中古車購入
更新日:2018.12.02 / 掲載日:2016.06.24
ONE MAKE MARKET RESEARCH NISSAN FUGA

スカイラインより上級で、後席の快適性にもより配慮したプレミアムセダン。昨年マイナーチェンジで魅力をアップ。今回はそんなフーガをクローズアップ!
2nd 後期型(2015年~)
最新バージョンは先進安全装備も充実
フーガが属する国産上級セダンクラスで、圧倒的な人気と販売シェアを誇るのはトヨタ・クラウンである。すなわちフーガを選ぶひとは“少数派”となるわけだが、オーナーの声を聞くと「あえてクラウンではなくフーガを選んで乗っている」という意見が多い。トヨタにはない雰囲気や走りの味が好まれているのだ。
そんなフーガの最新仕様は、2015年にマイナーチェンジを受けたモデルである。同マイナーチェンジでは車体デザインを大幅にリフレッシュし、フロントはスカイラインと共通イメージのフロントグリルを採用しバンパーも新デザインへ。ヘッドライトはポジショニングランプも含めて光源をLED化。リヤはテールランプを新形状にするとともに、トランクリッドやバンパーも新しい意匠となった。
また、自動ブレーキなどの先進安全装備が加わってセーフティ性能も飛躍的に向上。乗り味もより洗練され、走行性能と快適性能の両面で水準が高まっていることを実感できる。
とはいえ、そういったハードやデザイン面の進化以上に意味合いとして先代との違いがあるのがエンブレムだ。後期モデルは内外装ともに「NISSAN」バッジは装着されておらず、備わるのは北米などで展開されている高級ブランド「INFINITI(インフィニティ)」のマーク。じつは日本以外では現行フーガは「インフィニティQ70」として販売されていて、日本でもそのプレミアムイメージを色濃くしたというわけだ。
日産 フーガはこんなクルマ
永きにわたり日産のセダンシリーズをけん引してきた「セドリック」と「グロリア」の後継モデルとして2004年に初代がデビュー。海外でも「インフィニティM」シリーズとして販売されている。
INTERIOR インテリア
くつろぎと上質さを具現化
銀粉をまぶして陰影をつけた木目を最上級グレードに採用するなど、贅を尽くしたインテリアを提供。助手席には全車ともオットマンが備わり、中級モデル以上のシート表皮は本革を採用。上級仕様は肌触りのいいセミアニリンレザーを奢る。

運転席はもちろん助手席も、全グレードともに電動調整式シートを採用。「VIP」は後席リクライニングも電動調整式。
EXTERIOR エクステリア
後期モデルはグリルが厚くなってよりアグレッシブな顔つきに。現行型スカイラインと共通のテイスト。
ダイナミックで躍動感にあふれる
エクステリアのハイライトは、鍛え上げられたアスリートの筋肉のように張り出すフェンダーや流麗なボディライン。マイナーチェンジでは車体前後のデザインがリファインを受け、精悍さが増した。
MECHANISM メカニズム
全方位モニターで周囲の安全や障害物が確認できるほか、後退時にも自動ブレーキが作動し接触を防止する。
ライバルを超える先進安全装備
後期型になり先進安全装備の水準が大幅向上。自動ブレーキは日産のなかでももっとも高度なタイプを使い、左右は後方も含め全方位で接触事故を未然に防ぐ技術が組み込まれている。

自動ブレーキはレーダーを用いて2台前を走る車両まで検出。車線変更時に隣接車線に車両がいる場合は接触を回避する。
マイナーチェンジでインフィニティバッジを採用
後期型へのマイナーチェンジにおいてエンブレムが「NISSAN」から「INFINITI」へ変更された。2015年12月からはトランクリッドにも同バッジを追加。
HISTORY ヒストリー
フーガとしては2世代目
「セド/グロ」の後継車として2004年にデビューし、2009年に初のモデルチェンジを実施。2015年春には大規模なマイナーチェンジを受けてエクステリアのデザインをよりアグレッシブにリフレッシュし後期型へ進化している。
1st 2004年10月
2nd 2009年11月
RIVAL ライバル
トヨタ クラウン

新車価格帯:373万円~695万円(全グレード)
販売面においてセグメントリーダーとなるトヨタの最上級セダン。昨年マイナーチェンジを実施した現行型は直列4気筒ターボエンジンの搭載も話題だ。
ホンダ レジェンド
世代別中古車物件比率

生産期間はほぼ同程度の初代と2代目。しかし物件比率はおよそ6対4で先代が豊富。価格重視なら先代、性能なら現行を選ぼう。
※すべての価格は参考価格です

抑揚のあるデザインと優雅な室内ラグジュアリー感を高めた2代目
大胆にエクステリアデザインを変化させてフルモデルチェンジした2世代目。内外装ともに飛躍的に高まったラグジュアリーテイストが魅力だ。
今が買い時!
物件豊富な現行前期モデルいま注目したい中古車だ
初期モデルはもうすぐ3回目の車検を迎える時期で、価格的にも手が届きやすい車両が登場しつつある。2015年に大幅変更を施したとはいえデザインは古さを感じさせないのも魅力だ。
2nd 前期型(2009年~2015年)
中古車参考価格帯:150万円~510万円(09年~16年※全グレード)
主要諸元
2009年式 日産 フーガ 370VIP(7速AT)
全長×全幅×全高:4945×1845×1510mm
ホイールベース:2900mm
トレッド前/後:1575/1570mm
車両重量:1760kg
総排気量:3696cc
エンジン:V6DOHC
最高出力:333ps/7000rpm
最大トルク:37.0kgm/5200rpm
JC08モード燃費:10.0km/L
サスペンション前/後:ダブルウイッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前後 :Vディスク
タイヤ前後:245/50R18
じつは原点回帰のダイナミックデザイン
2代目のフーガはエクステリアデザインを大胆に変化させた。シンプルなラインとフラットな面でデザインしモダンな印象が強かった初代に対し、2代目は曲線と曲面を多用した肉感的で躍動感あふれる力強さを強調するテイストになっている。また、プロポーションもAピラーの位置を後退させてロングノーズの感覚を強め、FRらしい古典的な高級車の世界観を演出している。
それは何を意味するのか?
ひとつは原点回帰、そして個性化だろう。高級セダンに求められるものを考えたとき、「威厳」や「風格」といった雰囲気を示すキーワードが必ず挙がる。それを実現しユーザーに伝えるには、モダン路線ではなくクラシカルな雰囲気のほうが有利と日産は考えたのだ。
2代目を語る上で欠かせないのがハイブリッドの存在。燃費重視ではなく高出力型であることに注目だ。
フーガ(2代目)性能チャート
走りにもこだわるプレミアムサルーン
走りに定評のあるスカイラインシリーズのV36スカイラインと基本的に同じメカニズムを採用するだけあって、優れたハンドリングの持ち主。快適性はもちろんのこと、ダイナミックな走行性能も魅力。ハイブリッドを除きラゲッジルームの広さも自慢。
エンジンバリエーション
2495cc V型6気筒DOHC(VQ25HR)
最高出力225ps/最大トルク26.3kgm(09年~)
3696cc V型6気筒DOHC(VQ37VHR)
最高出力333ps/最大トルク37.0kgm(09年~)
3498cc V型6気筒DOHC +モーター(VQ35HR・HM34)
エンジン 最高出力306ps/最大トルク35.7kgm(10年~)
モーター 最高出力68ps/最大トルク29.6kgm(10年~)
ボディタイプ
4ドア
乗車定員
5名
VARIATION バリエーション
外観デザインはGTとVIPで差別化
ハイブリッドを除くと「GT」系と「VIP」系に分かれていて、とくに前者「タイプS」はエアロ仕様の外観などスポーティな仕立て、後者はラグジュアリー色が強い。
INTERIOR インテリア
プレミアムな空間演出でもてなす
ハイエンドサルーンだけあって広い室内が用意され、広範囲にわたり大胆に用いた木目パネルや金属、金属調処理を縁取りに施した細部の部品などが上質な空間を醸し出す。ドライバーズシートから助手席、そして後席まですべてが快適だ。


助手席オットマン、走行モードセレクターなどを採用。2012年6月以降のモデルはトランクリッドのオートクロージャーも設定された。
MECHANISM メカニズム
爽快感はまるでスポーツカーのよう
度重なる改良を経て完成の域に達したVQ型エンジンは、アクセルを踏み込んだ際の脈を打つかのようなビート感が心地いい。素直なハンドリングも含め走りの味付けはスポーツセダンのように爽快で、かつ上質な乗り心地のバランスも見事だ。

「タイプS」にはスポーツサスと後輪操舵システムが組み込まれる。またグレードによっては、より快適な乗り心地の足まわりも設定する。
HYBRID ハイブリッド
燃費よりもむしろ力強い加速が魅力
2011年秋に追加されたハイブリッドモデル。いわゆるパワー型ハイブリッドで、注目は低燃費性能ではなくV8大排気量ガソリンエンジン車に匹敵する豪快な加速性能。それに加えて、燃費は当時の排気量3L以上のセダンでトップとなる18.0km/Lを実現している。

VQ35HR型エンジンをアトキンソンサイクル化した省燃費仕様。走行用バッテリー配置の関係でトランクが標準車に比べて狭いのがウイークポイントだ。
MARKET DATA マーケットデータ
200万円台前半からねらえる前期型
昨年にマイナーチェンジが行われたが、それ以前の前期型なら300万円未満の予算で十分ねらえる。HVを含めて排気量別の価格差が大きくないのも特徴。5年落ちのHVなら229万円が相場だ。
グレード×年式別相場(2代目)
2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
250GT | 185万円 | 195万円 | 215万円 | 238万円 | 230万円 | 248万円 | 354万円 | – |
250VIP | – | – | – | – | 281万円 | 289万円 | – | – |
370GT | 196万円 | 193万円 | 210万円 | 262万円 | 258万円 | 369万円 | 422万円 | – |
370VIP | 194万円 | 179万円 | 200万円 | – | – | 280万円 | – | – |
ハイブリッド | – | 204万円 | 229万円 | 259万円 | 293万円 | 397万円 | 454万円 | 535万円 |
ハイブリッドVIP | – | 190万円 | 207万円 | 250万円 | 274万円 | – | 504万円 | – |
走行距離×年式別相場(2代目/フーガ)
2009年 | 2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|
3万km未満 | 246万円 | 236万円 | 250万円 | 265万円 | 275万円 | 307万円 | 408万円 | – |
3万km~5万km | 209万円 | 227万円 | 213万円 | 265万円 | 252万円 | 269万円 | – | – |
5万km以上 | 169万円 | 175万円 | 190万円 | 187万円 | 189万円 | – | – | – |
走行距離×年式別相場(2代目/フーガハイブリッド)
2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
3万km未満 | 241万円 | 277万円 | 285万円 | 316万円 | 397万円 | 460万円 | 535万円 |
3万km~5万km | 243万円 | 241万円 | 282万円 | 301万円 | 340万円 | – | – |
5万km以上 | 184万円 | 194万円 | 236万円 | 217万円 | – | – | – |
年式
デビュー翌年の2010年式がもっとも豊富で、全体の3割弱を占める。その後は年を経るごとに物件が減るが、改良年の2015年で再び増加。走行距離
登場から7年近くが経ち、走行距離が伸びた個体が目立ってきた。それでも3万km未満は全体の3割以上ある。状態のよい車両もまだ豊富だ。
グレード
2.5Lと3.7Lの比率では後者が多いが、もっとも多いのがハイブリッド。また上級のVIP系よりスポーティなGT系のほうが圧倒的に数が豊富。
伝統のセドグロから車名を一新走りと質感が大きく向上した初代
車名を変更し、よりモダンな高級セダンの世界観を構築した初代フーガ。しかし心機一転したのは車名だけではない。中身も生まれ変わったのだ。
1st 前期型(2004年~2009年)
中古車参考価格帯:50万円~200万円(04年~09年※全グレード)
主要諸元
2005年式 日産 フーガ 450GT スポーツパッケージ(5速AT)
全長×全幅×全高:4900×1795×1510mm
ホイールベース:2900mm
トレッド前/後:1530/1545mm
車両重量:1780kg
総排気量:4494cc
エンジン:V8DOHC
最高出力:333ps/6400rpm
最大トルク:46.0kgm/4000rpm
10・15モード燃費:8.1km/L
サスペンション前/後:ダブルウィッシュボーン/マルチリンク
ブレーキ前後:Vディスク
タイヤ前後:245/40R19
海外でも通用する雰囲気を身に付けた
永きに渡って日産の上級セダンとして君臨した「セドリック」と「グロリア」(通称:セドグロ)。その後継モデルとして心機一転し登場したのが「フーガ」だ。
「セドグロ」からの車名変更でなにが起きたのか?
それは最大の変更は海外でも販売される「世界戦略モデル」に昇格したことである。
一見したところ日本のユーザーにはあまり関係がないと思えるこの変化だが、じつは影響は小さくない。
まずスタイル。従来は、内外装ともにデザインが日本のユーザーを対象にした浪花節的な雰囲気があった。しかし新型は世界をターゲットとしたことで、より洗練され国を問わず上質感を感じられるものへと路線変更。そしてメカニズムも従来よりも走りを重視した仕立てとなり、たとえば高速道路など巡航速度の高いステージでの操縦性や快適性が大きく向上しているのだ。
フーガ(初代)性能チャート
進化したのは快適性と走りのダイナミズム
V35スカイラインの発展型といえるシャシーを採用するため、セドグロ時代から走り方面へのベクトルが大きく伸びた。十分なボディサイズにより、実用性と快適性も大きくアップ。その一方で、燃費性能はそれほど高くない。
エンジンバリエーション
2495cc V型6気筒DOHC(VQ25DE)
最高出力210ps/最大トルク27.0kgm(04年~07年)
2495cc V型6気筒DOHC(VQ25HR)
最高出力223ps/最大トルク26.8kgm(07年~09年)
3498cc V型6気筒DOHC(VQ35DE)
最高出力280ps/最大トルク37.0kgm(04年~07年)
3498cc V型6気筒DOHC(VQ35HR)
最高出力313ps/最大トルク36.5kgm(07年~09年)
4494cc V型8気筒DOHC(VQ45DE)
最高出力333ps/最大トルク46.0kgm(05年~09年)
ボディタイプ
4ドア
乗車定員
5名
VARIATION バリエーション
「XV」と「GT」の二本柱で構成
ラグジュアリーテイストの「XV」とスポーツ色を強めた「GT」をラインアップ。後者はエアロバンパーを組み合わせて18インチホイール&タイヤを設定するなど若いユーザーも意識。
MINOR CHANGE マイナーチェンジ
よりダイナミックなエクステリアに
より大胆なエアロパーツを身に纏うなど、スポーティな雰囲気を強調したのが後期型モデル。ラインアップは「GT」系のみに集約され、豪華仕様は「GTタイプP」となった。
INTERIOR インテリア
プレミアムを感じさせる満足感の高い演出
インパネの広範囲に木目パネルを張るなど、10年前の水準とはいえ日産の頂点に立つパーソナルセダンだけに内装のクオリティは高い。インパネデザインの基本テイストが2代目と大きく違わないのも、その完成度の高さ故といえるだろう。

もちろん仕立てのいいレザーを内装に使った仕様も設定。後期型はスポーツセダンの色合いが高まったが、後席の快適性も誇れる。
MECHANISM メカニズム
“走りの日産”という期待を裏切らない技術を投入
高回転で快感をもたらすハイパフォーマンスのV6エンジン、アルミ製サスペンションアームなど凝った部品の採用、そして重量級サルーンを感じさせない素直なハンドリング。性能重視の凝ったメカニズムの投入は見逃せないポイントだ。

車体骨格の基本構造はスカイラインクーペやフェアレディZとも共通。つまりスポーツカーの血を受け継いだ、走りの素性に優れたセダンともいえる。
V8を設定してマジェスタや輸入プレミアム車に対抗

2005年8月から追加されたのが排気量4.5LのV8エンジンを搭載したハイパフォーマンスモデル。333馬力という最高出力は、セダンだけでなくスポーツカーとしても、当時の日本向け国産車で頂点に立つことで話題となった。
MARKET DATA マーケットデータ
100万円以下の物件が豊富な初代
初代の相場はほぼ底値となっており、100万円以下の個体がかなり目立ってきた。たとえば10年落ちの「250GT」の相場は92万円。V8モデルも相場に差はなく、ほぼ同じ予算でねらえる。ただし走行距離が伸びたものが多い。
グレード×年式別相場(初代)
2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
250XV | 56万円 | 60万円 | 70万円 | 72万円 | – | – |
250GT | 79万円 | 74万円 | 92万円 | 88万円 | 117万円 | 157万円 |
350XV | 59万円 | 57万円 | 56万円 | 66万円 | – | – |
350GT | 66万円 | 72万円 | 82万円 | 83万円 | 111万円 | 128万円 |
450GT | – | 84万円 | 87万円 | 95万円 | 149万円 | – |
走行距離×年式別相場(初代)
2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | |
---|---|---|---|---|---|---|
5万km未満 | 87万円 | 90万円 | 101万円 | 109万円 | 152万円 | 178万円 |
5万km~8万km | 79万円 | 78万円 | 98万円 | 90万円 | 124万円 | 148万円 |
8万km以上 | 58万円 | 60万円 | 71万円 | 78万円 | 94万円 | 93万円 |
IMPRESSION インプレッション
ユーザー口コミレビュー
エクステリアは落ち着きがあるデザインで、ゆったりと運転できる。2.5Lでも十分パワフルに走ってくれます。インテリアは木目の模様が高級感があり、優雅にドライブするのに最適なクルマだと思います。
総合評価:4.8/5.0(2代目フーガ)
ドライバー歴40年/グレード:250GT タイプP
2003年式ティアナからの乗り換えです。60歳過ぎの私でも走るのが楽しいクルマ。ハンドリングおよび加速力は抜群です。FF車からFR車ということで、後部座席がとくに狭く感じるのが難点でしょうか。
総合評価:4.4/5.0(2代目フーガ)
ドライバー歴42年/グレード:ハイブリッド
長く乗ってますが古さを感じさせないデザインは秀逸。人それぞれ好みはあるかもしれませんが、大胆な走りのよさとスピード感があるので、高級車が好きな人にはぴったりの1台だと思います。
総合評価:4.0/5.0(初代)
ドライバー歴14年/グレード:350GT
※口コミレビューは、Goo-netに投稿されたものを一部抜粋・改変して記載しています。総合評価は5点満点。

自動車ジャーナリスト工藤貴宏の○と×
GOOD
独特のスポーツテイストハイブリッドの爽快感も◎
レジェンドのようにハイテクを全面に押し出すのではなく、FRの伝統的なドライブフィーリングを現代の技術で研ぎ澄ませたプレミアムセダンという立ち位置が最大の魅力だ。日産のFR造りの巧みさは健在。ドライバーが走りを楽しみつつ、状況によっては上級快適装備で後席のひとをしっかりともてなせる、ある意味二重人格っぷりは見事だ。
BAD
スカイラインとの関係が悩ましい部分でもある
走りに優れた日産のラージセダンという意味では、スカイラインとの関係も気になるところ。もし胸のすくような走りを求めるのであればスカイラインのほうがリーズナブルによりスポーティな走りを味わえるからだ。そう考えると、ファミリーを考えて後席の居心地にウェイトを置きたいひとにとってフーガが魅力的な選択肢となるだろう。
※すべての価格は参考価格です
※中古車参考価格はすべてGoo-net 5月調べ。