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更新日:2021.12.10 / 掲載日:2021.12.10
新型アルト発表 9代目は内外装を一新、軽自動車トップの燃費性能
スズキは12月10日、軽乗用車の新型「アルト」を発表した。発売は2021年12月22日で、価格帯は943,800円~1,379,400円となる。
9代目となる新型アルトは内外装を一新。全高、室内高、室内幅を拡大し広い室内空間を実現している。「スズキ セーフティ サポート」と6エアバッグを全車に標準装備するなど、安全装備も充実した。
コンセプトは「気軽」「安心」「愛着」のエクステリア
今回9代目となる新型アルトは、ベーシックで親しみやすく愛着のわくデザインを採用。丸みを帯びた柔らかなフォルムの中に、楕円形のモチーフを取り入れ、立体的な断面にこだわった造形となっている。
LEDヘッドランプを採用し、フロントマスクにはヘッドランプと一体感のあるメッキフロントバンパーガーニッシュを採用している。(LEDヘッドランプはL アップグレードパッケージ装着車、HYBRID S LEDヘッドランプ装着車、HYBRID Xに装着。メッキフロントバンパーガーニッシュはHYBRID S、HYBRID Xに装着)。ホイールは、グレードによりシャープなスポーク形状の14インチアルミホイールのほか、楕円形をモチーフとした14インチフルホイールキャップが設定された。
ボディカラーは新色の「ダスクブルーメタリック」と「ソフトベージュメタリック」を追加。ホワイト2トーンルーフ車4色を含む計12パターンのラインアップとなった。(ホワイト2トーンルーフ車はL アップグレードパッケージ装着車、HYBRID S、HYBRID Xにメーカーオプション設定)
居心地よく飽きのこないインテリア
エクステリアと同様のコンセプトに基づき、メリハリをつけ厚みと立体感を表現。インパネとドアトリムに落ち着きのあるネイビーカラーを採用し、質感の高さや居心地のよさを感じさせる。シート表皮にはデニム調生地を採用、シート背面はブラウンとし、親しみやすさを演出している。
マイルドハイブリッド搭載で優れた燃費性能を実現
低速から中高速までの実用速度域で、優れた燃費性能と軽快な走りを実現するR06D型エンジンとISG(モーター機能付発電機)と専用リチウムイオンバッテリーを組み合わせた独自のマイルドハイブリッド※2システムを搭載(HYBRID S、HYBRID X)。注目の燃費は、WLTCモードで軽自動車トップの27.7km/L※3を達成し、軽自動車初の2030年度燃費基準95%達成でエコカー減税(重量税)※12免税となる(HYBRID S、HYBRID Xの2WD車)。
*2021年12月現在、スズキ調べ
A、Lグレードでは、低燃費と走りを両立するR06A型エンジンと、減速時のエネルギーで発電・充電し、無駄な燃料消費を抑える「エネチャージ」を採用。発電によるガソリン消費を抑えるとともに、エンジンへの負担を軽減して軽快な走りにも貢献する。
「スズキ セーフティ サポート」を全車に標準装備
エアバッグ すれ違い支援機能(モニター画像)
安全面では、ガラスエリアを拡大し視界を広くしたほか、夜間の歩行者も検知するステレオカメラ方式の衝突被害軽減ブレーキ「デュアルカメラブレーキサポート」をはじめ、誤発進抑制機能、車線逸脱警報機能、ふらつき警報機能、先行車発進お知らせ機能、ハイビームアシスト、後退時ブレーキサポート、後方誤発進抑制機能を全車に標準装備。また、6エアバッグを全車に標準装備する(運転席・助手席SRSエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグ)。
運転に必要な情報をフルカラーで見やすく表示するヘッドアップディスプレイ※5を採用し、視線移動を減らすことでドライバーの視線移動の負担を軽減。また、ステレオカメラが認識した道路標識をヘッドアップディスプレイ※5に表示する標識認識機能も採用された[最高速度、はみ出し通行禁止、補助標識「終わり」、一時停止、車両進入禁止]。
全方位モニター用カメラ※5装着車には、狭い道を低速(5km/h以下)で走行中、ステレオカメラが対向車とのすれ違いを検知し、自動でモニターに「サイド(左側)+フロント映像」を表示。狭い道でのすれ違いにおける死角を減らし、壁や対向車との接触防止をサポートしてくれるすれ違い支援機能を搭載する。
全高、室内高、室内幅を拡大、広い室内空間
USB電源ソケット コンソールドリンクホルダー(リヤ) 7インチ ディスプレイオーディオ インパネ(A)
パッケージングでは、全高、室内高、室内幅の拡大※6により、広い室内空間を実現したほか、フロントドア開口部の高さも拡大※6し、前席の乗降性が高められた。室内空間を拡大しながらも最小回転半径は4.4mとなっており、取り回しの良さも両立する。
インパネには、助手席に新設のインパネトレーを採用。そのほか、大型のスマートフォンも収納できるインパネセンターポケットなど、ドライバーから手の届く位置に収納スペースが豊富に設置された。また、運転席・助手席から使いやすいUSB電源ソケット(2個)※5を新たに装備する。
さらに、スズキ国内初となる7インチのディスプレイオーディオ※7を採用し、バックアイカメラや全方位モニター※5の映像を表示できるほか、さまざまな車両情報の確認や、ヘッドアップディスプレイ※5への交差点案内※8などの表示も可能としている。また、スマートフォンとの連携※9によるナビ表示、Bluetooth接続による音楽の再生など、充実した機能を搭載した。
乗り心地と静粛性を向上
軽量・高剛性のプラットフォーム「HEARTECT(ハーテクト)」を採用。また、バックドア、センターピラー、サイドドアでそれぞれ環状構造を形成する「環状骨格構造」によりボディー全体の剛性を向上させている。ボディーのルーフパネルとルーフメンバーの接合部には高減衰マスチックシーラーを採用することで、こもり音や雨音を低減し静粛性を高めた。
また、新型「アルト」は、経済産業省や国土交通省などが普及を推進する「サポカーS ワイド」※10、国土交通省による「衝突被害軽減ブレーキ(AEBS2)認定車」※11、「ペダル踏み間違い急発進抑制装置(PMPD)認定車」※11に該当する。
新型アルト メーカー希望小売価格
機種名 | エンジン | 駆動 | 変速機 | エコカー減税 (重量税)※12 |
価格 (消費税10%込み) |
A
|
0.66L
DOHC |
2WD |
CVT
|
–
|
943,800円 |
4WD | 1,075,800円 | ||||
L
|
2WD | 998,800円 | |||
4WD | 1,129,700円 | ||||
HYBRID S
|
0.66L
DOHC 吸排気VVT マイルド ハイブリッド |
2WD | 免税 | 1,097,800円 | |
4WD | 50% | 1,228,700円 | |||
HYBRID X
|
2WD | 免税 | 1,259,500円 | ||
4WD | 50% | 1,379,400円 |
* 2WDは前輪駆動。
* 価格には、リサイクル料金、保険料、税金(除く消費税)、届出等に伴う費用は含まれない。
* WLTC=Worldwide-harmonized Light vehicles Test Cycle 市街地、郊外、高速道路の各走行モードを平均的な使用時間配分で構成した国際的な走行モード。
※12 記載の重量税減税率は2023年4月30日新車届出までとなります。
※1 アルト乗用車、商用車の届出台数(アルト ラパンを除く)、 一般社団法人 全国軽自動車協会連合会データより
2021年11月末現在、スズキ調べ。
※2 HYBRID S、HYBRID Xに搭載。
※3 軽自動車クラス。WLTCモード走行燃費(国土交通省審査値)に基づく。HYBRID S、HYBRID Xの2WD車。
2021年12月現在、スズキ調べ。
※4 6エアバッグは、運転席・助手席SRSエアバッグ、フロントシートSRSサイドエアバッグ、SRSカーテンエアバッグ。
※5 HYBRID X 全方位モニター付ディスプレイオーディオ装着車、HYBRID X 全方位モニター用カメラパッケージ装着車に装備。
※6 先代アルトとの比較。
※7 HYBRID X 全方位モニター付ディスプレイオーディオ装着車、A、L、HYBRID Sにバックアイカメラ付ディスプレイオーディオ装着車としてメーカーオプション設定。
※8 HYBRID X 全方位モニター付ディスプレイオーディオ装着車でスマートフォン連携をして対応する地図アプリを使用した場合とHYBRID X 全方位モニター用カメラパッケージ装着車に対応したナビゲーションを装着した場合に表示されます。
※9 スマートフォンの機種、ソフトウェアによっては、別売りのケーブルが必要となります。また、対応していない機種もあります。
※10衝突被害軽減ブレーキなどの先進安全技術をはじめとする一定の運転支援機能を備えた車(安全運転サポート車。略称・サポカー)のうち、ペダル踏み間違い時加速抑制装置などを搭載することで特に高齢運転者に推奨される「サポカーS」の区分のひとつ。「サポカーS ワイド」は、衝突被害軽減ブレーキ(対歩行者)、ペダル踏み間違い時加速抑制装置、車線逸脱警報、先進ライトを搭載する車。
※11事故防止対策の一環として、衝突被害軽減ブレーキ、ペダル踏み間違い急発進抑制装置が一定の性能を有していることを国土交通省に認定された車。
* 安全運転を支援する機能の検知性能・制御性能には限界があり、状況によっては正常に作動しない場合があります。
これらの機能に頼った運転はせず、常に安全運転を心掛けてください。