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更新日:2017.12.14 / 掲載日:2017.12.03
輸入車初のハイブリッド ベンツSクラスハイブリッドdebut
輸入車初のハイブリッド車デビュー

3.5L V6+モーターで11.2km/Lを実現! 輸入車初のエコカー減税100%
【本記事は2009年10月にベストカーに掲載された記事となります。】輸入車初のハイブリッド車が9月3日デビューした。当然、ハイブリッド車だからして、エコカー減税「100%免税」の対象。輸入車初の100%免税対象車となった。メルセデスベンツ「S400ハイブリッド」という現地名で発表されていたが、日本導入に際して「Sクラスハイブリッド・ロング」とネーミング。内容的にはS400ハイブリッドと違いはないが、より明確なネーミングとしたということだろう。
雰囲気を大きく変えている

ベンツSクラスハイブリッドのハイブリッドシステムはフロントエンジンルーム内部にバッテリーも搭載しており、コンパクトにまとまっているのが特徴的
エクステリアはSクラスそのもので、今回、ハイブリッドの導入に合わせて内外装をフェイスリフトしており、特にフロントマスクではバンパー下部に設置されたLEDナイトドライビングライトが印象的。バンパーの形状やグリルのデザインも変更され、雰囲気を大きく変えている。
V6、3.5Lに20psのモーターを組み合わせる。

気になるハイブリッドシステムは、最高出力279psを発揮するS350に搭載される3.5L、V6に20psを発揮するモーターを組み合わせたもの。システム出力は279ps、システム最大トルクは35.7kgmとなり、4クラスのトルクが特徴的。10・15モード燃費は11.2km/LでS350の8.4km/Lに対して約130%という数字。コンパクトなリチウムイオンバッテリーをエンジンルームに配置しているのがポイントで、モーターによるアシスト量はトヨタ方式ほど大きくはないが、バッテリーがトランクスペースを犠牲にすることなく、また、ハイブリッド化による重量増も75kgに抑えられている。トヨタ方式の場合、例えばGS350に対するGS450hの重量差は240kg。GS450hはハイパワーモーター型ハイブリッドでモーター出力は200ps。10・15モード燃費は14.8km/Lで、モーターアシスト力の大きさを実感できるコンセプトというか、狙っている方向性の違いを如実に感じる部分である。価格は1405万円。S350の400万円アップで、日本製ハイブリッドからするとちょっと……。