新車試乗レポート
更新日:2020.04.03 / 掲載日:2013.09.20
日産 マーチ (2013年~) 試乗レポート
日産 マーチ (2013年~) 試乗レポート
試乗
【マイナーチェンジ】
発表・発売/2013年6月24日
日産/0120-315-232 (2013年6月)
■初めてのマイナーチェンジにより上質感がいっそう向上
初代マーチが誕生したのは1982年。31年にわたる歴史を持っているが、じつはその間に4世代しかフルモデルチェンジを行っていない。そうやって、ひとつひとつが息の長いモデルとなっているのもマーチの特徴のひとつなのだが、今回2010年7月の誕生以降初めてのマイナーチェンジと銘打った変更を受けることとなった。
■ドライビング/ユーティリティ
Report 竹岡 圭
今回のマイナーチェンジの主な変更点は内外装のデザイン。とはいえ、ガラリと変わったというわけではなく、ややお化粧を施した程度に留まっている。それだけ今のモデルが支持されているということなのだろう。
変更個所をエクステリアから見ていくと、フロントグリルのVシェイプのメッキ加飾やヘッドランプのクロームアクセントを追加するなど、より上質感をアピールしたものとなっているのがポイントのようす。
そして、インテリアもその考え方は同じで、センタークラスターのデザインに少しだけ変更を加えつつ、シルバーフィニッシャーやメッキ加飾を施したり、グレードによってピアノ調センタークラスターフィニッシャーをオプションで用意するなど、質感の高さをグッと引き上げたものとなっている。さらに、シルバーステッチを配したシートとドアのスエード調クロスの上質で柔らかな手触りが特徴の、新内装色「プラム」も追加された。
というわけで、運動性能はまったく変わらないはずなのだが、これまでの燃費向上などの仕様変更時やランニングチェンジ等で細やかな改良が加えられているようで、乗り味もデビュー当初よりしっかり感が増している。こういったことが長年の人気が続くヒケツなのかもしれない。
■インテリア/エクステリア写真[1]
プラムの内装色は上級のGとG FOURのみの設定となる。つまり、質感の向上したインテリアとともに提供されるのだ。
こちらがプラムの内装となる。女性らしい柔らかさを演出し、幅広い年齢層に受け入れられそうだ。
上質感のある新たな内装色「プラム」を設定。ピアノ調センタークラスターなど、クラスを超えた質感が特徴だ。
■インテリア/エクステリア写真[2]
ボディカラーは、「マーチ」の個性を際立たせる新色の「ナデシコピンク」と「オリーブゴールド」を含む全9色。
14インチのフルホイールカバーも、今回新デザインが採用されたもののひとつとなる。高級感が増している。
1.2LながらCVTとの組み合わせで効率よくパワーを引き出したエンジン。今回は燃費性能などは変わらない。
マーチ G(CVT)主要諸元
全長×全幅×全高 | 3825×1665×1515mm |
---|---|
ホイールベース | 2450mm |
トレッド前/後 | 1470/1475mm |
車両重量 | 950kg |
エンジン | 直3DOHC |
総排気量 | 1198cc |
最高出力 | 79ps/6000rpm |
最大トルク | 10.8kg m/4400rpm |
JC08モード燃費 | 23.0km/L |
サスペンション前 | ストラット |
サスペンション後 | トーションビーム |
ブレーキ前/後 | Vディスク/ドラム |
タイヤ前後 | 165/70R14 |
全国メーカー希望小売り価格
104万2650円~159万750円 |