ファンベルト　ゴムのカス？が飛散　トヨタ　ヴィッツ

エンジン関連修理・整備
トヨタヴィッツ

2019年01月26日 11:25ファンベルト　ゴムのカス？が飛散　トヨタ　ヴィッツ

車検整備でご入庫頂いたトヨタ・ヴィッツです。
お客様からは、
今回の整備箇所に対して異音などの不具合は感じていないとの事した。
冒頭の画像で、ブレーキのマスターシリンダ周辺にペタペタする黒いものが
飛散している状態で原因は？なんなのか点検します。
リフトアップし下側から見ると、
エンジン・フロント側から、エンジンオイルの滲みがあるので、アンダー
カバーを外して確認。
ファンベルトの外側が、色が変わっておます。（変質？）

ファンベルト　ゴムのカス？が飛散　トヨタ　ヴィッツ

予想するに、
ベルトの外側にオイルが付着する事で、ベルトのゴムが柔らかくなり削れる事
と、付着したエンジンオイルもベルトの回転で飛ばされる事が、黒いペタペタ
の正体だと判断されます。
原因となるエンジンオイルの漏れ箇所は？
奥を覗くと、丁度の位置にカバーがあります。
上側からも鏡で確認します。

ファンベルト　ゴムのカス？が飛散　トヨタ　ヴィッツ

カムシャフトの頭に装着されるＶＶＴの出っ張りを回避する為のカバー部分
のパッキン劣化と判断されます。
パッキンはシリコン系ガスケットです。シリンダーヘッド側とカバー側の熱膨張
具合が若干変わる事もありますが、経年劣化といえます。
整備内容は、ヘッドカバーのパッキン取替と、カバーの脱着清掃取付の他、
ファンベルトもオイルでシナシナなので取替ます。
古いガスケットは、ワイヤーブラシも併用してシッカリ取り除きます。

ファンベルト　ゴムのカス？が飛散　トヨタ　ヴィッツ