山形カップリング交換　４ＷＤ異音

ミッション・駆動系修理・整備

2016年10月01日 16:36山形カップリング交換　４ＷＤ異音

山形カップリング交換　４ＷＤ異音

スズキ「ワゴンＲ」異音修理でのご入庫となります。
異音発生タイミングは走行中のコーナリング時ハンドルを
左右どちらに切っても「ゴワぁーン」と音が発生していました。
直進時は異音が発生しません。
曲がっている時に四輪全てが駆動している場合、内輪差が生じ
【タイトブレーキング現象】が起こります。
では、【タイトブレーキング現象】とは何かのご説明ですが
４ＷＤ車でハンドルいっぱいに切り旋回すると
ブレーキをかけたような状態になり走行抵抗が大きくなります。

この現象は前・後輪に回転差（内輪差）が生じるために起きる現象です。
一昔前などのジープなどは、抵抗で動けなくなる場合もあります。

山形カップリング交換　４ＷＤ異音

さて、その【タイトブレーキング現象】を緩和してくれるのがカップリングなのです。
駆動を補助してくれるカップリングが壊れてしまうとどうなるか、
というと前記述の異音「ゴぉー」　とかなり不快な音がします。

カップリングの仕組みとしてはインナープレートとアウタープレートが交互に配置されていて
その内部に粘度の高いシリコンオイルが封入されています。
回転差が生じていない時は、一体となって回転する為差異はでません。
が、回転差が生じれば回転速度の遅いプレートと速いプレートの差異が生まれ
ますが、「タイトコーナーブレーキは起こさないが動力は伝える」事を行います。
なかなかに難しいですが、結局カップリングが故障で異音が
発生している為に、良品に交換すれば全て解決します。
新品は6万円と高額なためにお客様とご相談し質の良い
リビルト品と交換させて頂くことに。

長くなりましたが作業工程のご紹介に移ります

山形カップリング交換　４ＷＤ異音