カーライフ
更新日:2020.04.06 / 掲載日:2013.12.02
ガチで検証!カーライフの疑問 やってみたらこうなった!!
カーライフの中で浮かび上がる疑問の数々を解消すべく、実際にテストを実施して検証。その結果は予想通りであったり、思いがけない意外な事実がわかったりした!
お役立ちネタからお笑いネタまで真剣に検証してみた
日常のカーライフの中で浮かび上がる疑問。なんとなく予想はつくものの、実際にやってみたら、果たしてどういう結果になるのか?
また、予想通りだったとしても、具体的な数字はどの程度のものなのか興味は尽きない。
そこで今回は、知っておくと役に立つものから、お笑いネタの雑学レベルのくだらないものまで15項目のテストを実施し、結果を検証。
明確な計測データを得ることにより効果を実証してみた。意外な事実が判明することもあったので、参考までに知っておいて欲しい。
今回のテスト車
●ダイハツ ミライース
●日産 フェアレディZ ロードスター
●ホンダ フィット(先代型)
エンジン排気量と車重の差が大きな2台を用意。ミライースは排気量660ccで車重750kg。フェアレディZは排気量3700ccで車重1720kg。ホンダ フィットはスリップストリームテスト時の先行車として使用した
テスト時の条件
2013年10月3日(木)/9:10~21:25
天候:晴れのち曇り、時々雨
気温:18~28度
湿度:42~75%
走行ルート:東京都内中心部~
静岡県御殿場市/神奈川県芦ノ湖
日中は夏を思わせるような快晴。高速走行時に少し雨が降り、山間部では18度まで気温が下がった。テストに参加した乗員の平均体重は約70kg
検証 1 車重750kgの軽自動車でフル乗車したときの燃費や挙動はどう変わる?
最軽量の軽自動車で重量増による影響の大きさをチェック!
乗員の数はクルマの性能にどれほどの影響を与えるのか?
車重はわずか750kg、市販車最軽量のダイハツ ミライースに成人男性4名がフル乗車(乗員込みの車重は約25%増し)し、加速や燃費、コーナリング時における車体の傾きの角度などを計測。ドライバー1名だけの状態と、軽自動車の定員である4名乗車の状態でそれぞれ同じテストを実施。すべての項目で計測数値が低下したが、とりわけストップからの発進加速への影響が大きかった。
料金所ダッシュ
(高速の料金所で停止→80km/hまでのタイム)
1人乗車のタイム → 12.5秒
1人乗車のタイム → 12.5秒
高速道路の「一般」の料金所にて一時停止後、前方の安全を確認してアクセル全開のフル加速を実施。NAの軽自動車なので絶対的には速くはないが、痛痒感を伴うほど遅くはない。テストドライバーの体重は約70kg
4人乗車のタイム → 15.6秒
4人乗車のタイム → 15.6秒
まず、動き始めからいきなりクルマの重さを実感。エンジンはやや苦し気で、いかにも大きな荷物を搭載しているという感覚が伝わる。80km/hに達するまでの時間は3秒以上遅くなり、約25%もダウンした
追い越し加速
(高速巡航中60→80km/hまでのタイム)
1人乗車のタイム → 5.4秒
1人乗車のタイム → 5.4秒
勾配のない直線の続く高速道路にて、60km/hでの一定速度巡航からアクセルを踏み込み、80km/hに達するまでのタイムを計測。念のため3回計測し、その平均値を計測結果とすることにしている
4人乗車のタイム → 6.6秒
4人乗車のタイム → 6.6秒
約1.2秒遅くなり、約20%ダウン。ゼロからの発進と違ってある程度慣性力が働いているせいか、ゼロ発進ほどには影響を受けなかった。運転感覚としても、料金所ダッシュよりは重苦しさを感じさせなかった
燃費
1人乗車の燃費 → 24.3km/L
1人乗車の燃費 → 24.3km/L
高速道路での一定速度巡航燃費。合計6本の料金所ダッシュと追い越し加速テストも含めた結果なので、通常の高速道路巡航時よりも、やや悪い数字となっている(通常なら26~28km/L程度は記録する)。計測区間の走行距離は約50km
4人乗車の燃費 → 21.6km/L
4人乗車の燃費 → 21.6km/L
リッターあたり2.7km、約8.5%ほど悪化。数値が20%以上悪化した2種類の加速力テストと比べると落ち幅は小さかった。瞬間燃費計の数字を目視で追ったところ、停止からのフル加速時には最低で3km/Lが表示され、発進時の影響がもっとも大きいと推測される
同じ速度でコーナリングした時の車体の傾き加減
(水平計にて計測)
1人乗車の数値 → 32.0°
1人乗車の数値 → 32.0°
電子水平計をダッシュボードに固定し、箱根の山道を40km/h(その道路の法定速度)で走行。コーナリング時に計測された数字の最大値で比較した。大きさが車体の傾きの大きさとなる。ちなみに、ごく普通に交差点を曲がる際の数値は6.0°~8.0°程度だった
4人乗車の数値 → 34.8°
4人乗車の数値 → 34.8°
計測された数値は、計測したいずれの場所でも+2.8までの間にとどまり、それほど大きな差は出なかった。運転感覚としては、車体の傾く角度は同程度でも、コーナーに進入して車体が傾き始めるタイミングは4名乗車時のほうが明らかに速いと感じた
結果判定
重量が25%増量すると、動力性能に大きな影響がでる。特に停止からの加速にもっとも大きな差が出た
検証 2 燃費の良いクルマを普通に運転するのと、燃費のあまり良くないクルマで徹底したエコ運転をするのとでは、どちらが燃費が良い?
エコカーはサンデードライバーが運転しても良い燃費が出せる?
クルマの燃費は運転の仕方によって大きく変わるもの。カタログの数値はトップクラスの燃費を誇る最新のエコカーでも、運転の仕方が悪いと良い燃費は出せないし、燃費の悪いスポーツカーでもエコ運転慣れしたドライバーの手にかかればカタログより良い燃費を記録することができる。エコ運転を得意とする自動車ライターが運転するフェアレディZは、サンデードライバーが運転するミライースに勝つことはできるのか?
ミライース&サンデードライバー(13.7km/L)
クルマを運転するのは月に2~3回で、エコ運転の経験や知識のないサンデードライバーがカタログ燃費リッター33.4kmのミライースをドライブ。法定速度遵守、エアコンの設定温度は25度に定め、東京都世田谷区内の平日の朝の渋滞区間を走行。ミライースとしては最悪レベルの燃費を記録してしまったが、それでもフェアレディZには勝利!
自動車ライター&フェアレディZ ロードスター(9.3km/L)
自動車雑誌の燃費競争で上位入賞経験のある自動車ライターが、エコ運転の限りを尽くしてフェアレディZロードスターをドライブ。手動アイドリングストップを駆使し、大排気量エンジン特有の低速トルクの太さを武器にカタログ燃費のリッター9.0kmは辛うじて越えたものの、トップクラスのエコカーの燃費には及ばなかった
結果判定
検証 3 タイヤの空気圧を変えると燃費は変わる?乗り心地は良くなる?
規定値の空気圧から+-変化で燃費などはどう変わる?
クルマの乗り心地や操縦性、燃費に大きな影響を及ぼすといわれるタイヤ。空気圧を規定値よりも上げ下げすると、乗り心地や操縦性、燃費は本当に変化するのか。また、その変化の度合いはどの程度なのかをチェック。規定値+-の数値は、数ヶ月ほどメンテナンス(空気圧のチェックと調整)を怠ると起こりやすい数値として、現実味を帯びた状況を再現してみた。
ミライースで規定値2.35 → 2.50の場合
空気圧をミライースの規定値である2.35から若干高めに調整。燃費は規定値24.7km/Lから24.8km/Lとわずかに向上。操縦性については変化を感じ取ることができなかったが、時速100kmで道路のつなぎ目を通過する際のタイヤのバタツキ感がわずかに増し、微妙ながら乗り心地が固くなったことが確認された
ミライースで規定値2.35 → 2.00の場合
空気圧を規定値からやや低めに設定。半年から1年ほど無調整なら、この程度まで低下する可能性は高いといえるが、燃費は21.6km/Lと明らかにダウン。乗り心地については変化は感じられないが、コーナリング時のグリップ感は若干増した印象で、操縦安定性には、ドライバーが感じる部分については良い影響が出ていることが確認された
結果判定
燃費、乗り心地、操縦性のバランスの良さでは規定値が最高であることを確認
検証 4 軽自動車にハイオクガソリンを入れるとパワーアップする?
レギュラーガス指定のエンジンにハイオクを入れても本当にまったく無意味なのか?
ハイオクガスとレギュラーガスの最大の違いはオクタン価と呼ばれる数値の高さ。これが高いと高圧縮エンジンでもノッキングを起こしにくくなるため、高性能車の多くはハイオク指定となり、ハイオク指定のクルマにレギュラーガスを入れるとエンジンが不調をきたし、パワーや燃費がダウンする。逆に、レギュラーガス指定のエンジンにハイオクガスを入れると、一般的には無意味とされているが、本当に無意味なのかチェックしてみた。
0~80km/h加速・60~80km/h追い越し加速の数値
ミライースでガソリンを空まで使い切った後、ハイオクガソリンを給油。0-80km/h加速タイムは12.5秒 → 12.3秒に、60-80km/h加速は5.4秒 → 5.3秒とタイムは良くなり、わずかながら加速力がアップした結果に。アクセルを踏み込んだときのエンジンの回転フィールも鋭さと活発さを増しているように感じられた
燃費は24.3km/L → 23.7km/Lとわずかに悪化。トルク感が増した(と感じられた)ことで、アクセルを余分に踏んでしまったことが原因と考えられる。ちなみに、ハイオクガスにはレギュラーガスよりもエンジン内部を奇麗にする洗浄剤などの添加剤が加えられている場合が多いので、常に入れ続けるとエンジン内部の清浄性が保たれて性能の劣化を抑える効果が期待できる!?
結果判定
誤差の範囲である可能性もあるが、パワー向上効果はわずかに期待できる!
検証 5 エアコンだけで車内の温度は何度まで変えられるのか?
外気温や太陽光の影響による変化ではなく純粋なエアコンの冷暖房能力を調べてみた
どのクルマのエアコンも、マニュアル式/オート式に関係なく設定温度の幅は18~32度程度であり、それ以上だと「Hi」、それ以下なら「Low」などと表示される場合が多い。真夏の炎天下など、外気温や太陽光などの天候の影響により車内がサウナのように熱くなったり、逆に凍てつくような寒さになったりすることはあるが、純粋にエアコンの冷暖房能力だけで室内温度を上げ下げした場合、何度まで上げたり下げたりすることができるのかを試してみた。テスト車はフェアレディZ。
冷房の限界値:17.1度/湿度15%
「外気温24度の夜」という状態で冷房全開のまま窓を閉めて放置(内気循環)。温度はジワジワと下がりながら、約25分で17.1度になり、そこで温度の下降はストップ。その後は温度が少し上がり始め、20度あたりで安定するようになった。湿度の最低値は15%で、その後は温度と共に上昇し始め、34%で安定。自動車メーカーに質問したところ、「リミッターを設けているわけではないが、外気温により温度の下がる限界は変わってくる」とのこと
暖房の限界値:54.5度/湿度15%
30度あたりまではグングン上昇したが、それ以降の上昇ペースは遅め。40度を超えると極めてゆっくりとなる。2時間半が経過しても尚、ジワリジワリと温度の上昇が続いたが、温度計の液晶に異常が現れたので計測ストップ。自動車メーカーによると「窓などから放熱されるため、いつまでも上がり続けることはない。外気温が24度なら50度程度が限界と思われる」とのこと。ちなみに、窓は熱くなったが、幌はほとんど熱くならず、オープンカーの幌の耐光性の高さを実感した
結果判定
エアコンの能力には限界があり、最終的には外気温の影響で温度は決まる
検証 6 スマホVSカーナビより的確なルートを指示したのはどっち?
スマホはカーナビ代わりとして使えるのか?
最近はスマホのカーナビアプリをカーナビ代わりに使う人が増えてきたと思うが、スマホのナビアプリと、本来のカーナビはどちらが的確なルートを案内するのだろうか。スマホはドコモのエクスペリア(SO-04E)に搭載の無料地図アプリ。カーナビはミライースに装着されていたイクリプスのSDナビでテスト。平日の朝の東京都内の一般道約8キロをそれぞれ別々に走行し、早く到着したほうを勝ちとすることにした。
カーナビの場合
走行条件は「法定速度を100%遵守」として、2台同時にスタート。時速50キロ制限の道路はピッタリ50キロで走行する。カーナビ側は幹線道路ではないルートを選ぶ傾向が出たなど、スマホのルートよりも比較的細かく抜けていくようなルートを案内。結果は、奇しくもちょうどクルマ1台分スマホのほうが早く目的地に到着したが、誤差の範囲で同着とすることにした
スマホのナビアプリの場合
スタートした直後からいきなりカーナビとは異なるルートを選択。環七や246号線、環八など、大きな幹線道路を積極的に選ぶ傾向が強かった。今回テストした地図アプリはVICS対応ではないため、単純に最短ルートを選択したものと思われる。それでも混み合った都心の道でのテストで、本家のカーナビと同着という結果が得られ、スマホのナビは十分使えることがわかった
結果判定
カーナビのほうがより細かいルートを案内したが結果は同着。スマホはカーナビ代わりになる
こんな実験もやってみました
スリップストリームは本当に有効か?
通常の燃費(24.7km/L)
通常の燃費(24.7km/L)
東名高速のほぼ勾配のない平坦な区間を時速100kmで巡航したミライースは24.7km/Lを記録。窓から少し手を出すと、手の平に柔らかい塊を掴むような感触が伝わってきたが、これが空気抵抗そのものといえる
スリップストリーム実施燃費(24.3km/L)
スリップストリーム実施燃費(24.3km/L)
同じく東名高速のほぼ平坦な区間を、先行車のフィットの背後にピッタリついて走行するも燃費はやや悪化。フィットのリアバンパーギリギリまで寄せるため、アクセルワークが多少ラフになったことが原因と思われる
スリップストリームとは何か?
高速で進む物体のすぐ後は気圧が下がり、吸引効果や空気抵抗の低減効果が得られる。クルマの場合、先行車にギリギリまで接近すればこの効果により燃費が良くなるといわれる
結果判定
公道では効果がないばかりか危険なので絶対に実施しないように!
オープンカーでカツラは時速何キロから飛ぶ?
時速60km/hの場合
時速60km/hの場合
室内はほぼ無風状態で、カツラが飛びそうになる気配はゼロ。カツラを装着しているとは誰にもバレることなく快適なドライブを続けることが可能。オープンエアーを堪能!
時速80km/hの場合
時速80km/hの場合
ズラがズレそうになる気配こそないものの、室内には上昇気流が発生。オープンカーの車内に巻き起こる風の流れは、意外にも前からではなく上方向へ強まることが判明した
時速100km/hの場合
時速100km/hの場合
速度の上昇に比例して、ズラに浮き上がる揚力が強まる。サイドウインドーを上げている状態ではなんとか持ちこたえたが、サイドウインドーを下ろすと悲劇が訪れることに
結果判定
オープンカーの車内は上方向に引っ張られる力が発生することが判明。カツラ愛用者は要警戒!
満タンにしたコップの水をこぼさずにコーナリングすることはできるのか?
水を目一杯入れたコップをカップホルダーに置き、峠道をドライブ。無駄な横Gをかけずスムーズな運転をすると水はこぼれないといわれ、良い練習に。某有名漫画でもこれを練習するシーンが描かれた
ゆるやかなコーナーの場合
ゆるやかなコーナーの場合
見た目としては、いかにもすぐにこぼれそうな雰囲気だが、予想以上によく粘り、箱根の峠道でもゆっくりと流す程度ではこぼさずに走ることができた!
キツめのコーナーの場合
キツめのコーナーの場合
タイヤが鳴くような荒っぽい運転になるとビショビショに。実際にはコップの水はコーナリングでの横Gよりも、発進/停止の前後Gの影響を受けやすい
結果判定
ペースがゆっくりなら思った以上にこぼれない!コーナーよりも加速/減速のほうが難しかった!
エアコンで濡れた髪を乾かすのにかかる時間は?
高速道路のサービスエリアで洗髪後、ほとんど拭かずに車内へ。エアコンは暖房全開で温風をドライヤーのように髪にあてて、完全に乾燥するまで何分かかるかチェック
4分31秒で完全に乾燥!
4分31秒で完全に乾燥!
成人男性の平均的な髪の長さ(若干短め?)であるK氏がテストを実施。テスト車両はミライース。暖房を全開にしても、ドライヤーの風量や温度のパワーにはほど遠い印象だが、ドライヤーと違って温風だけでなく空気の除湿効果があるせいか、予想よりも乾燥するペースは早く、約4.5分で完全に乾燥させることができた!
結果判定
クルマのエアコンのドライヤー効果は予想以上!ドライブ中に洗髪しても安心して乾かせる!
クルマは、何人の力があれば引っ張ることができるのか?
クルマを綱引きのようにして引っ張った場合、何人の力があれば動かすことができるのか?牽引ロープを使って実際に引っ張ってみた。テスト車は車重1700kgを越えるフェアレディZシリーズのフェアレディZロードスター
成人男性1名の場合
成人男性1名の場合
ギアをニュートラルにし、ブレーキ&ハンドル操作要員を運転席に座らせて人力による牽引を実施。全力で引っ張ってもクルマはピクリと動く程度で、ほとんど動かせなかった
成人男性2名の場合
成人男性2名の場合
牽引者を1名追加して、成人男性2名で牽引。極めてゆっくりながら、2名が全力で引っ張るとクルマはスルスルと動き出した。平坦路であれば2名で何とか動かせる
結果判定
平坦な舗装路では2名で動く。未舗装路や勾配のある路面では想像を絶するほど困難
750kgの軽自動車は1700kgのフェアレディZを牽引できるのか?
軽自動車が牽引可能なのは750kgまでと定められている(牽引免許ナシの場合)が、故障車に限ってはそれ以上でも牽引が許されている。車重1700kgを越えるフェアレディZは牽引可能なのか?
2台のスペックについて
2台のスペックについて
ミライースの車重は730kg。最大出力は52馬力/最大トルクは6.1kg mとミニマム。このクルマで車重1700kgのフェアレディZロードスターを牽引可能なのか?
実施時のフィーリング
実施時のフィーリング
実際に試すと、最初から思いのほか簡単にスルスルと動いた。ミライースは特に苦し気でもなく、エンジンにかかる負荷はそれほど大きくなさそうな気配。思いのほか頼もしかった
結果判定
法律で定められた数字はかなり安全マージンが与えられたものであることがわかった
運転状況別・血圧/心拍数テスト
一般道走行直後
一般道走行直後
東京都内の一般道を普通に流した直後の血圧は上:129/下:77。心拍数は71で、20歳代の成人男性としては良好な数値といえる。渋滞で少しイライラしたせいか、普段よりはやや高めだったようだ
高速走行直後
高速走行直後
高速道路での一定速度巡航を30分続けた直後の血圧は、上:118/下:69。心拍数は70で、かなりリラックスしていたことが窺える。本人は「混んだ下道より気楽に運転できたような気がします」とのこと
ワインディング走行直後
ワインディング走行直後
芦ノ湖スカイラインでの山道ドライブを30分続けた直後の血圧は、上:140/下:81。心拍数は75と、3つの状況の中では最大値を計測。本人は「山道は不慣れなので、けっこう気疲れしました」
結果判定
運転中のイライラや緊張は、血圧と心拍数を上昇させる原因となる
エンプティランプ点灯後、何キロ走ることができる?
国産車の場合、エンプティランプ(燃料の残量警告灯)が点灯しても数10キロは走れるといわれるが、本当にそうなのか?エンプティランプ点灯後、どこまで走行できるのか試してみた
エンプティ点灯時の状況
エンプティ点灯時の状況
ミライースの場合は、エンプティランプが点灯する代わりに、燃料計が点滅することで残量の低下を警告。航続可能距離(燃料の残量と燃費から算出して表示される)は15kmと表示された
エンプティ点灯後
エンプティ点灯後
航続可能距離が0kmになっても尚、エンストする気配はなく走り続けられたが、走行中のエンストが怖く、我慢できずにスタンドで給油。26Lも入ったので、燃料タンク内にはまだ4L残っていたことに
結果判定
メーターに示される航続可能距離+α分走れたが、過信は禁物!
エアコンで飲み物は何度まで温められる/冷たくできる?
市販のドリンクホルダーにミネラルウォーターを入れ、暖房全開/冷房全開で何度まで変えられるのかをチェック。外気温は24度で天気は曇りという状況で実施した
暖房での結果
暖房での結果
室内温度の上限テスト時とほぼ同じ状況で、室内温度は約2時間で50度に達したが、ペットボトル内の水温は34度程度にとどまる。温風の当たる部分だけが加温されるようで、水温計が沈んだ底のほうは温度の変化が遅かった。温まる効率が悪過ぎるようだ
冷房での結果
冷房での結果
冷房全開で45分経過すると20度まで下がったが、そこで下げ止まり。それでも上のほうはまだ温かいままで、かきまぜると22度に。縦に長いペットボトルはやはり効率が悪いようだった。容積の小さな缶コーヒーの場合、鉄の缶は熱伝導が良いといわれる
結果判定
暖房/冷房ともに室内温度ほどには温度が変わらず、効果はイマイチだった
まとめ 思わぬ事実が判明するという副産物が得られた
昔からクルマ好きの間で話題にあがる疑問を実際に試してみた結果、おおむね予想通りとなったもの、予想とは違ったものなど様々であった。オープンカーの車内には上昇気流が発生する、オープンカーの幌は断熱効果が高いなど、求めた内容以外の思わぬ事実が判明したことも少なくなかったので、一見バカバカしい内容でも実行する価値はあったといえる!