山形ステップワゴン　ていねい車検　ブレーキフルード測定　交換

法定点検

2016年09月10日 17:19山形ステップワゴン　ていねい車検　ブレーキフルード測定　交換

新車３年目の初回車検でご入庫。
「ステップワゴン」ブレーキフルード交換作業のご紹介です。
初めにブレーキフルードとは自動車などの液圧 (油圧) 式ブレーキにおいて、
油圧系統内に充填される液体でありブレーキオイルとも呼ばれる事もあります。
ブレーキフルードは画像に写るタンクの中に充填されています。
中身は茶色のような色をしていますよね？　しかし基本は透明色なので、
汚れている事が一目瞭然ですね。

ブレーキフルードは車に使われるエンジンオイル等とは違い
流動性・耐熱性に優れますが、湿気に弱く水に溶け中和してしまいます。
ブレーキフルードに求められていることは
（圧力による体積の変化が小さい）（-50 ℃ でも凝固せず200 ℃ でも沸騰しない）

劣化が進めばこれらの条件をクリアできなくなります。
原因としては液体の主成分が「ポリエチレングリコールモノエーテル」
通称グリコールエーテルは吸湿性が高く使用されているうちに
水が混ざり沸点が徐々に下がります。
高い沸点で保たれているグリコールと水分が
混ざれば混ざるほどに沸点が下がってしまいますので
沸騰温度を測定する事で劣化具合の目安になります。
ちなみに２～３年毎に交換が推奨されてはいますが、車検整備時の
必須項目ではありません。（交換せずとも不適合ではありません）

山形ステップワゴン　ていねい車検　ブレーキフルード測定　交換

ていねい車検コースでは、タンクのブレーキフルードを抜き取り沸点を測定します。
結果は１６８度・・当社では沸点が１７０度以下となる場合は劣化と判断しています。
お客様にご連絡し、取替のご了解を頂きました。
フルードチェンジャーを使い加圧しブレーキフルードを交換していきます。
ブレーキキャリパー四つからもキチンと抜き取り、新しいＤＯＴ３（沸点２０７度）
のブレーキフルードを入れていきます。
タンク内をまずは抜きとります。（バキューム）

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