新車試乗レポート
更新日:2018.10.21 / 掲載日:2015.08.07
スバル エクシーガ クロスオーバー7 試乗レポート
スバル エクシーガ クロスオーバー7 試乗レポート
試乗
【ニューモデル】
発表/2015年4月16日
SUBARUコール
0120-052215
文●森野恭行 写真●澤田和久
■SUVテイストで再出発の7シーターは乗り心地や走りも洗練された
■ドライビング/ユーティリティ
Report 森野 恭行
フェンダーアーチモールの装着などで、足元のたくましさを強調した容姿はいかにもSUV風。だが、車高を10mm上げただけで、基本の設計はエクシーガを踏襲する。というと、乗り味は似たようなもの、と想像をする人が多いだろう。ところが走りだすと、エクシーガからの進化が意外なほど大きなものであることを教えられる。
まずは乗り心地。サスの突っ張り感がとれ、素直に動くようになったことで、ゴツつきやドタドタ感が抑制されたことがわかる。ロードノイズも明らかに低減されていて、乗り味は上質&快適の方向にシフトした。また、接地感を高めたサスは、操縦安定性の向上にも貢献をする。高速走行では大柄な4駆モデルらしい安定性と安心感をもたらし、峠道ではスバル車に期待するスポーティなフットワークを味わわせてくれるのだ。
ポイントは、効果的なボディ補強とサス設定の見直し。さらに遮音性などを強化したことも、走りの車格感をひとつ上のレベルに引き上げたカギとなっている。自然吸気2.5L+CVTのパワートレーンも及第点以上の実力で、走りのバランスは良好だ。そしてSUVとしてみれば、実用になるサードシートは大きな魅力。ありそうでなかった万能クロスオーバー車と位置付けていいだろう。
■インテリア/エクステリア写真[1]
タン/ブラックの大胆な配色が目を引くインテリア。加飾パネルのあしらい方など、細部も見直して全体のクオリティを高めた。パドルシフトやスポーツペダルも標準装備する。
2列目、3列目のシートを階段状に高めの配置としたシアターレイアウトが特徴。スライドを後ろにセットすれば2列目の足元は広々。3列目も実用になる空間を確保する。
■インテリア/エクステリア写真[2]
2.5Lの自然吸気ボクサーにリニアトロニック(CVT)を組み合わせる。もちろん駆動メカはAWDだ。
3列目は簡単に格納できる。このモードでの荷室容量は並みのワゴンを上まわるレベル。2列目も倒せば、自転車だって積み込める。
ボディ下部を保護するクラッディングが、SUVらしいタフなイメージを演出する。フェンダーアーチモールも標準だが、それでも全幅は1800mmに収まる。パッケージは優秀なもの。
スバル エクシーガ クロスオーバー7 2.5iアイサイト(CVT)
全長×全幅×全高 | 4780×1800×1670mm |
---|---|
ホイールベース | 2750mm |
トレッド前/後 | 1535/1540mm |
車両重量 | 1620kg |
エンジン | 水平対向4DOHC |
総排気量 | 2498cc |
最高出力 | 173ps/5600rpm |
最大トルク | 24.0kg m/4100rp |
JC08モード燃費 | 13.2km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | ダブルウィッシュボーン |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ディスク |
タイヤ前後 | 215/50R17 |
価格
スバル エクシーガ クロスオーバー7 | 275万4000円(全グレード) |
---|