈夫でもしっかりと予防整備を行うことでトータル的な出費を抑えることができる場合がお車には多いです。
ちなみにプラグ1本の価格は１本２０００円前後、コイルの価格は１本約1万円。
コイル４本全てが駄目になってしまった場合のお財布へのダメージは大きいです。
残り３本のスパークプラグ取替もお勧めですが、インテークマニホイールド脱着も作業に含まれる為、
お見積もりをご提示してお渡しとなりました。