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更新日:2022.03.16 / 掲載日:2022.02.14
ブロンコ 超オフローダーの特別仕様車「エバーグレーズ」 フォード
フォードは現地時間の2月10日、本格SUVのブロンコにワイルドなオフロード嗜好者のための特別仕様車「ブロンコ エバーグレーズ」を設定したと発表した。同モデルは米国向けに3月より受注開始、価格は53,000ドル(日本円で約611万円)から。
シュノーケルだ!マウントウィンチだ! オフロードに特化した仕様に
フォード・ブロンコは、2021年に待望の復活を遂げた小型の本格クロスカントリー車。2022年1月には高性能モデルの「ブロンコ ラプター」が登場するなど、欧米におけるSUV需要の波に乗り、存在感を高めている。今回の特別仕様車は、様々なオフロード装備を備え、ハードな環境にも堪える走行性能を実現した。なお、エバーグレーズという名称は、フロリダ州の南端に位置する同名の湿地保護区に由来する。
エンジンは2.3LのEcoBoostエンジンを搭載、同クラスの4気筒エンジンでは最高となる300馬力、325lb.ft.のトルクを発生し、クラス専用のセレクトシフト10速ATと先進の4×4システムが組み合わされる。
助手席側のAピラーには、フォードが独自設計したシュノーケルを装着し、砂ぼこりや雪、水の中でのパフォーマンスを最適化。また、路面環境や天候に応じ、2枚のプレートを使って吸気口の向きを変更することも可能に。この装備により、約925mmの水深まで進入可能としている。また、フロントバンパーにはWARN製のウィンチを装備。10,000ポンド(約4,500kg)の定格荷重に耐えられるとしている。そのほか、保護用のサファリバー、ロックレール、スチール製バッシュブレードを標準装備する。
ブロンコらしさを表現したデザイン
デザイン面では、フロントグリルをカーボナイズドグレーで仕上げ、グロスブラックのブロンコロゴを入れたユニークなビジュアルに。また、フロントとリアのホイールアーチを角ばった形状にし、ブロンコの持つワイルドなキャラクターを強調。フロントクォーターフェンダーには、車名の由来であるエバーグレーズの地形を表現したグラフィックプレートを装着し、個性を際立たせた。ボディカラーは特別仕様車専用色となるデザートサンドに加え、エラプショングリーン、エリア51、シャドーブラック、カクタスグレーの全5色が用意される。
冒険心を駆り立てるインテリア
インテリアでは、防汚性の高いマリングレードビニールシートやラバーウォッシュアウトフロアを標準装備。また、グラブハンドルやエアレジスターの吹き出し口、シートのステッチなどに、アーバングリーンのアクセントカラーを新たに採用し、冒険心を駆り立てる彩りをプラスした。