輸入車
更新日:2024.07.11 / 掲載日:2024.07.11
ビッグデータで徹底分析!人気の輸入車SUV、いま中古車市場で狙うならこの一台!
輸入車の人気中古車といえば、多くはSUVが占めている。各メーカーも大小さまざまなモデルを展開。そこで今回は、サイズ別の人気SUV3モデルを詳細な中古車データを交えて紹介。中古車市場の実態に迫る。
文●ユニット・コンパス ※グラフデータ、中古車参考価格はすべてグーネット2024年6月調べ。
※ナンバープレートはすべて、はめ込み合成です。
(掲載されている内容はグーワールド本誌2024年8月号「SUVの魅力ってどこにあるのだろう?[SUV実態調査]」記事の内容です)
ミドルクラスSUV[BMW X3]どんなシーンも大活躍ねらい目は前期型!?
いま海外メーカーから矢継ぎ早にSUVが投入されている。サイズ別にスモールクラスからフルサイズまでさまざま。さらに、同じクラスでもスタンダードなSUVからクーペスタイルのものまであり、ここ最近はBEV専用のモデルも存在する。ここまで選択肢が増えてしまうと、どのモデルやグレードを選んだらよいのか迷うことも多いはず。
そこで今回は、サイズ別にねらい目のSUVをピックアップして紹介。データを交えて解説したい。
売れ筋のミドルクラスSUVで注目したいのは、BMW X3。大きすぎないジャストサイズのボディとスポーティな走りは、世界中のユーザーから高く評価されているモデル。現行型は2017年に発売された3代目で、登場からすでに7年が経過したロングセラー。2021年にはマイナーチェンジを受けて内外装も一新されている。中古車としてねらうなら、物件が豊富で価格が手頃な前期型がねらい目。前期型ならば300万円台の予算があれば幅広く探せるだろう。パワートレインはガソリンとディーゼルがあるが、中古車の大半は後者で占められている。
[実態調査DATA]
|パワートレイン|ディーゼルモデルが大半を占める
ガソリン | 9% |
ディーゼル | 89% |
PHEV | 2% |
|中古車価格帯|幅広い価格帯から選べる
〜300万円 | 3% |
300万円〜400万円 | 34% |
400万円〜500万円 | 22% |
500万円〜600万円 | 15% |
600万円〜 | 20% |
|走行距離|全体的に低走行が目立っている
~1万km | 18% |
1万km~3万km | 35% |
3万km~5万km | 27% |
5万km~7万km | 13% |
7万km~ | 7% |
中古車参考価格帯:270万円~700万円(17年~24年 Mモデルを除く)
物件数目安:★★★★☆
輸入車ミドルクラスSUVのなかでも物件豊富で探しやすい現行型X3。ここ最近は300万円台の物件もかなり増えた。
ミドルクラスSUV ライバルモデル
メルセデス・ベンツ GLC(先代)
先代GLCは、CクラスをベースとしたミドルクラスSUV。高品質な内外装と上質な走りは、X3とは異なる魅力をアピールする。こちらも価格が下がって、200万円台から探せる。
中古車参考価格帯:230万円~920万円(16年~23年 AMGを除く)
ジャガー Fペイス
全長4740mm(2015年モデル)のミドルサイズとスポーティな走りは、BMW X3のライバルとしてふさわしい存在。こちらも登場から時間が経過し、200万円台の物件も出てきた。
中古車参考価格帯:250万円~750万円(15年~24年 SVRを除く)
コンパクトクラスSUV[ミニ クロスオーバー(先代)]コンパクトだが使い方は無限大
リーズナブルで扱いやすく、SUVの普及を後押ししたのがコンパクトクラスのSUV。なかでもMINIクロスオーバーは、親しみやすいデザインと使い勝手のよさで人気を獲得。
今回紹介するのは2017年に登場した先代モデル。ボディサイズが大きくなり、従来型と比べて室内空間や荷室が拡大された。この世代以降はコンパクトSUVとして不自由のない実用性が確保されたのがトピック。また衝突被害軽減ブレーキやクルーズコントロールなどの快適装備が充実したのも見逃せない。
中古車相場も少しずつ下がっており、現在は200万円台の物件も増えている。3万km以下の低走行物件が大半で、コンディションの心配も少ない。ただしグレードはディーゼルの「クーパーD」が中心となる。
[実態調査DATA]
|パワートレイン|物件のほとんどがディーゼル車
ガソリン | 7% |
ディーゼル | 89% |
PHEV | 4% |
|中古車価格帯|300万円以下が半数以上
〜200万円 | 11% |
200万円〜300万円 | 41% |
300万円〜400万円 | 31% |
400万円〜500万円 | 15% |
500万円〜 | 2% |
|走行距離|コンディションのよい個体が多い
~1万km | 18% |
1万km~3万km | 35% |
3万km~5万km | 27% |
5万km~7万km | 13% |
7万km~ | 7% |
中古車参考価格帯:170万円~520万円(17年~23年 JCWを除く)
物件数目安:★★★★★
物件数が多く、コンパクトSUVのなかでは買いやすいモデル。新型が登場したため、今後も値下がりが期待できる。
コンパクトクラスSUV ライバルモデル
アウディ Q2
アウディの新しいコンパクトSUVがQ2。全長4200mm(2017年モデル)のボディサイズと、最小回転半径5.1mの取りまわし性のよさが売り。相場も下がり、100万円台の物件もある。
中古車参考価格帯:170万円~470万円(17年~24年 全グレード)
ラージクラスSUV[ランドローバー レンジローバー(先代)]ラグジュアリーを極めた最上級モデル
ランドローバーの最上級SUVとなるのがレンジローバー。今回紹介するのは2013年に登場した4代目。従来までのラグジュアリー性はそのままに、世界初となるオールアルミニウム製のモノコックボディを採用したのがトピックである。発売当初に搭載されたパワートレインは5LV8とそのスーパーチャージャーモデルであるが、後に3LV6スーパーチャージャーや3LV6ディーゼルターボなど、幅広いエンジンが用意された。オンロードはもちろん、オフロードでも高い走破性を実現し、その価値は高い。
そんな先代モデルだが、中古車の下限は420万円。平均価格は880万円となっており、現状は高め。ただし2021年に新型が登場したことで、今後値下がりが期待できる。
[実態調査DATA]
|パワートレイン|ガソリン車が全体の6割以上
ガソリン | 66% |
ディーゼル | 30% |
PHEV | 4% |
|中古車価格帯|1000万円以上が半数を占める
〜500万円 | 7% |
500万円〜600万円 | 6% |
600万円〜700万円 | 4% |
700万円〜800万円 | 11% |
800万円〜900万円 | 11% |
900万円〜1000万円 | 11% |
1000万円〜 | 50% |
|走行距離|5万km以下が約7割
~1万km | 9% |
1万km~3万km | 30% |
3万km~5万km | 29% |
5万km~7万km | 21% |
7万km~ | 11% |
中古車参考価格帯:420万円~1980万円(13年~22年 全グレード)
物件数目安:★★★☆☆
高額なプレミアムモデルゆえ、物件数はそれほど多くない。ただし400万円台の予算から探せるのは注目すべき点だ。
コンパクトクラスSUV ライバルモデル
BMW X5(前期型)
スポーティな走りと精悍なルックスが魅力のラージクラスSUV。現行型は2019年に登場し、2023年に大幅改良を受けた。中古車としてねらい目は、500万円台から買える前期型。
中古車参考価格帯:500万円~900万円(19年~23年 Mモデルを除く)
ライタープロフィール
1977年の中古車情報誌GOOの創刊以来、中古車関連記事・最新ニュース・人気車の試乗インプレなど様々な記事を制作している、中古車に関してのプロ集団です。
グーネットでは軽自動車から高級輸入車まで中古車購入に関する、おすすめの情報を幅広く掲載しておりますので、皆さまの中古車の選び方や購入に関する不安を長年の実績や知見で解消していきたいと考えております。
また、最新情報としてトヨタなどのメーカー発表やBMWなどの海外メーカーのプレス発表を翻訳してお届けします。
誌面が主の時代から培った、豊富な中古車情報や中古車購入の知識・車そのものの知見を活かして、皆さまの快適なカーライフをサポートさせて頂きます。
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