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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.01
走りも燃費も価格もよくばり進化で登場!! 新型アクセラ&アクセラスポーツ
フルモデルチェンジに限りなく近い激変ぶり

リアの変更点はバンパーがほんの少し短くなった程度。見た目にはほとんどわからない
【本記事は2011年11月にベストカーに掲載された記事となります。】マツダの屋台骨を支える主力車種、アクセラが9月27日にマイチェンを受けた。見た目をほとんど変わらず。バンパー形状やホイールデザインなどが変更になった程度だ。がしかし、中身を見ればこのマイチェンは、フルモデルチェンジに限りなく近い激変ぶりなのがわかるだろう。SKYACTIVの搭載でパワーもレスポンスも向上し、加えて足回りの改良で走りまで劇的によくなった。それでいて価格もわずか1万円のアップ(詳しくは次ページで解説)と、いいことづくめなのだ。
やっぱり注目はSKYACTIV技術でしょう!

SKYACTIV-DRIVE:デミオの1.4よりも走りを重視してエンジン圧縮比は1.2。ATは伝達効率とレスポンスを飛躍的に向上
■やっぱり注目はSKYACTIV技術でしょう!SKYACTIV最初のモデル、デミオに採用されたのはエンジンのみ。そこに空力などを改善して10・15モードで30.0km/Lを実現した。対してアクセラは、新たに開発した2LSKYACTIVGに加えて、新世代AT、SKYACTIV-DRIVEを採用。従来のATで49%だったロックアップ領域を82%まで拡大。エネルギーロスを極限まで減らし、ダイレクト感のあるミッションとなった。これらの採用により、アクセラの10・15モード燃費は従来型の16.4km/Lから20.0km/Lまで向上。残るSKYACTIVテクノロジーは、シャシーとボディ、エンジンの4-2-1排気システムだが、これが揃うのは来年にも発売されるCX-5。この登場がますます楽しみになってきた。
発売2日後の販売店の反応

■発売2日後の販売店の反応さて、この新型アクセラ、お客さんの反応は? この原稿を書いているのは9月29日、発売2日後の声を聞いてみた。「発売したばかりで、評価はこれからだと思いますが、好評はいただいてます。今も7~8人のお客さんがアクセラを見に来ていて、発表後はけっこう賑わっていますよ。事前受注を受け付けていなかったので、契約はこれからですが、既納ユーザーさんを中心に、すでに商談に入っているお客さんは複数います」このほか、首都圏の販売店に複数聞いてみたが、同じような状況。販売目標台数は2000台で、51%がSKYACTIVになると想定している。遠藤氏の調べによると、値引き額は7万円程度からで、オプションなどによりこれ以上という場合もあるとのこと。納期は約1カ月。この状況は人気が出てくれば、徐々に伸びていく可能性もある。わずか1万円のアップに抑えた! 最大の武器は価格!TEXT/渡辺陽一郎
2L車は割安

SKYACTIV-G:デミオの1.4よりも走りを重視してエンジン圧縮比は1.2。ATは伝達効率とレスポンスを飛躍的に向上
2Lエンジン(2WD)はSKYACTIV-Gに変更されたが、価格は1万円しか高まらない。20E-SKYACTIVの205万円は据え置きだ。変更前からi-stopや横滑り防止装置は装着したが、新型エンジン&AT、i-DMなどは価格にほとんど反映されない。従って2L車は割安。1.5Lの15Cと2Lの20Cの価格差は24万円だが、100cc当たり2万円の相場で計算して、エンジンだけで差額は14万円に縮まる。横滑り防止装置とi-stopの換算額は、最廉価のヴィッツをベースにして6万円。これを差し引くと8万円の差額だ。複雑なのは、20Cでは15Cに装着されるオートライトなどが省かれ、逆に15Cにはプッシュボタンスタートなどが付かないこと。それでも差額は7万円に縮まる。20Cに備わるエコドライブの支援機能を3万円、ドアミラーウインカーやマフラーカッターなど細かな装備差を4万円とすれば、ほぼ同額だ。さらにCVTに対する20Cの6速ATを3万円のプラスとすれば、20Cは15Cより3万円は割安。しかも10・15モード燃費は1.6km/L上まわる(ただし自動車税は年額5000円高)。
13C-Vより4万5000円は割安

140万円のデミオは装備を補正すると4万5000円も割安になる!
次はデミオ。13SKYACTIVと13C-Vの差額は11万円だが、前者には6万円に換算されるi-stopと横滑り防止装置、5万円相当のアルミホイール、3万円のリアルーフスポイラー、3万円のi-DMが加わる。13SKYACTIVには後席中央の3点式シートベルトが付かず、これを1万5000円に換算しても13C-Vより4万5000円は割安だ。