車のニュース
更新日:2022.06.03 / 掲載日:2022.06.03
マツダ 2035年に自社工場でのカーボンニュートラル実現目指す
マツダは6月2日、2050年のサプライチェーン全体でのカーボンニュートラル(以下、CN)に向け、2035年にグローバル自社工場でのCN実現を目指し施策に取り組むと発表した。
2035年のCN実現に向け、地球温暖化の抑制に繋がる活動を実施
同社は、クルマの「つくる・はこぶ・つかう・もどす」それぞれの過程でCO2排出量を削減し、地球温暖化の抑制に貢献することを自動車製造業の中核的責務として位置付け、CNへの取り組みを進めてきた。
2035年のグローバル自社工場でのCN実現に向けては、「省エネルギーの取り組み」「使用するエネルギーを再生可能エネルギーに転換する取り組み」「社内輸送などで使用する燃料において、CN燃料の導入をする取り組み」の3つの柱を、各関係先と連携して進めていく。
同社は、これらの取り組みを通じて、2050年のサプライチェーン全体でのカーボンニュートラルに向けて挑戦を続け、豊かで美しい地球と永続的に共存できる未来を目指すとしている。
CN実現に向けた3つの柱
2035年に、グローバル自社工場でのCN実現を目指す3つの取り組みについて、以下を実践する。
(1)省エネルギーの取り組み
・CO2排出量の多い自動車の製造工程において、低温硬化塗料の開発による熱エネルギーの削減や、加工技術の効率化によるエネルギー変換効率の改善などを実施する。
(2)使用するエネルギーを再生可能エネルギーに転換する取り組み
・同社のCN化のみならず、地域経済の成長にも貢献することが重要であるとの視点に立ち、中国地域のCN電力の需給拡大を目指すCN電力推進部会での取り組みに積極的に参画する。
また、工場内の発電の低・脱炭素化や再生可能エネルギー発電事業者からの電力調達など、さまざまな形態の脱炭素化を検討していく。
(3)社内輸送などで使用する燃料において、CN燃料の導入をする取り組み
・次世代バイオ燃料の実用化を進める、ひろしま自動車産学官連携推進会議の取り組みなどとも連携し、社内輸送などで使用する燃料においてCN燃料の導入を進める。
また、国内での取り組みをモデルに、海外の工場においても最適なアプローチを進めていく。