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更新日:2018.10.19 / 掲載日:2017.12.03

大不況時代の寵児プリウス 新国民車誕生!

EV走行モードは1kmから2kmと倍増!

EV走行モードは1kmから2kmと倍増!

【本記事は2009年6月にベストカーに掲載された記事となります。】デビュー2カ月前に衝撃の価格が判明し、市販車そのもののプロトタイプには麻生首相も試乗。さらにティザーというにはストレートすぎるCMまで展開するなど、既存の常識を覆してきた新型プリウス。発売前の段階で事前受注は前代未聞の8万台。いったいどこまで販売を伸ばすことやら。まさに不況時代の寵児として崇められている感じ。新車販売が壊滅的な日本での出来事とは思えないフィーバーぶりはまさに国民車というにふさわしい盛り上がりを見せている。ハイブリッドカー初の月販台数ナンバーワンはインサイトにその座を譲ったが(4月)、5月、そして初のフル販売となる6月(豊田章男副社長が社長に就任する時期でもある!)にはいったい何台登録するのか想像するだけで怖ろしい。新型プリウスがここまで受けているのは車格、性能ともアップしているのに大幅に安くなったことが最大の要因だが、そのいっぽうでもう飽きた、という人もいるのでは? そんな人も退屈させません! すでに買った人、購入検討中の人、アンチプリウスの人も、読めば新たな発見があること間違いなし!

サイズの変化は?

●どのくらい大きくなった?全長/4445mm→4460mm→15mm大きくなった全幅/1725mm→1745mm→20mm大きくなった全高/1490mm→1490mm→旧型と同じホイールベース/2700mm→2700mm→旧型と同じ車重/1260kg→1350kg→90kg重くなった(Sで比較)●エンジン&モーターはどのくらい進化している?エンジン/1.5L→1.8L→プラス300ccの余裕エンジンパワー/76ps→99ps→23psアップ!エンジントルク/11.2kgm→14.5kgm→3.2kgmアップ!モーターパワー/68ps→82ps→14psアップ!システムパワー/110ps→136ps→26psアップ!●トヨタマークが新しくなったレクサスではすでにハイブリッドブルーを配したエンブレムが採用されていたが、トヨタブランドでは新型プリウスで初採用。この微妙な違いがユーザーの心を巧みにくすぐる

エンジン

1.8Lエンジンはトルクがあるので1.5L時代よりも10・15モード燃費からの落ち(実燃費)はよくなるハズ

1.8Lエンジンはトルクがあるので1.5L時代よりも10・15モード燃費からの落ち(実燃費)はよくなるハズ

●ハイブリッドシステムは基本的に同じほぼ新設計とトヨタはコメントしているが、システム自体は従来どおりのTHS II。ホンダのIMAが2Lオーバーのエンジンとの組み合わせが効果的ではないのに対し、THSはLS600hの5Lとも組み合わされているとおりフレキシブル。動力分割機構による電気的無段階変速も相変わらずスムーズ●世界トップの燃費性能を誇るが、それは一番安いグレードのLのみ【新型プリウスの燃費の進化ぶり】L:35.5km/L→38.0km/L→圧倒的世界一の燃費S:33.0km/L→35.5km/L→2.5km/L向上G:33.0km/L→35.5km/L→2.5km/L向上旧型もそうだったが、装備が簡素化され、タイヤサイズが細い一番安いグレードのLが最も燃費がいい。開発目標の40km/Lには届かなかったが38.0km/Lは世界ナンバーワンの好燃費。そのほかのグレードは35.5km/Lで旧型の最廉価モデルと同じ。実燃費が10・15モードの65%としても24.7km/L、23.1km/Lと超絶にいい燃費。S、Gでもワンタンクで楽々1000km走行できる。目指せワンタンクで1300km!

インテリア

シックなインテリアは大人の雰囲気あふれる!

シックなインテリアは大人の雰囲気あふれる!

●シックなインテリアは大人の雰囲気あふれる!シート素材はレザーパッケージを除けばファブリックタイプとなるが、S、Gは質感の高いものが与えられている。室内スペースは旧型とほぼ同程度(室内長で+15mm、室内幅で+30mm)。とはいえ、リアに3人乗車する場合、30mmの差は大きい!? それから後席のヘッドクリアランス、ニースペースに若干余裕ができたのもポイント車両情報も充実している!燃費のいい走りをセンターメーター、ディスプレーを駆使し、さまざまな画面でサポート。これらの機能は新設、または旧型から大きく進化センターメーターなど基本的なデザインは旧型を踏襲基本的なデザインは旧型から大きく変わっていないが、ステアリングにはタッチセンサーを設置し、どのスイッチを操作しているかセンターメーター上に表示。ただし旧型がサイドスルー可能だったのに対し、新型ではできなくなったのは少々残念……

まだまだ魅力たっぷりなモデル

TPOに合わせてワゴン的に使える 旧型では無理だったゴルフバック3個収納を可能にしている。リアシートは6対4の分割可倒式で、倒せば最大1532mmの奥行きのラゲッジとなる

TPOに合わせてワゴン的に使える 旧型では無理だったゴルフバック3個収納を可能にしている。リアシートは6対4の分割可倒式で、倒せば最大1532mmの奥行きのラゲッジとなる

●TPOに合わせてワゴン的に使える旧型では無理だったゴルフバック3個収納を可能にしている。リアシートは6対4の分割可倒式で、倒せば最大1532mmの奥行きのラゲッジとなる●EV走行モードは1kmから2kmと倍増!トヨタのハイブリッド、THS IIにできて、ホンダのIMAにできない、つまりインサイトではほとんど無理だがプリウスで可能なのがEV走行。それが旧型の1kmから2kmへと倍になっている。ただの2kmと侮るなかれ、その効果は絶大で、深夜の住宅街、ストップ&ゴーが連続する渋滞などで威力を発揮。一度経験すると病みつきになる●最先端をいくソーラーベンチレーションをオプション設定最廉価グレードのLにはソーラーベンチレーション(太陽電池を使って換気)のほか、メーカーオプションのカーナビが装着できないなど差別化されているが、装備に不満はない

気になる価格は

●大幅に安くなった価格が魅力を倍加L:233万1000円→205万円S:238万3500円→220万円G:270万9000円→245万円プリウスはハイブリッド専用モデルだから単純比較できないが、カローラアクシオの1.8ラグゼールが195万5000円、プレミオ1.8XLパッケージが203万7000円といえば、新型プリウスの価格がいかに激安かわかるはず。安全装備のS-VSC、サイド&カーテンシールドエアバッグはLにも標準というから凄い●旧型を併売するプリウスEXはインサイトと同じ189万円!新型デビューと同時に旧型時代のSスタンダードパッケージはプリウスEXとして販売される。その価格は189万円! 旧型時代には233万1000円だったから44万1000円安くなっているのは驚異的。法人メインというのが一般も購入可能●ボディカラーは全8色をラインナップイメージカラーはアイスバーグシルバーマイカメタリックで、爽やかでクリーンなイメージをアピール。ホワイトパールクリスタルシャインのみ有料色(3万1500円)。逆にダーク系はシブい!●新グリーン税制適合&新車購入補助金も出るのでさらに買い得感あり!ハイブリッドカーのプリウスは免税、補助金のオンパレード! 新グリーン税制に適合しているから、重量税、取得税は免税かつ購入翌年度の自動車税は50%減となる。さらに13年以上落ちの下取り車がある場合、25万円、ない場合でも10万円の購入補助金が出るという大盤振る舞い。例えば205万円のLなら、13年落ち以上の下取りがあれば180万円で購入でき、11万2700円分の税金がタダ!

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グーネットマガジン編集部

ライタープロフィール

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。

また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。

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