中古車購入
更新日:2018.12.02 / 掲載日:2016.07.08
ONE MAKE MARKET RESEARCH NISSAN MARCH
4th 後期型(2013年~)
新車価格帯:115万1280円~176万1480円(オーテック仕様&NISMOを除く)
主要諸元
2016年式 日産 マーチ 12G(CVT)
全長×全幅×全高:3825×1665×1515mm
ホイールベース:2450mm
トレッド前/後:1470/1475mm
車両重量:950kg
総排気量:1198cc
エンジン:直3DOHC
最高出力:79ps/6000rpm
最大トルク:10.8kgm/4400rpm
JC08モード燃費:23.0km/L
サスペンション前/後:ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後:Vディスク/ドラム
タイヤ前後:165/70R14
4代目後期モデルは上質感もアップした
日産にはマーチのほかにもノートやキューブ、そしてラティオにジュークと複数のコンパクトカーがあるが、そのなかでマーチがもっともベーシックなモデル。だから小さな車体にシンプルな装備、そして低く抑えられた価格設定となっている。
車体が小さいから運転しやすく、それでいて室内は4人がしっかりと座れるだけのスペースがある。そして軽自動車と違って必要があれば5人乗車も可能だし日常生活には十分なラゲッジスペースも備えている。それがマーチである。
どんなユーザーにオススメできるか?もっとも相応しいのはできるだけコストをかけず“軽ではなく普通車”を求めるユーザー。そして軽自動車ではもの足りないけど、小さな車体のクルマがほしいひとである。
4代目マーチの前期型は、スタイリングからインテリアまでとても質素な作りなので質感の面でもの足りないと感じたひとも多いかもしれない。しかし2013年6月からの後期モデルは、フロントバンパーの形状を変更してメッキの飾りを追加するなど質感を向上。インテリアもセンタークラスターパネルのデザインを変更したほかクロームやメッキ、そしてシルバーの装飾を加えて前期型よりも高い満足度を味わえる。
いっぽうメカニズム面は後期型へのマイナーチェンジにおいて大きな変更はなく、質感を気にしないのであれば中古車でリーズナブルに購入できる前期型もねらい目だ。実用面においても、前期型と後期型で大きな違いはない。
日産 マーチはこんなクルマ
軽自動車を除く日産のなかでいちばん小さな車体のモデル。価格はリーズナブルで、車体感覚がつかみやすく小まわりも利くから狭い道や駐車などがしやすいのも魅力だ。中古車の流通台数も多い。
INTERIOR インテリア
後期型のインパネは形状が変わり質感もアップ
丸みを帯び親しみの持てるインテリアデザイン。インパネは2013年6月のマイナーチェンジで中央部の形状を変更し、丸だったエアコン吹き出し口が四角くなったことで引き締まった印象を受ける。また細部にシルバーなどの装飾が加わって見栄えがよくなった。
後席にも無理なく大人ふたりが乗れる室内。後期モデルの「G」と「G FOUR」にはプラム色の内装(写真)が設定された。
SPORT MODEL スポーツモデル
NISMO ニスモ
新車価格帯:160万3800円~184万2480円(NISMO系)
マーチの皮を被ったスポーツカー
補強を加えた専用車体に締め上げたサスペンションを装着し、内外装もスポーティに演出。標準車に準じたエンジンの「NISMO」のほか、チューニングした1.5Lエンジンと5速MTを搭載する高性能仕様の「NISMO S」も用意。
MTが選べるのは日本仕様では「NISMO S」だけ。走る歓びとサーキットでも通用する走行性能を持つ。
AUTECH Bolero A30 オーテック ボレロ A30
新車価格帯:356万4000円(オーテック ボレロ A30)
ハンドメイドのスペシャルモデル
福祉車両、パトカー、放送中継車など特殊車両を手がける日産の関連会社「オーテックジャパン」が創立30周年を記念して発売したスペシャルなマーチ。職人が手組みする高性能な1.6Lエンジンやワイドボディなど特別な仕様だ。
エンジンの最高出力はマーチ最強の150馬力でトランスミッションはMT。レカロシートや専用ステアリングなど内装もスポーティ。
RIVAL ライバル
トヨタ ヴィッツ
新車価格帯:115万3637円~219万9273円(全グレード)
人気の高いヴィッツはマーチに比べると車体がひとまわり大きく、室内空間に余裕が増している。多彩なカラーバリエーションも自慢だ。スポーティな「RS」も用意。
ホンダ フィット
新車価格帯:129万9800円~222万1000円(全グレード)
燃費に優れるハイブリッドモデルが人気。マーチよりも大きな車体で、後席や荷室の広さはコンパクトカー最大級を誇るからファミリーユーザーにも向いている。
マツダ デミオ
新車価格帯:135万円~224万6400円(全グレード)
心躍るデザインと胸のすくような走り、そして力強い加速かつ燃費のいいディーゼルエンジンの搭載が特徴。インテリアの質感の高さもライバルを凌駕するレベルだ。
世代別中古車物件比率
先代モデルがもっとも豊富で全体の約6割を占める。2代目はわずかに流通するが、初代は探し出すのが困難。3代目以降がターゲットになる。
※すべての価格は参考価格です
みんな大好きなファニーデザインにエコ性能を高めて魅力をアップ!
4代目は親しみやすくてフレンドリーなデザインに生まれ変わった。ポジションも女性向け小型車からベーシックなコンパクトへと路線を変更。
今が買い時!
物件豊富な現行前期モデルいま注目したい中古車だ
初期モデルが新車登録から5年を迎えた4代目前期型は、2回目の車検を機に手放されて中古車として流通する車両が増えている。今後は価格もどんどん手ごろになるので注目だ。
4th 前期型(2010年~2013年)
選べるカラバリもマーチの大きな魅力なんです!
中古車参考価格帯:30万円~130万円(10年~16年※全年式・NISMO除く)
主要諸元
2010年式 日産 マーチ 12G(CVT)
全長×全幅×全高:3780×1665×1515mm
ホイールベース:2450mm
トレッド前/後:1470/1475mm
車両重量:960kg
総排気量:1198cc
エンジン:直3DOHC
最高出力:79ps/6000rpm
最大トルク:10.8kgm/4400rpm
JC08モード燃費:22.6km/L
サスペンション前/後:ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後:Vディスク/ドラム
タイヤ前後:165/70R14
輸入車になっても品質は安心できる
4代目へのフルモデルチェンジにおいて、マーチは大きな方向転換を図った。「先進国向けのベーシックカー」という従来の役割よりも「新興国向けの戦略車」という任務に軸足を向けたのだ(先進国向けは「ノート」が主となる)。
3代目では個性的だった外観デザインが4代目は癖のない万人向きとなった理由も、先進国はもちろんそれ以外でも幅広く受け入れられやすくするため(新興国ではコンサバなデザインが求められる)。エンジンが3気筒になったのも、よりリーズナブルな価格を実現する目的だ。
いっぽうで室内空間は従来よりも拡大。とくに後席の居住性は高くなり、実用的になった。
大きなトピックは、日本仕様も生産国が日本でなく海外(タイ)となったこと。とはいえきちんと日産の基準で管理され造られているので、海外製とはいえ品質の心配は無用だ。
マーチ(4代目)性能チャート
燃費のよさも魅力 運転しやすさも特徴だ
小さな車体と視界のよさで運転しやすく、初心者や運転に苦手意識があるひとにもオススメできる。また4代目となり燃費が大幅に向上。コストパフォーマンスの高さにも注目したい。実用性は5人乗車で必要最低限の水準。
エンジンバリエーション
1198cc 直列3気筒DOHC(HR12DE)
最高出力79ps/最大トルク10.8kgm(10年~)
1498cc 直列4気筒DOHC(HR15DE)
最高出力116ps/最大トルク15.9kgm(13年~)
ボディタイプ
5ドア
乗車定員
5名
INTERIOR インテリア
丸みを帯びたデザインと実用的な収納スペース
丸形を多用したデザインが特徴のインパネはフレンドリーな雰囲気を印象付ける。後席空間はファミリーカーとして考えると、ゆとりが少ないものの大人ふたりが無理なく座れる広さは確保。ラゲッジスペースは海外旅行用の大型スーツケースをひとつ積載可能だ。
上級仕様は後席の左右分割格納機能があるので「3名乗車+荷室拡大」という使い方ができる。少し大きな家具なども持ち帰りOK。
助手席前にある3段階のモノ入れをはじめ、収納を豊富に用意。主要グレードには非接触式キーも標準採用する。
MECHANISM メカニズム
3気筒エンジンは燃費重視の選択
従来は4気筒だったエンジンが4代目から3気筒となったのは効率を高めて燃費をよくするため。トランスミッションも新機構「副変速機」つきのCVT、シャシーも新設計の「Vプラットフォーム」と新機軸を積極採用。
車両重量は軽いほど燃費がよくなるので、エンジンやトランスミッション、そして車体は軽量化も重視した設計だ。
SPECIAL EDITION スペシャルエディション
Bolero ボレロ
個性を演出したいなら「ボレロ」という選択肢も
個性派モデルとして用意しているのが「ボレロ」。フロントは専用バンパーの装着で年配のユーザーにも似合う雰囲気だ。通常モデルと同様に日産の販売店でメンテナンスを受けられるから安心して乗れる。
アルミホイールも専用デザイン。インテリアは専用シート表皮やドアトリム、インテリアパネルをコーディネートしている。
MARKET DATA マーケットデータ
初期モデルなら50万円前後の予算で購入可能
新車価格がそれほど高額ではなく、しかもモデル末期ということもあって中古車はかなりリーズナブルに。5年落ちアイドリングストップ車「X」で57万円が相場。ただしNISMO系は高い。
グレード×年式別相場(4代目)
2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
S | 42万円 | 52万円 | 59万円 | 68万円 | 75万円 | 86万円 | 91万円 |
X | 51万円 | 57万円 | 65万円 | 70万円 | 78万円 | 108万円 | – |
G | 56万円 | 63万円 | 73万円 | 85万円 | 93万円 | 101万円 | – |
ボレロ | 69万円 | 74万円 | 79万円 | 77万円 | 111万円 | 122万円 | – |
NISMO/NISMO S | – | – | – | 146万円 | 138万円 | 143万円 | 155万円 |
走行距離×年式別相場(4代目)
2010年 | 2011年 | 2012年 | 2013年 | 2014年 | 2015年 | 2016年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|
1万km未満 | 56万円 | 56万円 | 69万円 | 75万円 | 110万円 | 105万円 | 131万円 |
1万km~3万km | 57万円 | 60万円 | 66万円 | 74万円 | 111万円 | 101万円 | – |
3万km以上 | 50万円 | 55万円 | 60万円 | 64万円 | 85万円 | – | – |
年式
デビュー翌年の2011年式がもっとも豊富。マイナーチェンジが行われた2013年式も物件が多めとなる。どの年式も十分在庫がある状況だ。走行距離
登場から6年が経つ実用モデルのわりに、走行距離が少なめな個体が多い。ちなみに1万km未満が23%。全体的なコンディションは良好だ。
グレード
アイドリングストップを備える「X」系が半数近くを占めている。上級仕様の「G」は少ないが、走りの「NISMO」は意外と在庫がある。
ヨーロピアンなスタイルが大好評だった3代目マーチ
3代目はマーチ史上最高水準といえる個性的なスタイルが特徴。見た目のインパクトとは裏腹に実用性も高い。
3rd(2002年~2010年)
中古車参考価格帯:10万円~120万円(02年~10年※全グレード)
主要諸元
2007年式 日産 マーチ 12E(4速AT)
全長×全幅×全高:3725×1660×1525mm
ホイールベース:2430mm
トレッド前/後:1470/1465mm
車両重量:950kg
総排気量:1240cc
エンジン:直4DOHC
最高出力:90ps/5600rpm
最大トルク:12.3kgm/4000rpm
10・15モード燃費:19.0km/L
サスペンション前/後:ストラット/トーションビーム
ブレーキ前/後:Vディスク/ドラム
タイヤ前後:165/70R14
ターゲットユーザーは女性を中心に想定
はじめてその姿を見たときの衝撃は凄かった。奇抜なヘッドライトが特徴的なスタイリングはあまりにも冒険的だが、個性は抜群である。
3代目のマーチは日本や欧州において日産を代表するコンパクトカー。だからライバルに埋もれることのない存在感を目指してデザインされたのである。女性に受け入れられそうに思えるのは、ユーザーの中心を女性と想定しているからだ。
ベーシックなクルマだけにメカニズム的に目を見張る部分は多くないが、小さな車体にスタイルと居住性をハイレベルで両立しているのが注目に値する。またシナモン(オレンジ)のインテリアやピンクの車体色など、ファッショナブルなコーディネートが選べるのも特徴であり、人気の理由となっている。
デビュー当初は3ドアモデルや1Lエンジンも用意していたが、途中で廃止されている。
(1)前期型:2002年~2005年
(2)中期型:2005年~2007年
エクステリアは「前期」「中期」「後期」と3タイプ存在するがいずれもイメージは大きく変わらない。見分けるポイントはバンパーだ。
マーチ(3代目)性能チャート
とがった特徴はないがトータルバランスに優れる
運転しやすさ、室内の広さ、そして燃費など総合的にバランスよくまとまっているのは実用性に優れる証。走行性能は若干控えめだが、大きな窓による視界のよさなど日常領域での運転のしやすさは高水準だ。
エンジンバリエーション
997cc 直列4気筒DOHC(CR10DE)
最高出力68ps/最大トルク9.8kgm(02年~04年)
1240cc 直列4気筒DOHC(CR12DE)
最高出力90ps/最大トルク12.3kgm(02年~10年)
最高出力108ps/最大トルク13.7kgm(03年~05年)※12SR
最高出力110ps/最大トルク13.7kgm(05年~10年)※12SR
1386cc 直列4気筒DOHC(CR14DE)
最高出力98ps/最大トルク14.0kgm(02年~05年)※2WD
最高出力97ps/最大トルク13.9kgm(02年~10年)※4WD
1498cc 直列4気筒DOHC(HR15DE)
最高出力109ps/最大トルク15.1kgm(05年~10年)
ボディタイプ
3ドア 5ドア
乗車定員
5名
INTERIOR インテリア
高めの天井で室内が広く感じる
実際の後席スペースはそう広くないのだが、高い天井と大きな窓で閉塞感がないから乗ってみると開放感がある。インパネは水平基調で、緩やかな曲線のやわらかいデザイン。下部をスッキリさせることで足元が広く感じられる空間設計となっている。
小さなボディからは想像できないほど実用的な後席居住性。4人乗車でのドライブもしっかりこなしてくれる。
VARIATION バリエーション
12SR
走りを磨いたスポーティ仕様も存在
オーテックジャパンが製造する「12SR」は、走りを楽しむためのマーチ。高回転型に改造したエンジンを搭載する。1.5L+CVTの「15SR-A」も存在した。
中古車参考価格帯:40万円~120万円(03年~10年※12SRのみ)
爽快な走りを予感させる外観に加え、インテリアもスウェード調素材をアクセントに使うなどスポーティなあしらい。
MICRA C+C マイクラC+C
欧州からやってきたオープンカー
「マイクラ」と呼ぶ欧州仕様のマーチをベースにしたオープンカー。電動開閉式の屋根は幌ではなく鉄製となる。閉じればクーペと変わらない快適性だ。
中古車参考価格帯:100万円~120万円(07年~10年※マイクラC+C)
後席も備わるがスペースはきわめて狭いので、人が乗るには不向き。荷物置き場もしくはペットのための場所と考えたい。
MARKET DATA マーケットデータ
30万円以下の予算で十分ねらえる先代マーチ
全世代をとおしてもっとも物件が豊富な先代。相場も底値で、10万円以下の車両もちらほら存在するほど安い。30万円の予算があれば後期型も入手可能。走りの「12SR」ですら50万円~60万円が相場となる。
グレード×年式別相場(3代目)
2002年 | 2003年 | 2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
12c/12E | 17万円 | 16万円 | 18万円 | 20万円 | 26万円 | 30万円 | 32万円 | 52万円 | 45万円 |
12SR | – | – | 30万円 | 36万円 | 44万円 | 55万円 | 82万円 | 67万円 | 53万円 |
14e/14s/14E/14S | 16万円 | 22万円 | 23万円 | 28万円 | 31万円 | 29万円 | 39万円 | 49万円 | 53万円 |
15S/15G/15RX | – | – | – | 25万円 | 29万円 | 31万円 | 30万円 | 49万円 | – |
走行距離×年式別相場(3代目)
2002年 | 2003年 | 2004年 | 2005年 | 2006年 | 2007年 | 2008年 | 2009年 | 2010年 | |
---|---|---|---|---|---|---|---|---|---|
5万km未満 | 17万円 | 21万円 | 22万円 | 27万円 | 34万円 | 37万円 | 43万円 | 49万円 | 45万円 |
5万km~8万km | 17万円 | 17万円 | 20万円 | 24万円 | 28万円 | 31万円 | 35万円 | 41万円 | 42万円 |
8万km以上 | 17万円 | 16万円 | 19万円 | 19万円 | 28万円 | 26万円 | 25万円 | 39万円 | 29万円 |
IMPRESSION インプレッション
ユーザー口コミレビュー
可愛くてカジュアルな雰囲気がよいと思います。アイドリングストップが新しいクルマだなと感じさせる。インテリアのカラーもカジュアルで可愛く、女性が乗るのにぴったりの1台です。
総合評価:3.5/5.0(4代目マーチ)
ドライバー歴不明/グレード:G
ワークスチューンが施されているだけあって、通常のマーチよりもスポーツ度は段違い。低~中速トルクがとても強いので、加速感が楽しめます。コンパクトカーでも走りたいひとにオススメ。
総合評価:4.8/5.0(4代目マーチ)
ドライバー歴4年/グレード:NISMO S
ランニングコストが低く、メンテナンスに時間がかからない。市街地での移動手段として考えると使い勝手はとてもよい。ただ車体が軽すぎて運転しにくく、強風に煽られると大きく車体が流れてしまう。
総合評価:4.1/5.0(3代目マーチ)
ドライバー歴12年/グレード:不明
※口コミレビューは、Goo-netに投稿されたものを一部抜粋・改変して記載しています。総合評価は5点満点。
自動車ジャーナリスト工藤貴宏の○と×
GOOD
運転しやすくコスパに優れるコンパクト
歴代すべてのマーチにいえるのは、小さな車体と優れた視界で取りまわしがよく、運転しやすいこと。日常のちょっとした移動に便利だ。また購入時の車両価格、低燃費による毎日のガソリン代まで、コストパフォーマンスに優れるのも見逃せない。クルマ好きとしては「C+C」、「12SR」、「NISMO」など特別な車両も興味深い。
BAD
装備はシンプルだし4代目は個性が不足気味
快適な小型車を求めているのなら、装備や仕立てよりもコスパを重視したマーチは物足りないかもしれない。また4代目は、デザインがスッキリで個性がないのも気になるところ。ただしこれは3代目のデザインが歴代マーチのなかで例外的に個性的だったゆえの反動とも言える不満で、4代目のほうが素直に受け入れられるひとも少なくないだろう。
※すべての価格は参考価格です
※中古車参考価格はすべてGoo-net 6月調べ。