Ａ様Ｅ５１エルグランド、ブレーキメンテナンスブレーキフルード交換。｜車検・点検・修理のグーネットピット

車検でお預かり中の
Ａ様エルグランドですが
ブレーキ周りの
チェックもしておきます。

これまでディーラーさんで
車検毎に
ブレーキメンテナンスキットを
使用していたみたいなので
スライドピンは固着する様子もなく
まったく問題無いですね。

古いグリスを除去して
新しいグリスを塗って
組み付けしておきます。

年間の走行距離も少ない方なので
キャリパーピストンの動きも
必要最低限なので
このタイミングで
一度しっかりと押し込んで
ピストンの動きも
チェックしておきます。

こちらも引っかかる様子も皆無で
スムーズに動いてくれます。
ダストブーツに破れもなく綺麗です。

ただブレーキパットは、

あまり良い状態じゃないですね。
メンテナンスキットには
パット研磨用の
ペーパーが入っているはずですが
パット脱着までは
やっていないみたいです。

年間の走行距離を考えると
２年でこうはならないです。

バリをすべて除去して
パット表面も綺麗にしておきます。

パットとシムのグリスも
乾ききっていたので
すべてやり直しておきます。

シムやガイドもすべて綺麗に洗ってから
組み付けしておきます。

あとはキャリパー＆ピストン側も
一度綺麗にしてから
グリスアップして
組み付けしておきます。

同じようにリア側もやっていきます。
リアはスリット部分に
ダストが入り込んだままなので、

フロント同様に綺麗にしてから、

シムやガイドを綺麗に洗って、

必要部分にグリスを塗布してから
組み付けしておきます。

リアはサイドブレーキの
ドラム機構があるので
ローターを外そうとしましたが
ハブ部分が錆びで
固着して外れないです。

この車、
ローター外し用の
ボルトを突っ込む穴が無いので
ローターを叩いて外す必要があります。

もしくはプーラーを使用しますが
叩くだけでは外れる気配がないです。

ただ今回はローター交換じゃないので
ある程度やってみた段階で諦めます。
点検穴からエアブローだけして
ドラム内のダストだけは
ある程度飛ばしておきます。

出来れば車検のタイミングで
ちゃんと外して
シューの確認と
ダスト除去、
ハブの錆び取りをしておくと
２年程度で固着って事は
あまりならないと思います。

そのままブレーキフルードの交換へ
移ります。

真っ黒ってほどじゃないですが
もうちょい綺麗になるまで
フルードを入れ替えします。

それなりに綺麗なフルードが
出てきましたが
もうちょい頑張ってみます。

これくらいのフルードが
排出されるようになってくれれば
ＯＫです。

最後にタンクの
レベル調整をして
ブレーキ周りの作業は完了です。

あとはパワステフルード交換と
クーラント周りの作業です。