エンジンオイル・エレメントのパッキンが損傷しオイル漏れ。自動車用を取付て凌ぎました　日立（クボタ）：トラクター｜車検・点検・修理のグーネットピット

「ついでにみでってケロ～」っと・・。お車ではなくトラクター。お車の件でお伺いしており、丸っと別件になります。状況はオイル漏れが酷くエンジンからの模様です。最初は「ポッたんポったん」レベルだったそうですが、今は「ダダ漏れ」との事。農機具や重機は畑違いなので・・「直せるかわかんないです。し、農機具屋さんは？」とお聞きすると、「今日から休みよ～。困った～」と。世の中三連休ですね。
始動した瞬間にボタボタ～と。動画を撮ってる余裕はありません。周辺の地面にも漏れたオイルが虹色になってました。場所はオイルエレメントの周辺です。エレメントを取り外してみると、ゴムパッキンの一か所が完全に切れていました。これでは油圧に耐えません。
オイルはレベルゲージに付いてこなかったので補充。農家さんの多くは、こういった機械をご自身でオイル交換をします。ので、ご自宅にオイルを持っているものですね。
では、「お約束はできません。が、自動車用のオイルエレメントが合えば・・・」で、調べます。大事な所は、取付のネジピッチ、外径（Oリングの接触径）です。
この車両（トラクター）を調べて、適合表に照らし合わせてみます。

「お～、イケそうなやつあった」
高さが若干、側面カバーに干渉しそうですが、とりあえず漏れを止めて、繋ぎで使う分には良いのでって事でチョイス。
周辺をパーツクリーナーで掃除。燃料フィルターはステーごとズラしています。
エレメントのOリングにグリースを塗布し、取付締め付け。

あまりやらない事なので、漏れ点検では少し緊張。エンジンを始動し確認。オッケーです。確認の様子はこちら↓↓

側面カバーを取り付けると、クリアランスは１ｃｍある？って所でした。
畑までの私道に残った雪を、トラクターバケットでかたずけるのに、時間が勿体ないってことでした。シーズンですから、お役に立ててなによりです。
余談ですが、
毎年、春先にエンジンオイルの交換はされてるとの事です。が、オイルエレメント（フォルター）は思い返しても、しば～らく交換した記憶が無い模様。
「今年のオイル交換の時は、ちゃんとしたエレメントを農機具屋さんへ頼んで交換して下さい。カバーに接触するギリギリなのでー」っとお伝えすると。
「このままでしばらくええべ～。カバー曲げられるんだったら曲げて、隙間出してってケロッ」っと・・。って事で、少々曲げちゃいました。クリアランスOKです。
オイルエレメントのパッキン不具合は、自動車でも実際起こってます。締め付けはシッカリしてあっても、ゴムパッキンなので劣化していくのですね。
定期交換お願いいたします。