新車試乗レポート
更新日:2018.10.09 / 掲載日:2017.06.19
スバル XV 試乗レポート
スバル XV 試乗レポート
試乗
[フルモデルチェンジ]
発表:2017年4月6日
SUBARUコール
TEL:0120-052215
文●工藤貴宏 写真●編集部
最大の魅力は若々しい雰囲気 悪路走破性の高さも誇らしい
REPORT 工藤貴宏
「XV」という独立した車名を持つものの、正体はインプレッサスポーツ(5ドアハッチバック)をベースに流行りのクロスオーバーSUVテイストに仕立てたモデル。サスペンション設定などは専用だが、ボディ(金属部分)をはじめエンジンやドライブトレインなど主要メカニズムはインプレッサスポーツと共通である。
とはいえ、やはり雰囲気は普通のインプレッサスポーツと大きく違う。大径タイヤやリフトアップした車高に加え、専用デザインのフロントグリル&前後バンパー、そして車体下部やタイヤの周辺に装着した「クラッディング」と呼ぶ無塗装の樹脂部品がアウトドアグッズのような無骨さでタフギヤ的イメージを作っているのだ。しかしそれは単にアクティブというだけでなく、カジュアルで若々しさも与えてくれる。
見た目はSUVだが、今どきのクロスオーバーモデルらしく走りの味付けは舗装路での操縦性や快適性を重視したもの。とはいえ、試乗会で用意されていたオフロードコースでの走りは、はるかに想像を超えるものだった。人が歩くのに苦労するようなぬかるんだ悪路、しかも片輪は雪の上という最悪のコンディションでもノーマルタイヤのままで難なく走り抜けてしまったのだ。この高い走破性は、たとえば雪道を走るときに安全と絶大な信頼感をもたらしてくれる。
■インテリア/エクステリア写真[1]

2Lエンジン搭載車はインパネ周辺にオレンジのアクセントを入れている。前席は身体保持性の高いシートを組み合わせ、後席は先代より空間が拡大した。
■インテリア/エクステリア写真[2]
エンジンはスバルがこだわる水平対向。排気量2Lに加え、1.6Lも新たに加わった。駆動方式はもちろん、全車とも4WDだ。
Cセグメントのハッチバックとしては広めの385L(後席使用時)。後席背もたれは左右6対4分割で、前へ倒すだけで荷室を拡大できる。
高めた全高により220mmと多くのライバルを凌駕する最低地上高を得ている。ルーフレール非装着車はミニバン非対応の機械式立体駐車場にも入庫可能だ。
スバル XV 2.0i-S アイサイト(CVT)
全長×全幅×全高 | 4465×1800×1550mm |
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ホイールベース | 2670mm |
トレッド前/後 | 1555/1565mm |
車両重量 | 1440kg |
エンジン | 水平対向4DOHC |
総排気量 | 1995cc |
最高出力 | 154ps/6000rpm |
最大トルク | 20.0kg m/4000rpm |
JC08モード燃費 | 16.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン |
ブレーキ前後 | Vディスク |
タイヤ前後 | 225/55R18 |
価格
XV | 213万8400円~267万8400円(全グレード) |
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