新車値引き情報
掲載日:2022.07.26 / 更新日:2022.07.26

X氏の値引き大作戦 ヴォクシーから63.7万円引き!

ツインズ・弟が絶妙のサポート! 20年の付き合いvs地元の後輩!! 新型から64万円引きの衝撃!!!

【プロローグ】 相棒・N-BOXは通勤から遊びまでフル活動。6年で軽く8万kmを超えてしまいました。来年の車検の時には10万km目前となりそうだし、ノーマルタイヤもスタッドレスも交換時期にきています。
 そんな折、かねてから「次はこれ!」と思っていたヴォクシーがフルモデルチェンジするとの情報をキャッチ。一瞬、「現行モデルを大幅な値引きで購入しようか!?」との考えがよぎりましたが……ヤバイ、ヤバイ! いま乗っているN-BOXは購入して1年も経たないうちにフルチェンを実施。「だったら、新型を待てばよかった」と後悔したのを思い出しました(笑)。
 そんなこんなで新型への買い替えを決断したわけです。
 当初は「N-BOXの車検切れまで1年近くあるので急ぐ必要はない」と思っていましたが……ヤバイ、ヤバイ! 月刊自家用車には「コロナ禍の影響で新車の納期が遅れに遅れている。車検切れが1年前になったら買い替えに動いたほうがいい」って書いてあるじゃないですか。
 というわけで、急遽、商談をスタートすることにしました。

【交渉1日目】 数日前、トヨタのウィッシュに乗っている双子の弟から電話が入る。
「今度の土曜日、トヨタA店に車検の見積りに行くけど、一緒に行く? 担当セールスさん、とても面倒見のいい人なんで、紹介するよ」
X「よっしゃ!」
 頼もしい弟とトヨタA店へ。ちなみに実家はトヨタ党で、A店からは母がbB、兄がプリウスα、弟がウィッシュと3台を購入している。ただし、自分はこれまで新車2台に乗り継いでいるが、トヨタ車はなし。
 セールスさんとは初対面。誠実そうなベテランで、たしかに面倒見はよさそうだ。
 まずはN-BOXの査定とヴォクシー・ハイブリッドS-Z E-Fourの見積もりをお願いする。あれやこれやと付けたらメーカーオプションだけで80万円を超えてしまった。
「ヴォクシーは発売したばかりなのであまり値引きはできないのですが、Xさんのご家族とうちの店は20年以上の付き合いがあるので、最初から思い切った数字をご提示します。車両本体から15万円、付属品から10万円の合計25万円引きにしましょう。N-BOXの下取り額は70万円で、支払い総額は475万円となります」
X「高っ! 無理無理無理!!やっぱ買えない!!!」
「まだまだ引けますよね?」
「決めていただけますか?」
X「クルマ選びを始めたばかりなので即決というわけにはちょっとなあ……でも『買う!』って言ったら、どのくらいまでいけますか?」
「この場で決めていただけるなら上に掛け合ってきます」
X「……」(いきなり迫られて言葉が出てこない)
「まだ試乗もしていないのでとりあえず一旦持ち帰ります」
 ナイスフォロー!
 注目の納期については「はっきりお伝えできません。ハイブリッドは現時点で半年待ちとなっていますが、さらに延びる可能性があります」とのこと。
 下取り額の70万円は思ったより高い。しかも納車まで維持してくれる。買い取り専門店への売却も考えていたが、すぐに引き渡すことができないので、下取りに出すことにした。なお、ノアも同じ条件とのこと。ただし、見比べたが、やはりヴォクシーのほうが魅力的だ。
 続いてA店とは経営の違うトヨタB店へ。展示車を見ていると、若いイケメンが声をかけてきた。21歳の新人さんで、とてもノリがいい。ここで予期せぬ出来事が起こった。
「よろしければアンケートにご協力お願いします」
 住所を書き込むと、
「あれ!? お住いは〇〇(地名)ですね。地元ですか?」
X/弟「えっ!? 地元です!」
「私もです!」
X「ということは、セールスさん、地元の後輩ですね」
「はい、先輩、よろしくお願いします!」(笑)
 これはヤバイ!本格的に商談をして大幅な値引きが飛び出したりしたら引っ込みがつかなくなりそうだ。そこで、とりあえずハイブリッドの試乗を申し込んで引き上げた。
 帰りの車内で、
X「ちょっとヤバクない? 断れなくなっちゃうよ」
「大丈夫大丈夫。地元の後輩だからって言って、そこまで考える必要はないよ。あくまでも客の立場でいかなくちゃ。ともかくヴォクシーを狙うならトヨタ同士の競合が不可欠だよ」
 おっしゃる通りです。ほんと、頼りになる弟だ。

兄はヤバイヤバイ、弟はイケイケ 優柔不断と進取果敢の名コンビ!!

【交渉2日目】 N-BOXを購入したホンダへ。まずは点検をしてもらう。
「Xさん、スタッドレス、だいぶへたってきてますね」
X「はい、わかってます。6年も使ってますからね(笑)。実は買い替えを考えているんです。いまのところ、新型ヴォクシーが最有力候補ですね」
「えっ、5月に新型ステップワゴンが発売されます。まもなく先行商談を開始するので、ぜひご検討ください!」
 と言って、簡易パンフレットを渡された。新型ステップワゴンは先進的なヴォクシーとは真逆のコンセプトで開発されたようで原点回帰のシンプルな外観だ。上品だと思うが、まだ30代前半の自分はおらおら顔のヴォクシーに魅かれる(笑)。
 セールスさんは「N-BOXからステップワゴンへの買い替えなので、条件のほう、頑張らせていただきますよ」と言ってくれたが、やはり突っ込んだ交渉がしにくい。値引きはいきなり20万円以上が出そうな雰囲気だった。

【交渉3日目】 数日前、トヨタB店の新人さんから「ご希望のハイブリッドの試乗車が用意できました」との連絡が入った。
 土曜日、トヨタB店へ。弟も一緒だ。試乗車は別の営業所にあるとのこと。移動の足は新型ヴォクシーのガソリン車。ナビがとても鮮明で、サクサク動くことに感動する。
「セールスさんって、なに乗っているんですか?」
「モデリスタ仕様のC-HRに乗っています」
「カッコいいですよねー。ちなみにセールスさんのお兄さんって、カムリのモデリスタに乗っていますよね? その前はマークXでしたよね?」
「えっ!? よくご存じですね!お知り合いですか?」
「前回、地元が同じと伺ったので、もしかしたらと思ったら、自分の嫁とお兄さんが同じ職場みたいです」(笑)
「偶然、すごすぎます!」
 こんなたわいもない会話をしながら目的地に到着。早速、ハイブリッドに試乗する。
X「うわー、やっぱ、静かだー。1800だからパワー不足かと思ってたけど、普通に走行してる分には問題ないですね」
「いいなー。俺のウィッシュも乗り換えたいけど、諸般の事情で車検を通します」(笑)
 試乗を終えて本格的な商談を開始。担当のセールスさん、一所懸命で好感が持てる。
X「下取り額なんだけど、別のトヨタでは70万円でした」
「70万円ですか……わかりました。お待ちください」
 しばらくして店長さんを連れて戻ってきた。
 提示してきた条件は車両本体から22万円引き、付属品から14万円引き、下取り66万円で、支払い総額は468万円。
「すみません、下取り額は限界です。その分値引きでカバーさせていただきました」
店長「決めてください!」
X「ん~~~実は、E-Fourを対象に見積もりを出してもらいましたが四駆はやめて二駆のS-Zにしようかとも思っています。だから、もう少し検討させてください。ちなみに二駆にするってなったら差額を引いた値段でいいですか?」
店長「大丈夫ですよ」
 帰りの車内で、
X「せっかく今回の新型からオットマンが採用になったのに、E-Fourを選ぶと装備されていないのが悩ましい」
「俺のウィッシュ、二駆だけど、冬、走ってて困ったことないよ。それよりオットマンなしだと後悔しそうじゃない? ともかく、二駆か四駆か決めないと最終交渉できないから、次までに決めてね」
 一週間、悩みに悩んで、ようやく二駆に決定! E-Fourも魅力的だが、今回は「このクラス初のオットマン+シートヒーターは外せない」となった。

土壇場で痛恨のミス……(泣) 双子が揃ってポッカ~ン(爆)

【交渉4日目】 トヨタA店より「ハイブリッドの試乗車が用意できた」との連絡が入ったので出向いた。すでにB店で試乗済だが、もういちど走り慣れた道で試してみる。やっぱり静かさに驚かされた。
 お店に戻って交渉を開始。
 まずは狙いを二駆のS-Zに変更したことを伝える。
 さらに、ドライブレコーダーは安価な社外品を買うことにしたので、前回、見積もりに入れていた純正ドラレコ(約6万円)を外すことにした。
X「正直、トヨタB店と比べると大きな差がありますよ」
「今日決めていただけるのなら本部と掛け合ってきます。B店はどのくらいですか?」
「あちらのセールスさんから『ほかの店には口外しないで』って言われてるんですよね」
「では、いくらなら決めていただけますか?」
X「支払い総額が420万円になるなら即決します!」
「……」(絶句)
X「では、限界の値段をお願いします」
「わかりました。Xさんのご家族にはたいへんお世話になっているので、ご希望の420万円を店長にぶつけてみますが、正直厳しいと思います。少々お待ちください」
 セールスさんが席を離れたと同時に弟が耳打ちをする。
「B店に電話してきたら? たぶん連絡、待ってるよ」
X「何て言う?」
「A店が420万円になりそうですって言ってみな」
 ショールームを出て、トヨタB店に電話。二駆への変更を伝えてから、
X「いまA店で商談していますが、支払い総額420万円で本部に掛け合ってもらっています。どうなるかわかりませんが付き合いの長い店舗なので、もしかするともしかします。その場合(A店で)決めてしまってもいいですか?」
「少し待ってください。のちほど折り返します!」
 ショールームに入ってテーブルに着いたら、セールスさんが戻ってきた。
「429万円! これでいかがでしょうか?」
「これが限界ですね?」
「はい、MAXです。それからドラレコを社外品にするとのことですが、取り付けはどうなさいますか?」
X「こちらでお願いします」
セ「では、取り付け工賃1万1
000円を計上させてください。これを入れておけば、堂々と取り付けができます」
X「じゃ、支払い総額は430万円ってことですね。実は、予算は400万円なんです。大幅なオーバーなんですよね」
 ポケットのなかでスマホが振動。トヨタB店からの電話だと思うが、商談が佳境に入っているため中座はできない。
「ご提案があります。ご予算を超えた30万円をローンにしたらいかがでしょうか?」
X「……」
「どうする?」
X「ん~~~ローンは使いたくないな。新車が来たらボディコーティングもしたいし、スタッドレスタイヤも買わないといけないしなー。30万円オーバーは厳しいよ」
「……」
X「……」
 しばらく沈黙が続く。
「まあ、高い買い物だし、どっちの店舗で買うかは今日の夕方まで考えたら?」
X「そうだな。必ず今日中には連絡するので、少し時間をいただけますか?」
「わかりました」
 なんとか態度を保留できた。
 トヨタB店へ電話を入れる。
「どうなりましたか?」
X「いやー420万円は無理でしたが、もういちど掛け合ってもらってます」
「店長と相談したんですが、A店さんよりも頑張らせていただきますので、もう一度足を運んでいただけませんか?」
X「420万円になるなら……」
「それはちょっと……今は申し上げられないのですが……とにかくもう一度御来店いただけませんか?」
X(弟に目で合図する)
「行くって言って!」
X「30分後くらいには行けるかと思います」
「お待ちしております!」
 昼食の蕎麦を食べながら、弟と話し合う。
X「どちらのセールスさんもいい感じなので悩ましい……」
「今回はB店で買ったらいいんじゃない? B店の新人君はへたな小細工をしないで最初から勝負をかけてきているところがいいね」
X「俺がB店で決めちゃったら(弟が)A店に行きにくくなっちゃうじゃん?」
「大丈夫、そんな心配しなくていいよ(笑)。B店のセールスさん、地元の後輩だし、話していて楽しいよ」
X「たしかに。年が近いからな」
「とにかく、420万円をぶつけて折れないこと!」
X「420なら決めていいの?」
「逆算すると値引き額が60万円を超えることになる。下取りがA店より安くてもこれだけ値引けば買いだよ」
 トヨタB店に到着。
「A店さんとはどうなりましたか?」
X「今日中に返事するって言って何とか逃げてきました」
「最終条件はいくらになりましたか?」
X「429万円です」
「で、いくらなら決めていただけますか?」
X「ん~~~、2、3万円の差ならこれまでの付き合いを尊重してA店で決めます」
「少々お待ちください」
 セールスさんが席を外すと、
「なんで420って言わないの 2、3万円だと425万円とか持ってくるじゃん!」
X「……」
 セールスさんが戻ってきた。
「お待たせしました。425万円でいかがでしょうか?」
 弟の予想が的中!
X「ん~~~、425万円なら付き合いの長さを優先してA店に戻ります」
 隣で弟が(よくぞ言った)という表情を浮かべる。
X「420万円ならこの場からA店に断りの連絡をします」
「わかりました。もういちど相談させてください」
 セールスさん、離席する。
「420は無理だけど、あと1、2万円はいける」
 しばらくして戻ってきた。店長さんが一緒である。
店長「Xさん、420万円でお願いします!」
X/弟「!?!?!?!?」
 弟も自分も断られると思って420作戦を仕掛けたつもりだったのだか……。
 驚きのあまり、双子が揃ってポッカ~ン(爆)。
X「あ、ありがとうございます」
 最終的な条件は車両本体とメーカーオプション84万400円から35万7180円引き、付属品(77万4510円)から28万円引きで、値引きの合計は63万7180円! これに持ち込みのドラレコも無料で取り付けてもらえる。
 その場でトヨタA店に電話を入れて丁重にお断りした。
「ちなみに、おいくらで?」
X「420万円+ドラレコ工賃サービスになりました」
「うちでは絶対に無理です」
 完全にお手上げ状態だった。

購入データ
TOYOTA ヴォクシー
ハイブリッドS-Z(7人)
From福島県
トータル値引き 63.7万円
値引き採点 5
値引きの合計は、なんと63万7180円(値引き率11.9%)! コンパクトカー“1台分”のオプション/付属品を付けているといっても、新型からここまで取れたら超・超ウルトラC! 

内外出版/月刊自家用車

ライタープロフィール

内外出版/月刊自家用車

オーナードライバーに密着したクルマとクルマ社会の話題を満載した自動車専門誌として1959年1月に創刊。創刊当時の編集方針である、ユーザー密着型の自動車バイヤーズガイドという立ち位置を変えず現在も刊行を続けている。毎月デビューする数多くの新車を豊富なページ数で紹介し、充実した値引き情報とともに購入指南を行うのも月刊自家用車ならではだ。

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