- エンジン関連修理・整備
- 三菱 コルト
2020年02月22日 17:54エンジン止まる(ストール)時がある 社外インテークパイプがカムポジションセンサーに干渉 ステーとクランプで対処 ミツビシ:コルトラリーアート
「エンジンが時々止まったり、ブカブカと不調になる時も」
車両はミツビシ:コルト・ラリーアートのマニュアル車です。
修理には、お客様からもご協力を頂き試運転(1週間以上)をして
頂き、不具合再発の可能性もある中でありがとうございました。
エンジンの不調が発生する時は、自宅の駐車場から出る時だったり、
コンビニから出る時だったり、これが後々キーワードでした。
それまでは調子が良く、突然不調になり、また復活の繰り返しとの
事でしたが、ストール後の再始動は即できるとの事。
Gスキャン(診断機)で不具合コードが残ってるか確認すると、
カムポジションセンサー(P0340)が履歴で入ってました。
ただ、あくまで経験上の予想になりますが、カムセンサーが熱で
抵抗が出て読み込めなくなると、再始動するにはしばらく時間が
必要だと思います。なので、一概にカムセンサーを取替しても治
ると限らない気がしてなりません。
その他、アイドリングで、ハンチングまでは行かないがバラツキ
感があるので、スパークプラグなども点検する事に。
社外品のイグニッションコイル電圧を高めるパーツ?が間に割り
込ませてあります。クスブリ気味なプラグの原因は根本的に違う
かもしれませんが、不確定な要素を取り除く為、繋がない事に。
プラグを組戻してエンジンを始動すると、少しスムーズに感じます。
試運転で不具合も無く、これでイイのか?と確証も無いままです。
工場内で車両を移動する際にエンジン不具合が発生。本当にラッキ
ーといえます。
「バックギヤに入れて、グッと移動した時にストール」
再始動はできますが、「なんで??」の状態です。
Gスキャンの情報と、この動作で考えられる事・・・・。
エンジンルームを開けしばし眺めながら考えてると、社外品のイ
ンテークパイプとカムセンサーのクリアランスが少ないと判明。
コネクターの配線潰れをみると、間違いなく干渉しています。
原因は、エンジンマウントの経年劣化でエンジンが動く事と、社
外品のインテークパイプの支えが、エンジン奥のスロットルバルブ
~左ヘッドライト後付近まで固定が無く、エンジンが傾く事で引っ
張られる動きになるのでしょう。
インテークパイプを外して、ハーネスのチェックをします。
ダメージが大きいと、信号がECUに届かない原因になるので。
ハーネスは問題無く、状況からカムセンサーも生きてる模様なので
干渉を避ければストールしなくなるのか?を試します。
配線バンド(インシュロック)でエアクリーナーボックス側に固定
して、隙間を作りました。
この状態で、何度も確認。
冷間時や、暖気後に、強めにバックで停止状態から動く(干渉する方向)
事を繰り返し、問題無い模様でした。
センサーが「デコピン」を喰らって、その瞬間にバカになったといえます。
補足ですが、バックで動こうとすると、エンジンが後ろに傾斜します。
経過報告も含め、もう一度、不具合発生状況をお聞きすると、
①自宅から動かす際はバックで出ます。(若干の前下がり傾斜)
②コンビニには前から停車するので、バックで出ます。
なので、バックでグッと動かす事がポイントである事と、お客様も言われ
てみると、確かにそうだと状況が一致しました。
ただ、私としても確証がもっと欲しいので、応急処置の状態で1週間乗って
頂き、問題なければ対応を考えましょう言う事で一旦引き渡しです。
ご協力ありがとうございました。
1週間後に「全然OKだね」の回答を頂き、正直ホッとしました。
次は対応方法です。
一番は純正のインテークパイプに戻す事ですが、社外品のパイプを生かして、
エンジンマウントも交換しない方法でチャレンジします。
エンジンマウントの劣化はありますが、そこまで酷くはありません。
新品に交換して回避しても、少しヤレタ程度でまた再発するでしょう。
なので、インテークパイプがエンジンの動きと同じ様(カムセンサー回避)
にするステーを作成します。
採寸して、資材の調達です。ステーとクランプとカラー2本になります。
エンジン側のステーを利用して、ボルトとカラー寸法でステー位置を
調整します。
ステーは必要な大きさにカットし穴加工。
インテークパイプはアルミ製の為、クランプと直接接触すると振動で
削れるので、テープ付きのゴム板をカットして貼り付け。
ゴム板の厚み分も考慮したクランプサイズになってます。
お客様より、どうせならカムセンサーも新品にとご依頼です。
なんども衝撃を受けたセンサーの、寿命には不安がありますよね。
一緒に取替ます。
作ったステー関係を取付けて組戻します。
カムセンサー周辺のインテークパイプは、エンジンにガッチリ付いて
尚且つクリアランスも十分取れました。
お引渡し後、2ケ月以上経過しており、順調の様でなによりです。
社外品である事と、経年劣化が重なって発生する不具合は、予想も出来
ない事が多くあります。
正直、今回の原因特定には、かなり悩んでおります。
対象車両情報
メーカー・ブランド | 三菱 | 車種 | コルト |
---|---|---|---|
店舗情報
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今回は車検をお願いしました。車検整備の試運転中に足周りから異音がするとの連絡があり、原因としてはショックアブソーバーのナットが緩んでおり、その隙間から金属音がしているとの事でした。しかも、ナット部から錆が発生しており進行すれば最悪の場合ショックアブソーバーの切断及び交換が必要になる可能性がありました。今回は潤滑剤を塗布して頂きナットを締め上げて作業出来たとの事で一安心。随時作業内容を画像付きで詳しく説明して頂いたので非常に分かり易かったです。個人的な意見ですが、自動車整備士はドクターだと思っています。こちらの工場さんは名医揃いですね。自分の命を預けて乗っている自動車ですから安心して運転したいですからね。次回も何かあれば宜しくお願いします。
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車検と併せてスロットルボディの洗浄とFrスタビライザーブッシュの交換をお願いしました。いつもながら親切丁寧に対応して頂き、作業も文句なし!お値段以上ですね。費用も予想より安く済みました(^_^)v
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今回は、ハイエース社外品テールランプの配線が外れてしまい、持ち込みで対応してもらいました。他の業者では対応できず断られてしまい、カーコンサルエコーさんではこころよく受け入れてくれました。対応も丁寧かつ迅速で2日間での完成で驚きです。他にも、細かい汚れの清掃や、電装系の説明を丁寧に教えていただき、非常にありがたく感じました。また何かあるときは、お願いしたいです。
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