アウディ特集/常に未来を見据えたクルマづくり[ハイテクブランドAUDIの先進]

輸入車 [2020.06.04 UP]

アウディ特集/常に未来を見据えたクルマづくり[ハイテクブランドAUDIの先進]

VISUAL MODEL:Q8

写真●ユニット・コンパス
(掲載されている内容はグーワールド本誌2020年7月号の内容です)
※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。


「技術による先進」というアウディの社是。ここには、自らが持つ技術へのプライドと明日を信じる熱い想いが込められています。ラグジュアリーブランドきっての知性派が、どのようなクルマをつくり、どこへ向かうのか。アウディを知ることは、クルマの今と未来を知ることにつながっているのです。

[注目新車]感度の高い人はもうチェック済み/これぞ理詰めのラグジュアリー

文●石井昌道 写真●ユニット・コンパス

ドイツ車らしいロジカルなクルマづくりを行うアウディ。デザインという感性の影響が強い領域においても論理的だ。

アウディデザインに見る高級車らしさの源泉

 卓越した走行性能や官能的なデザインによって高い支持を受けているアウディだが、その根底にはドイツ・ブランドらしい理詰めの考えが流れている。
 それを端的に表しているのが、「技術による先進」という企業スローガン。なかでも有名なのがクワトロ・システムで、天才的な技術者であり経営者でもあった故フェルディナント・ピエヒ氏がポルシェからアウディに移籍してきて最初に辣腕をふるい、1980年にアウディ・クワトロの名で世に送り出した。
 それまでの4WDは悪路走破性を高めるパートタイム式が一般的だったところ、同車は初のフルタイム式でオンロードでも高い走行性能を得るのが目的だった。特徴的なのはエンジンを縦置きしたFFベースであること。フロントタイヤを駆動するFFは、前から引っ張るため直進安定性はFRなどリア駆動よりも格段に有利。そこに安定性がさらに増す4WDを追加、つまり必要とあらば後輪をも駆動し、さらに重量配分や走行性能を高める役割を果たすエンジン縦置きを組み合わせているのだから、超高速域のアウトバーンを有するドイツでは、これ以上ないぐらいにロジカルな高級乗用車となりうるのである。
 そもそもクルマにとってすべてのタイヤを駆動するのが理想なのは当然で、最近ではメルセデスやBMWもFRベースながら4WDに力を入れてきているが、アウディがパイオニア。もっとさかのぼると、世界初のFF乗用車はアウディ前身のDKWが生み出している。
 デザインにおいても、ただ見た目が美しいというだけではない。自動車のサイドビューはキャラクターラインなどで前下がりにすればスポーティに、後下がりにすればラグジュアリーに見えるのが一般的だが、アウディのこだわりは水平。小手先の手法を用いると全体の辻褄があわなくなるとばかりに、ここはシンプルな水平を貫きとおしながら、フォルムの美しさで勝負しているのだ。また、ボンネットの切り欠き線やルーフのモールなどといった、美しさには邪魔なものを排除するべく生産技術に力を入れているのもアウディならでは。そうした細部へのこだわりは、ぱっと見にはわかりにくいが、知るにつれて惚れ込んでしまう要素であり、これもまた理詰めでラグジュアリーを追求している要素といえよう。そういったロジカルな土台があってこそ特徴的なシングルフレームグリルも生きてくるというわけだ。
 アウトバーンの追い越し車線を、最も我が物顔で突っ走っている割合はアウディがいちばん多い。バックミラーにあのグリルがチラリと映れば誰もがアウディと認識し、その高い直進安定性・操縦安定性を知っているから自然と道を譲るかっこうになるわけだ。

Profile
自動車ジャーナリスト

石井昌道
内閣府の戦略的イノベーション創造プログラム(SIP)自動運転にも参加する自動車ジャーナリスト。2020-2021 日本カー・オブ・ザ・イヤー選考委員。

icon アウディ Q8

 SUVにおけるフラッグシップとして登場したQ8。アウディらしいシンプルで精緻な印象のなかに、新しいデザインのフロントマスクが未来的で斬新。どこまでもスムーズでなおかつメリハリのあるライドフィールも魅力だ。

アウディ Q8 55 TFSIクワトロ(8速AT) ●全長×全幅×全高:4995×1995×1705mm ●車両重量:2140kg ●エンジン:V6DOHCターボ ●排気量:2994cc ●最高出力:340ps /5200-6400rpm ●最大トルク:51.0kgm/1370-4500rpm ●新車価格帯:1010万円~1122万円(全グレード)

icon アウディ A6 アバント

 まさに端正という言葉がしっくりくるA6 アバント。5世代目の現行型は伝統の6ライトスタイルをベースに、よりスポーティに進化。かのクワトロをオマージュした前後のブリスターフェンダーも力強い印象を与える。

アウディ A6アバント 55 TFSIクワトロ Sライン(7速AT・Sトロニック) ●全長×全幅×全高:4950×1885×1465mm ●車両重量:1930kg ●エンジン:V6DOHCターボ ●排気量:2994cc ●最高出力:340ps/5200-6400rpm ●最大トルク:51.0kgm/1370-4500rpm ●新車価格帯:781万円~1071万円(A6アバントのみ)

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上質さと品質の高さで知られるアウディだが、走りの世界にも、ほかに劣らぬ独自の世界観と魅力がある。

安心感と爽快感を併せ持つ走りの世界

 最近ではA6にA7、A8、あるいはQ8などハイエンドのモデルで新たな世界観を見せつけているアウディ。それらは持ち前の高い操縦安定性に加え、得もいえぬ洗練された乗り味が圧倒的なラグジュアリー感を生み出している。静粛性の高さ、あらゆる動きのなめらかさなどが一世代前よりも格段に上がり、ライバルを慌てさせているのだ。
 その一方でクーペ/ロードスターのTTやコンパクトカーのA1などは、ドライビングプレジャーの高さ、楽しさなどが濃厚だ。これらはスペース効率に優れるエンジン横置きがベースとなるが、FFもしくはFFベース4WD。スポーティなクルマはFR系のほうが望ましいというのが一般的に言われてきたが、TTやA1を実際に走らせてみればそうとは限らないことを実感するだろう。
 フロントタイヤから引っ張るというのは直進安定性で有利なだけではなく、コーナリングにおいてもメリットを持っている。コーナーから脱出して加速していくとき、つまりまだ完全には直進になっていない状態では、後輪駆動はリアタイヤのグリップ力と相談しながらアクセルを踏み込む必要がある。コーナーで踏ん張るためにタイヤの横方向のグリップ力を使っているときにアクセルを踏みすぎると簡単にスピンすることもあるからだ。FFは逆にアンダーステアを誘発することになりかねないが、さほどドライバーに恐怖心を与えず、それなりに調整していけば、より早いタイミングで全開にできる。また、フロントタイヤが向いている方向に引っ張っていく効果もあるため、旋回力を高めつつ加速していけるというメリットもあるのだ。アクセルを踏み抜いていける快感は格別のものといえる。
 FFベースの4WDであれば、フロントタイヤの限界を超えないようリアタイヤへ駆動をまわせばいいので、エンジンの能力を余すことなく使い切れる。FRベースの4WDにも似たような効果はあるが、安心感が高いのはFFベースのほうであり、特にウエット路面など滑りやすい状況では強みが光る。おまけに構造がシンプルに済むゆえ制御の自由度が増すなどのメリットもある。
 それらをバランスよく引き出すためには、サスペンションに加えて駆動系やエンジンマウントなどに高い技術力が必要だが、FFやクワトロに精通しているアウディがハイレベルにあるのは言うまでもない。
 FFのデメリットは、エンジンがパワフルだとトルクステア(ステアリングがとられるなど不快なフィーリング)だが、それの克服度合いも高い。メルセデスやBMWもコンパクト系はFF化しているが、ノウハウの蓄積ではアウディが一歩先んじている。TTやA1に乗れば、それがわかるはずで、存分にドライビングプレジャーを享受できるだろう。

icon アウディ TT ロードスター

※ナンバープレートは、はめ込み合成です。

 アウディのデザインアイコンであり、走りの世界を色濃く持つスポーツモデル。なかでもTTロードスターは、高剛性ボディとクワトロの合わせ技で、タイヤは決して路面を離さず安心してアクセルを踏み抜ける。爽快感は格別だ。

アウディ TTロードスター 45 TFSIクワトロ(6速AT・Sトロニック) ●全長×全幅×全高:4190×1830×1360mm ●車両重量:1510kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1984cc ●最高出力:230ps /4500-6200rpm ●最大トルク:37.7kg m/1600-4300rpm ●新車価格帯:626万円(TTロードスターのみ)

icon アウディ A1 スポーツバック

※ナンバープレートは、はめ込み合成です。

 2019年11月にフルモデルチェンジした新型A1は、5ドアのスポーツバックのみで登場。大型化により居住空間は一気に広がり、静粛性もアップ。まるでシルクのように肌触りのよい走り味と合わせ、ひとクラス上の乗り味に。

アウディ A1スポーツバック 35TFSI アドバンスド(7速AT・Sトロニック) ●全長×全幅×全高:4040×1740×1435mm ●車両重量:1220kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1497cc ●最高出力:150ps /5000-6000rpm ●最大トルク:25.5kg m/1500-3500rpm ●新車価格帯:365万円~391万円(全グレード)

[EV戦略]キーワードは「ロードマップE」/アウディ電動化戦略を紐解く

写真●アウディ
世界中で加速する電動化への対応。なかでもアウディは、トップランナーと評価できるほど積極的に開発を進めている。

電動モデルのため4つのプラットフォームを開発

 欧州を中心に世界の自動車メーカーが電動化に力を入れているのは誰もが知るところだが、どこよりも量産化に力を入れているトップランナーはフォルクスワーゲン・グループであり、なかでもアウディはど真ん中にいる。現時点で判明しているだけでも量産EV用のプラットフォームが4つも用意されているのだ。
 すでにエンジン車やPHEVのアウディでも幅広く使われているMLB evoは、EVのe-tronでも採用するマルチソリューション型。アウディ主導開発のそれは、今後も車種展開を増加させるだろう。VW ID.3が初出となるMEBはコンパクトEV専用プラットフォームでフォルクスワーゲン主導開発だが、アウディでもQ4 e-tronで採用する。話題のウルトラパフォーマンスEVのポルシェ・タイカンに使われるJ1パフォーマンスプラットフォームはポルシェ主導開発で、アウディではe-tron GTで採用。さらにPPE(プレミアムプラットフォームエレクトリック)は、現在アウディとポルシェが共同開発していてアッパーミドルからフルサイズの幅広いモデル向けとされている。MLB evoとセグメントがかぶることはあるかもしれないが、PHEVの需要も高まることが予想され両立させることに問題はない。
 エンジン車やPHEVと共有するよりも、EV専用プラットフォームとしたほうがスペース効率や走行性能を引き出しやすいのは言うまでもない。MEBは、対MQBベースのeゴルフに比べると倍増に近いバッテリー容量/航続距離を誇っていることからも明らかだ。アウディにとってはエントリーユーザーを獲得するのにMEBは役立つだろう。
 J1パフォーマンスプラットフォームの特徴は、バッテリーを床に敷き詰める方式ながら、全高を極めて低く抑えていること。後席足もとだけ窪みがある“フットガレージ”を設けることで成し遂げている。e-tron GTの迫力あるルックスだ。
 アウディ単体で見れば年間販売台数は185万台レベルであり、そこにEVプラットフォームが4つもあるのは贅沢だが、コンパクト系はフォルクスワーゲンと、ハイパフォーマンス系はポルシェと協力しつつ、ミッドサイズからフルサイズでは自らが主導するという関係性から成り立っている。また、先日には今後は研究開発においてアウディがグループ全体の主導的役割を果たしていくとの発表があったので、ますますアウディのEVやデジタライズは先進的になっていくはずだ。
 アウディの電動化戦略は2025年までに30以上の電動車(うち20はEV)を発売し、全販売台数の約40%とするもので、相当に野心的だ。世間には、EVが本当にそのようなスピードで普及していくか懐疑的な声もあり、それも十分に理解できる。だが、アウディおよびフォルクスワーゲングループのように、生産体制や販売計画、インフラ対応などで本気度の高さを示せば、たとえばサプライヤーなどステークホルダーの理解が進み協力的になっていくので、競合他社に先んじることは十分に予想されるのだ。

2025年までに30種類以上のEVを発売予定 そのためにアウディは4つのプラットフォームを活用する

PLATFORM:01 J1 Performance Platform
PLATFORM:02 MLB evo
PLATFORM:03 PPE
PLATFORM:04 MEB

e-tron with[MLB evo]

日本導入が待ち遠しいアウディ初の市販EV
 2018年に公開され、日本にも導入が予定されているe-tron。2020年3月には派生モデルのスポーツバックをドイツなどで発売開始。1充電あたりの航続距離は400km(WLTPモード)以上とされ、長距離ドライブにも対応する。

Q4 e-tron with[Q4 e-tron with]

1充電あたり航続距離450kmの電動SUV
 2020年内に市販モデルの発表が公表されているSUVタイプのEV。モデル名称から想像されるとおりのミドルサイズで、全長は4590mm、全幅は1900mm、全高1610mmというサイズ。1回の充電で航続距離は450km(WLTPモード)とされる。

e-tron GT Concept with[J1 Performance Platform]

すでに生産開始が発表された高性能4ドアEVスポーツ
 4ドアのEVスポーツカーで開発担当はアウディスポーツ。カーボンルーフをはじめ軽量化素材を積極的に採用し、システム最高出力は590馬力。アウディは2019年10月に、この市販モデルを2020年末から生産すると発表した。

アウディは、中期経営計画「アウディトランスフォーメーションプラン」で電動化関係に約1兆8000億円を投資すると公表。ドイツ各所にある工場も、電動化モデル向けに改修や整備を進めている。

[タイヤ]アウディにふさわしいタイヤを探す/相反する要素を両立するプレミアムタイヤの世界

文●ユニット・コンパス 写真●アウディ、ブリヂストン、ミシュラン、コンチネンタル、ピレリ

アウディが備える高性能を発揮するには、タイヤにもこだわりたい。性能と快適性、そして大切な安全性を両立するのがプレミアムタイヤだ。

純正タイヤからの交換は上級モデルから選びたい

 すべての性能を高次元でバランスさせているアウディは、タイヤへの要求レベルが高いブランドでもある。
 新車時のアウディに装着されるタイヤは、タイヤメーカーと共同開発したもの。そして、その多くが専用スペック。その証明として、タイヤにはアウディが性能を認め、承認した印が付けられている。
 アウディの場合、承認タイヤには、「AO(アウディ・オリジナル)」または、RSモデル用の「RO1」という文字が刻印されている。タイヤを交換する際には、この承認タイヤを選ぶのが安心だ。
 もしも一般的なリプレイスタイヤを選ぶのであれば、プレミアムクラスのタイヤがいいだろう。アウディの性能を引き出すためにも、タイヤにはしっかり投資しておきたい。

ドライ路面でのグリップはもちろん、ウエットでの安定性や制動距離といった安全性能、そして乗り心地や静粛性といった快適性まで、タイヤに求められる要求は多い。

世界に先駆けてオンロードタイプの4WDであるクワトロを実用化させたアウディ。クルマと路面とをつなぐタイヤについても、ハイレベルなものを要求する。

  • ブリヂストン ポテンザ S007A
     これまで数々の名車に採用されてきたS001の進化モデル。性能に加えて上質な走りを追求するというコンフォートパフォーマンス・コンセプトを採用した。もちろん、ドライ&ウェット性能はS001譲り。●価格:2万9370円~9万8100円

  • ミシュラン パイロットスポーツ 4
     フォーミュラEで磨かれた技術を応用した広い接地面で路面をしっかりと捉え続け、自由自在な応答性を提供。ねらったラインを外さないコントロール性能も自慢だ。安全性や快適性についても高次元。●価格:オープン

  • コンチネンタル プレミアムコンタクト 6
     高い性能と快適性を長期間にわたって持続するように開発されているプレミアムタイヤ。優れたウエットブレーキ性能と耐摩耗性という相反する性能を高次元でバランス。安全で、運転が楽しいタイヤだ。●価格:オープン

  • ピレリ ピーゼロ
     F1のタイヤサプライヤーを務めるピレリのフラッグシップモデル。超高性能モデルの純正タイヤとして数多くの採用実績を誇る。高速走行での安定性と快適性の両立には定評がある上質な高性能タイヤ。●価格:オープン

仮想現実でモータースポーツ/外出自粛をポジティブに乗り越える

文●ユニット・コンパス 写真●アウディ

新型コロナウイルスの世界的な流行により、開幕が遅れているモータースポーツ。アウディは、自宅待機の大切さを共有し、自宅での楽しみを提供するため、急遽バーチャル空間を活用した参加型イベントを5月上旬に開催した。

外出自粛の大切さを共有しつつ楽しみを提供

 粋な計らいだ。新型コロナ感染拡大防止のために、ステイホームを余儀なくされている人々に向け、アウディが急遽、バーチャル空間での参加型モータースポーツを開催した。
 現在、世界中で多くのスポーツがシーズン開幕を迎えられずにいるが、それはモータースポーツでも同様。そこで注目を集めているのが、バーチャルリアリティー(仮想現実)を活用する「eスポーツ」だ。
 eスポーツとはコンピューターゲームや家庭用ゲーム機を使ったスポーツ競技で、海外ではすでにプロも活躍するほどシーンが発展している。日本でも、プレイステーション4用タイトルの「グランツーリスモ SPORT」が国体の競技として採用されたことが大きな話題になった。
 アウディが今回実施した「Audi e-tron Vision Gran Turismo Challenge」も、この「グランツーリスモ SPORT」を使用。
 日本におけるアウディ スポーツのホームコースといえる富士スピードウェイを舞台に、電気レーシングカーであるeトロン ビジョン グランツーリスモによるタイムトライアルが行われた。
 タイムトライアルはバーチャル空間で行われたが、優勝者にはレーシングドライバーによるサーキットレッスンがリアルにプレゼントされる。
 外出自粛の大切さを共有しながら、なおかつ自宅で楽しめるコンテンツを提供したアウディの取り組み。今回に限らず、モータースポーツの裾野を広げるアイデアとして秀逸だ。ぜひ今後も開催してもらいたい。

バーチャルワールド上に再現された実在するサーキット(富士スピードウェイ)を使って行われた本企画。免許を持っていない子供でも参加できるのが楽しいところだ。

優勝者には、本物のR8とサーキットを使い、スーパーGT参戦ドライバーによるレッスンやスポーツ走行の体験を提供する予定。優勝者が免許を持っていない場合でも同乗走行をプレゼント。

準優勝にはR8のミニカーを、3位入賞者にはレーシングスーツを着用したオリジナルデザインのAudi Sportベアがプレゼントされた。レースはバーチャルでも、商品はリアル。非常事態宣言が解除されたあとも

[アウディSUV]中古車相場を徹底分析

文●ユニット・コンパス
※中古車参考価格、物件相場はグーネット2020年5月調べ。


ここ最近、バリエーションを拡大中のアウディSUV(Qシリーズ)。今回は、今が買いごろとなるモデルの相場動向を探ってみた。

[Q3]輸入車ビギナーにもオススメの小型SUV

 アウディのSUV(Qシリーズ)は、今ではQ2~Q8まで幅広いバリエーションで展開されている。乗用車に4WDシステムを導入した草分けでもあるアウディは、SUVにも強いのは明白で、どれも魅力あふれるモデルが充実しているのだ。
 最初に注目するのは2012年に登場したアウディQ3。A3をベースとしたCセグメントのSUVで、全長およそ4.4mの取りまわし性に優れているのが特徴。都市部でも気軽に運転できるのが魅力である。
 中古車平均価格は210万円だが、5~7年落ちなら100万円台前半の予算でも購入可能。グレードは「1.4TFSI」と「2.0TFSI クワトロ」に分けられるが、後者のほうが物件は充実している。初期型でも5万km以上の多走行物件は少なく、状態のよい個体を探しやすい。

2012年 アウディ Q3 2.0TFSI クワトロ(7速AT・Sトロニック) ●全長×全幅×全高:4385×1830×1615mm ●ホイールベース:2605mm ●トレッド前/後:1570/1575mm ●車両重量:1610kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1984cc ●最高出力:211ps/5000-6200rpm ●最大トルク:30.6kgm/1800-4900rpm ●サスペンション前/後:ストラット/4リンク ●ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク ●タイヤ前後:235/50R18 ●中古車参考価格帯:110万円~420万円(12年~20年 ※RSを除く)

Q3マーケットデータ

  • グレード別●エントリーグレード「1.4TFSI」の割合が14%と少なめ。市場に流通するのは2Lターボ+4WDの「2.0TFSIクワトロ 」が大半で、SUVらしい結果となった。

  • 年式別●2018年~2019年式を除き、どの年式もバランスよく流通しているのがわかる。価格がこなれているのは2015年式以前の物件で、100万円台の予算でも可。

コンパクトSUVゆえ、室内はそれほど広々としていないが、それでも大人4名でも十分乗れる。贅沢なレザー内装も注目点。視点が高く、初心者でも運転しやすい。

張り出しが少ない荷室スペースは、多くのシーンで活躍してくれるはず。後席シートを折りたためば、使い方はさらに広がる。実用性はステーションワゴンにも劣らない。

写真は2L4気筒ターボを搭載する「2.0TFSI」。最高出力は211馬力を誇るが、170馬力仕様も存在する。また改良で最高出力が向上している。

[RS Q3]直列5気筒ターボを搭載する高性能SUV

※ナンバープレートは、はめ込み合成です。

 Q3の高性能バージョンとして2014年に追加されたのがRS Q3である。エンジンは、TT RSにも搭載される2.5L直5ターボが与えられ、デビュー当初の最高出力は310馬力。後に367馬力の「パフォーマンス」も追加された。性能のわりに価格はお手頃だが、物件数が少ないのが難点。条件に見合った物件が出てくれば、積極的に検討するのもよいだろう。
●中古車参考価格帯:110万円~420万円(12年~20年 ※RSを除く)

RSモデルだけあり、SUVでもレーシーなインテリアに仕立てられる。サイドサポートが高められたシートも見どころだ。

「インターナショナル・エンジン・オブ・ザ・イヤー」にも選出された名エンジン。300馬力オーバーの出力を発揮する。

[Q2]200万円台前半の物件も出始めた

 Q3よりもさらに小型のアウディQ2が登場したのは2017年4月。3年が経過し、物件は徐々に増えてきている。平均価格はおよそ300万円だが、200万円台前半の物件も流通し始めている。新車価格から50万円~100万円安く買えると考えれば、そろそろ手を出してもよい頃合いかもしれない。
●中古車参考価格帯:200万円~380万円(17年~20年 ※全グレード)

[Q5]先代モデルのQ5ならば100万円台でねらえる

 アウディのミドルクラスSUVがQ5。メルセデス GLCやBMW X3など、このクラスはライバルも多いが、アウディは高性能な4WDと高品質な内外装で勝負する。
 今回紹介する先代モデルが登場したのは2009年のこと。当初のラインアップは「2.0TFSIクワトロ」、「3.2FSIクワトロ」の2モデルだったが、後に「3.0TFSIクワトロ」や「ハイブリッド」も追加された。
 相場はかなり下がっており、100万円台の物件も少なくない。特に2Lターボ車が多い傾向にあり、買いやすい状況となっている。ただし経年ゆえ多走行な個体も目立つので、購入の際は注意したい。

2013年 アウディ Q5 ハイブリッド(8速AT) ●全長×全幅×全高:4630×1900×1630mm ●ホイールベース:2810mm ●トレッド前/後:1615/1615mm ●車両重量:2000kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1984cc ●最高出力:211ps/4300-6000rpm ●最大トルク:35.7kgm/1500-4200rpm ●サスペンション前/後:5リンク/トラペゾイダル ●ブレーキ前/後:Vディスク/ディスク ●タイヤ前後:235/55R19 ●中古車参考価格帯:110万円~360万円(09年~17年 ※Sを除く)

Q5マーケットデータ

  • グレード別●物件の大半を占めるのが「2.0TFSIクワトロ」で、なんと9割以上を占める。V6モデルは数%と少なく、ハイブリッドはほとんど流通していない状況だ。

  • 年式別●登場から時間が経つが、どの年式でも物件は揃うので探しやすい1台。特に目立つのは2013年式で、16%を占める。低年式は走行距離が伸びたものが多い。

頭上空間にもゆとりがあり、開放感のあるインテリア。後席の広さも十分で、ロングドライブも苦にならないだろう。各所にあしらわれる素材の品質が高く、今でも見劣りしない。

Q3よりも広大なスペースのため、用途はかなり広がる。高さも余裕があるので、植木鉢のような高さのある荷物なども運ぶことが可能。

写真は「ハイブリッド」。211馬力の2L直4ターボにモーターを組み合わせるのが特徴だが、残念ながら中古車市場に出まわるハイブリッド車は少ない。

[Q7]価格が大幅に下がって注目度が高まったQ7

 Q8が登場するまで、シリーズの頂点に位置していたのがQ7。クーペスタイルのQ8に対し、こちらは伝統的なSUVのたたずまいとなる。現行型が登場したのは2016年で、エンジンは2L直4ターボ、3LV6スーパーチャージャーの2機種で展開されている。5mを超える大型のボディを持ち、3列7シーター仕様も設定。ミニバン的な使い方ができるのもQ7の特徴となっている。
 登場から4年が経ち、中古車は揃ってきた。400万円前後の物件も存在する。新車時価格が800万円超と考えると、値落ちの幅はかなり大きい。グレードは「2.0TFSIクワトロ」の割合が多い。

2016年 アウディ Q7 2.0TFSI クワトロ(8速AT) ●全長×全幅×全高:5070×1970×1735mm ●ホイールベース:2995mm ●トレッド前/後:1680/1690mm ●車両重量:2000kg ●エンジン:直4DOHCターボ ●排気量:1984cc ●最高出力:252ps/5000-6000rpm ●最大トルク:37.7kgm/1600-4500rpm ●サスペンション前後:ダブルウィッシュボーン ●ブレーキ前後:Vディスク ●タイヤ前後:235/65R18 ●中古車参考価格帯:340万円~800万円(16年~20年 ※全グレード)

Q7マーケットデータ

  • グレード別●概ね6対4の割合で2Lターボのほうが物件が多い。なお、途中から「2.0TFSI」は「45TFSI」、「3.0TFSI」は「55TFSI」に呼称が変更されていることに注意。

  • 年式別●デビュー年となる2016年式が最も豊富で、全体の4割弱を占める。高年式の割合は少なめなので、探すなら2016年~2017年式がオススメだ。

先進的デザインのインパネまわり。水平基調のデザインにより、室内を広く感じさせる。グレードによって3列目シートを備え、いざというときも便利。

ラージサイズSUVゆえ荷室も広大。シートアレンジも可能で、乗車人数によって使い分けができる。実用性は文句なしに高い。

先代からダウンサイジングし、現行型は2Lターボ、3Lスーパーチャージャーを搭載。写真は前者だが、252馬力という十分なパワーを実現。

[Q8]SUV界のスーパーカーアウディQ8は買える?

 2019年7月に発表となったアウディQ8は、クーペライクなボディが特徴の最上級モデル。エンジンは3Lターボを搭載し、ベルト駆動式オルタネータースターターを組み合わせたマイルドハイブリッドとなる。中古車は流通し始めているものの、相場は1000万円前後。新車価格とそれほど変わらない状況となっている。
●中古車参考価格帯:930万円~1100万円(19年~20年 ※全グレード)

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