エンジンルームからコトコト異音　エンジンマウントの劣化　ニッサン：モコ

ミッション・駆動系修理・整備

2020年03月23日 10:45エンジンルームからコトコト異音　エンジンマウントの劣化　ニッサン：モコ

信号待ちなどで、Ｄレンジ（オートマの通常使用）で停止状態の時、
コトコトとエンジンルームから音と振動が大きく感じます。
音の状態はこちら↓↓

車両はニッサン：モコ。スズキからのＯＥＭ（ＭＲワゴン）車両です。
この車両のエンジンマウントは３ケ所で、理想は３ケ所全ての取替です。
音が発生している状態で、各マウントにドライバーで力を加えると、ＡＴ
ミッション前側のマウントが一番影響している模様でした。
そこで、ＡＴ側の１ケだけをまずは取替してみる事に。
早速リフトアップし、作業開始です。
いきなりですが下側からのナット２ケを取り外します。上からもボルトが
１本取り付いてるので、ガコッと下がる心配はありません。
（支えがないと、エンジン・ミッションが傾き、ラジエターファンを潰し
たり配線が切れたりするので、車両によって違うので注意が必要です）

エンジンルームからコトコト異音　エンジンマウントの劣化　ニッサン：モコ

車両を下げてＡＴミッション上側のいろいろを取り外して行きます。
ラジエターサブタンク、バッテリーなどです。
ＡＴ下側をジャッキで支えて、マウントを外します。
マウントに取付くスタッドボルト（ガイド用）が長いので、ブラケットごと
取り外します。

エンジンルームからコトコト異音　エンジンマウントの劣化　ニッサン：モコ

折り返しで取付。
ジャッキの支え具合（高さ）を調整しながら、ボルト・ナットを覗かせて
いきます。
上からの１本が確実に締まったら、ジャッキは解除。
リフトアップし、下からのナット２ケを締付ます。

エンジンルームからコトコト異音　エンジンマウントの劣化　ニッサン：モコ

ＡＴ側のマウントは取付完了。
組戻す中で、バッテリーも新品にさせて頂きました。
症状の結果で、異音は無くなりました。
そこはＯＫです。
ただ、若干の振動は残っております。（気になるレベルでは無いです）
年式や、走行距離を考えると、残り２ケを交換するまでには予算的に至り
ませんが、ゴムマウントの劣化が与える影響は大きいです。

エンジンルームからコトコト異音　エンジンマウントの劣化　ニッサン：モコ