輸入車
更新日:2025.05.05 / 掲載日:2025.05.05

シトロエン・ベルランゴと遊び尽くす!楽しんだ者勝ちの欲張りドライブ旅

立石公園から諏訪湖を見渡す。当日はあいにくの天候となってしまったが、それでも諏訪湖の美しさに思わず時間が経つのを忘れて見入ってしまった。

とにかく楽しんだ者勝ち!のルート設計 人もクルマも包容力が大事!欲張り派の特盛ドライブ[感動ドライブその2]

文と写真●ユニット・コンパス ※ナンバープレートは、すべてはめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2025年6号「輸入車で行く感動体験[わがまま旅2025]」記事の内容です)

貴重な休日を無駄なく遊びきりたい! 今回は自身の願望をそのままトレースするカタチでルートを考えた。それが都心から諏訪湖へドライブを楽しみながら、現地で自転車、うなぎ、夜景を堪能するという内容だ。

特盛プランは想像以上の満足!

 前半は知的好奇心を満たすドライブといえるが、こちらは貴重な休日は好きなことで埋め尽くす!という、欲に素直なドライブを実践してきた。
 それは、「長距離ドライブ」、「いつもと違う環境での自転車ライド」、「年に一度食べたいうなぎ」、「素晴らしい夜景」という4つの楽しみをギュッと詰め込んだ1日。
 相棒として登場してもらったのは、以前からその実力に納得し、買う直前までいったシトロエン ベルランゴ。その7人乗りを借り出した。

自転車を楽々積み込み、いざ諏訪湖へ

 アクティブギアをなんでも積み込めるのが、ベルランゴの魅力。今回の7人乗りロングボディなら、キャンプ道具なども躊躇せずにどんどん載せることができる。

一周16kmのサイクリングコースで

 諏訪湖は湖をぐるっと一周できるサイクリングコースがあり、週末にはファミリーやカップルで賑わいを見せる。この日は気温も過ごしやすく、1時間ほど楽しめた。

諏訪湖のうなぎを堪能する

 諏訪湖といえば、浜松や三河一色と並ぶうなぎの名産地なのはご存じだろうか。湖周辺にはいくつかのうなぎ屋さんがあるから、事前に調べていくことをおすすめしたい。

家族の一員のようなクルマと大満足の欲張りドライブ

黙々と仕事をこなす縁の下の力持ち

 車両を借り出したのは都内で午前10時。諏訪湖までは約200km。首都高速〜中央高速で3時間弱の道のりだ。まずはランチのうなぎ屋さんを目指すにあたって、車内では間食厳禁(笑)。運転に集中し黙々と走り続けるわけだが、ここで思わず笑みがこぼれる。
 今回のシトロエン ベルランゴは、プジョー リフター、フィアット ドブロとパーツを共有した兄弟車という位置付けなのだが、とにかく常用域でのドライブフィールが素晴らしい。意地悪な見方をすれば、商用車ベースの乗用モデルで、エンジンは1.5Lディーゼルターボ。スペックシートを見るかぎり特別な「何か」はない。しかし、実際にステアリングを握ると、この普通さが普通ではない(笑)ことに気がつくのだ。
 その要因は、1.5Lディーゼルターボ+8速ATのパワートレインと、フワッとやさしい足まわりにほかならないのだが、もちろんシートのクッションやちょっとしたディテールの集積がこのテイストを作り上げているのだろう。とにかく無駄に飛ばす気にならないし、車内は平和な空間なのだ。仮に家族や仲間と走っていて会話が盛り上がらなければ、きっと原因はそのドライブのせいでないはずだ。
 そんなわけで、間食なしにもかかわらず平和に楽しく諏訪湖に到着。まずは1年ぶりのうなぎをいただいた。そして、次なる楽しみは湖畔のサイクリング。一周約16kmの諏訪湖を走るこのコースは、時間にすると1時間半〜2時間。観光用のサイトではじっくり半日かけてまわるポイントなども紹介されていて、サイクルファンならずとも、一度は走って見たくなるコースだ。今回は撮影の都合で半周だけしたが、改めてこようと思うほど楽しかった。 
 そして、特盛イベントの最後を飾るのは夜景。諏訪湖の夜景は中央高速道の諏訪湖PAで見られることが有名だが、今回は映画『君の名は。』の聖地として知られる立石公園でスタンバイ。突然の悪天候で日頃の行いの悪さを反省したが、それでも霧に浮かぶ夜の諏訪湖を堪能できた。大満足の一日となった。

[シトロエン ベルランゴ]アクティブライフにふさわしい1台

 2019年の日本上陸以来、大人気となったレジャー・アクティビティ・ビークル。2024年10月にマイナーチェンジしてより進化。2列シート5人乗りと3列シート7人乗り仕様が用意されている。どちらも高い積載性と欧州車らしいドライブフィールで多くのファンを魅了している。

シトロエン ベルランゴ ロング MAX BlueHDi(8速AT) ●全長×全幅×全高:4770×1850×1850mm ●ホイールベース:2975mm ●車両重量:1660kg ●エンジン:直4DOHCディーゼルターボ ●排気量:1498㏄ ●最高出力:130ps/3750rpm ●最大トルク:30.6kgm/1750rpm ●新車価格:439万円〜457万円(ベルランゴ 全グレード)

クッション厚があるシートは3列それぞれが快適で、2列目は3座独立式でそれぞれ同じ座面幅となっている。また、3列目は取り外し可能だ。
ベルランゴ ロングの7シートは、最大ラゲッジ容量2693L、5シート時ラゲッジ容量850Lを実現。今回のドライブでは、3列目シートの片側を外した状態で自転車を積み込んだ。
1.5L直4DOHCディーゼルターボエンジンは、トルクフルで扱いやすい。8速ATとの相性も素晴らしい。

[ライバルモデル]BEVモデルに注目してみた

フィアット 600e

 500eに続いて登場した、フィアットの完全BEV。可愛いスタイルながら中身は本格派で、実用的なパッケージングと493km(WLTC)の航続距離を実現。華やかな雰囲気でドライブを盛り上げてくれる。

新車価格:585万円(600e)

BMW iX2

 BMWらしい作り込みと、BEVならでは走りの気持ちよさを両立した1台。全長4555mm×全幅1845mm×全高1565mmというサイズは、高い実用性も含め大人のドライブを約束してくれる。

新車価格:756万円(iX2 xDrive30 M Sport)

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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