中古車購入
更新日:2018.11.02 / 掲載日:2015.12.24

理屈抜きのルックスで選ぶ、ひと目惚れスポーツカー!

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ユニット・コンパス/Goo-net編集部

 「かっこよさ」を厳密に定義するのは難しい。ただ、かっこよくあるために絶対にはずせない条件はある。それは「ブレないこと」だ。いまや日本のみならず世界的にスポーツカー人気は低迷している。80年代から90年代にかけて、各メーカーがこぞって新しい技術を搭載し、新しいデザインで魅せるスポーツカーを世に送り出した時代があった。あの時代、スポーツカーこそ憧れの的だった。スペース効率がいいわけでも、居住性に優れるわけでもなく、磨きこまれた走行性能は公道を走るにはオーバースペック。率直に言えば、スポーツカーは無駄が多いのだ。「クルマは移動の道具」と割り切る人が大半となったいま、スポーツカーに乗るという行為は時代に逆行していると言ってもいい。それでもスポーツカーを選ぶというなら、それはかなりかっこいいことだと思う。スポーツカーに羨望の眼差しが向けられていた時代に「流行っているから」という理由でポーンと新車を買った人より、スポーツカーなんて見向きもされない現代に「どうしてもこのクルマに乗りたいんだ!」と言って中古車を手に入れる人のほうが、何十倍もかっこいいぞ!



■編集部注目のモデルはコレ!

先代フォード マスタング
ねらい目年式 2008-2014
中古車参考価格帯 190万円〜600万円

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【伝説のアメリカンスポーツ】

 アメリカを代表するマッスルカー。エレガントさとワイルドさも併せ持つロングノーズ&ショートデッキの悠然としたプロポーションは、時代を超えて愛される普遍的なかっこよさがある。2015年春には本国アメリカでモデルチェンジを受けた新型が販売開始されており、日本での発売も秒読み。しかし、かっこよさを追求するなら、積極的に先代モデル、なかでも5.0L V8エンジンを搭載した2010年以降の「GT」を選択したい。ダウンサイジングエンジンがメインストリームとなってきているこのご時世に、大排気量ならではの迫力あるエンジンサウンド、ゆったりとしたトルクフルな走りが味わえる最後のチャンスかもしれない。なお、新型は、マスタングとしてはじめての右ハンドル仕様が導入される予定だが、先代までは左ハンドルのみ。

  • 02-03

    ボディサイズからすると以外にタイトなコクピットだが、落ち着いた雰囲気が心地よい。シートもたっぷりしていてロングドライブも楽しめる。

  • 02-04

    半世紀以上の歴史を誇るマスタング。数多くの映画やTVドラマにも登場するなど、アメリカ文化の重要な担い手でもある。

【相場の特徴】

「アメリカンスポーツ」らしさが色濃い先代は、ここにきて注目度を増している。V8エンジン搭載モデルを中心に探したいところだ。長く乗ることを見越して、走行距離は短めに絞り込み、程度重視で臨みたい。物件台数は2008年から2014年に絞り込んでも100台以上見つかるなど豊富だが、価格はまちまちで、状態に即した相場ができていない印象が強い。じっくりと見極めていけば、お得感を感じられる1台にめぐり合えるだろう。

  • 01-04

    「これぞアメ車!」といえるV8ユニット。そのサウンドとトルク感は、慣れてしまうとほかの車ではどれも物足りなく感じてしまうほど個性に溢れる。

  • 02-06

    年式に固執することなく、コンディションを重視しよう。とくにバロメーターとなる内装の程度はよく注意して見よう。

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マツダ RX-7
ねらい目年式 1997-2002
中古車参考価格帯 180万円~400万円

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【侍スピリットが生きる孤高のスポーツ】

 ロータリーエンジンを搭載した世界唯一のスポーツクーペ。曲線美を追求したグラマラスなフォルム、リトラクタブルヘッドライトが特徴の軽量コンパクトなFRモデルだ。フォルムの美しさは近年の国産車では随一と言っていいだろう。生産終了から13年以上が経過しているが、まったくもって古さを感じさせない。ただし、シーケンシャルツインターボ付きの2ローターエンジンは、低回転域でのトルクのなさがウィークポイント。ストップ&ゴーの多い市街地走行のみではRX-7のすばらしさを体感できないので、ぜひとも高速道路のクルージング、できればサーキット走行を体験してほしい。

  • 02-08

    車高の低さ、タイトなコクピット、そしてシフト位置の高さなど独特の感覚をドライバーにもたらす。唯一無二の操縦席だ。

  • 02-09

    マツダの真髄ともいえるロータリーエンジン。振動の少ないなど利点はあるが、燃費面で難しいところもあるため、現行モデルには搭載されていない。

【相場の特徴】

 優美なデザインの人気は衰えを知らず、いまもって相場は高め。過度の改造が施された車両、多走行車を除くと、200万円を超える個体がボリュームゾーンとなっている。「最後のロータリースポーツ」は注目を集め続けている。

  • 02-10

    限定モデルも多く登場し、それぞれに大きく異なるので、自分の好みを知り、ねらいを決め込んでから探そう。焦りは禁物だ。

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先々代BMW M3(E46) ねらい目年式 2004-2007 中古車参考価格帯 250万円~400万円

mira

 BMWが誇るスポーツセダン。先々代「E46」は操る楽しみが強いモデルとして、いまも中古車市場で一定の支持を得ている。価格はこなれているが、タマ数が少ないのが難点か。

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グーネットマガジン編集部

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1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
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また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
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