中古車購入チェックポイント
更新日:2019.02.25 / 掲載日:2019.02.25
フォルクスワーゲンティグアンの中古車購入の際の選び方の参考ポイント

グーネット編集チーム
ティグアンは、フォルクスワーゲンのコンパクトSUVとして2008年にデビューしました。全長4.5m以下のコンパクトボディにもかかわらず広い室内空間と、SUV独特の高いアイポイントによる良好な視界、スポーティなターボやスーパーチャージャー付エンジン、8つのエアバッグを標準搭載した優れた安全性能が特徴です。
また、上級セダンパサートのV6 4モーションの4リンク式リヤサスペンションをベースに、専用設計のダンパー及びスプリングを採用しています。優れた走行安定性と乗り心地を提供するモデルです。
派生モデルには、よりプレミアム感の高いアウディQ3がラインナップされています。初代Q3は2012年に販売開始され、ホイールベースの長さや、前後のサスペンションや電動パワーステアリングなど、基本設計が共通です。
いずれも、車格に相応しい上質な室内空間と余裕のある動力性能を提供し、ファミリーユースから持ち味を発揮するアウトドアでの使い勝手や、高速道路を使ったロングドライブ、フォーマルな場面でも高い満足感の得られる人気モデルです。
インテリアの上質感を高めるレザーシートや後席の方へのエンターテイメントを提供する後席モニター、18インチから20インチの大口径タイヤ&アルミホイール、低重心のスタイリングとロールの少ないレスポンスの良い走りを可能にするアイバッハ製ローダウンスプリングなど、用途や目的に合わせ、さまざまな個性豊かなモデルが選択できるのも大きな魅力の1台です。
ここではティグアンの中古車購入の際の選び方の参考ポイントとして、主なグレードの特徴、維持費と燃費、中古車の価格相場や価格帯を取り上げてご紹介します。
ティグアンの主なグレードの特徴と比較から選ぶ

グーネット編集チーム
初代 フォルクスワーゲン ティグアン 5N系(2008年~2017年)の主なグレードの特徴
・トラック&フィールド(2.0L/6AT)2008年9月モデル
2.0L直噴ターボエンジン「TSI」エンジンと6速ATにより、2.8L車並みのパワーを発揮します。4モーションと呼ばれる4WDシステムを搭載し、あらゆる場面でも優れた走行安定性と乗り心地を提供します。バイキセノンヘッドライトやフロント/サイド/カーテンなど8つのエアバッグシステムを標準装備して登場したフォルクスワーゲン初のコンパクトSUVです。
・R-ライン(2.0L/6AT)2009年9月モデル
排気量は同じながら200馬力の高出力TSIエンジンを搭載しています。19インチアルミホイールやレザーシート。Rライン専用のエクステリアデザインを採用し、ティグアンのスポーツグレードとして登場しました。また、サスペンションはスポーツサスペンションを採用し、足回りを強化し高速走行性能を高めているのが特徴です。
・TSIブルーモーションテクノロジー(1.4L/6AT)2012年11月モデル
ブレーキエネルギー回生システムを備えたブルーモーションテクノロジー付の1.4L TSIエンジンと6速DSGを採用しています。これまで4WDのみだったティグアンにFF(前輪駆動)モデルが追加されました。
2ゾーンフルオートエアコン、8エアバッグ、ドライバー疲労検知システム、ナビゲーションシステムを標準装備し、当時販売価格339万円でティグアンのラインナップで最もお求めやすい価格で登場したのが特徴です。
・TSIブルーモーションテクノロジー Rラインパッケージ(1.4L/6AT)2012年11月モデル
Rライン専用のファブリックシートや専用アルミ調ペダル、専用レザーマルチファンクションステアリングホイール、Rライン専用エクステリアデザイン、専用スポーツサスペンション、18インチアルミホイール、バイキセノンヘッドライトなどスポーティな装備を充実させたモデルです。
・2.0TSI Rライン4モーション(2.0L/7AT)2012年11月モデル
主要装備は、TSIブルーモーションテクノロジー Rラインパッケージに準じた装備であり、アルミホイールは19インチにインチアップされます。エンジンは、2.0L TSIエンジンを採用し、7速DSGとの組み合わせになります。TSIエンジン搭載FFモデルが追加により、これまでのRラインのグレード名称を変更して2.0TSI Rライン4モーションで販売されたモデルです。
2代目 フォルクスワーゲン ティグアン 5N系(2017年~)の主なグレードの特徴
・コンフォートライン(1.4L/6AT)
ティグアンのエントリーモデルのコンフォートラインです。気筒休止システムやアイドリングストップ、ブレーキエネルギー回生システムを備えたブルーモーションテクノロジー付の1.4L TSIエンジンと6速DSGを採用し、JC08モード燃費16.3km/Lを実現しました。
3ゾーンフルオートエアコン、フォルクスワーゲン純正インフォテイメントシステム、サイド&カーテンエアバッグ、全車速追従機能を持つアダプティブクルーズコントロール(ACC)、プリクラッシュブレーキなど快適装備や安全装備を充実させているのが特徴です。レーンキープアシストシステムや、渋滞時追従支援システムなど半自動運転機能に準じる装備、LEDヘッドライトはオプションで用意されています。
・ハイライン(1.4L/6AT)
コンフォートラインの装備に加え、レーンキープアシストシステムや、渋滞時追従支援システムなど半自動運転機能に準じる装備、LEDヘッドライト、テレマティクス機能を持つモバイルオンラインサービス、デジタルメータークラスター、18インチアルミホイールなど、上級グレードに相応しい装備が充実するのが特徴です。電動パノラマスライディングルーフ、レザーシートはオプションで用意されます。
・R-ライン(1.4L/6AT)
ハイラインの装備に加え、Rライン専用ファブリックシート、クロームデュアルエキゾーストパイプ、19インチアルミホイールなど、スポーティテイストの標準装備となっているが特徴です。
そして、2018年8月にクリーンディーゼルTDI+4WDの4モーションを発売しています。最高出力150馬力、最大トルク34.7kgmを発揮する直列4気筒2.0L TDIエンジンと7速DSGに多段化したトランスミッション、4モーション搭載であらゆるシーンにおいて快適で安定したオールラウンダ―SUVとしての優れた走行性能を実現しています。
グレード体系は、コンフォートライン・ハイライン・R-ラインで1.4Lブルーモーションテクノロジー付エンジン搭載モデルと装備内容はほぼ共通です。
ティグアンの燃費と年間維持費の違いを・比較から選ぶ

グーネット編集チーム
ここでは、ティグアンの主な世代・型式ごとの燃費の違いと、燃費に基づく年間の燃料代と自動車税からなる年間維持費用をまとめます。
同じ型式でも車両重量などにより若干の差異が生じることがあります。
なお、年間の走行距離は年間1万km、ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/L、軽油115円/Lと仮定しています。また、自動車税は2018年10月時点で参照したものとなります。
初代 フォルクスワーゲン ティグアン 5N系(2008年~2017年)の燃費・維持費
・5NCAW:2.0L/6AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:9.7km/L
年間ガソリン代:約149,484円(1030.9L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約188,984円 ※3
・5NCAW:2.0L/6AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
10モード/10・15モード燃費:9.6km/L
年間ガソリン代:約151,041円(1041.6L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約190,541円 ※3
・5NCTH:1.4L/6AT/FF
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:14.6km/L
年間ガソリン代:約99,315円(684.9L×145円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約133,815円 ※3
・5NCCZ:2.0L/7AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:11.5km/L
年間ガソリン代:約126,086円(869.5L×145円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約165,586円 ※3
2代目 フォルクスワーゲン ティグアン 5N系(2017年~)の燃費・維持費
・5NCZE:1.4L/6AT/FF
使用燃料:無鉛プレミアムガソリン
JC08モード燃費:16.3km/L
年間ガソリン代:約88,957円(613.4L×145円) ※1
自動車税:年間34,500円 ※2
年間維持費:約123,457円 ※3
・5NDFGF:2.0L/7AT/フルタイム4WDモデル
使用燃料:軽油
JC08モード燃費:17.2km/L
年間ガソリン代:約66,860円(581.3L×115円) ※1
自動車税:年間39,500円 ※2
年間維持費:約106,360円 ※3
※1.ガソリン単価は無鉛レギュラーガソリン135円/L、無鉛プレミアムガソリン145円/L、軽油115円/Lと仮定しております。
※2.自動車税は2018年11月時点で参照したものとなります。
※3.年間の走行距離は年間1万kmと仮定して1年間のガソリン代を算出し、自動車税を合算して、年間維持費として計算をしております。
ティグアンの中古車価格相場から選ぶ

グーネット編集チーム
ティグアンは、人気の高いコンパクトSUVであり、比較的価格が安定した中古車価格を維持しています。また、販売開始から10年経過するため流通台数が多いことも特徴であり、用途や予算、好みなどに応じて、豊富な登録台数の中から、最適な1台を選べることも大きな魅力と言えるでしょう。
ティグアンの主なグレード・型式の中古車価格帯
初代 フォルクスワーゲン ティグアン 5N系:59.8~299.8万円
5NCAW:58~158万円
2代目 フォルクスワーゲン ティグアン 5N系(2017年~):299.9~489.9万円
5NCCZ:119~279万円
5NCTH:118~382万円
5NCZE:318~448万円
トラック&フィールド:58~158万円
スポーツ&スタイル:72~199.9万円
Rライン:109.8~199.8万円
TSIブルーモーションテクノロジー:118~299.8万円
TSIブルーモーションテクノロジーRラインパッケージ:175.9~223.9万円
2.0TSI Rライン4モーション:209.9~279万円
TSIコンフォートライン:318~370万円
TSIハイライン:350~435万円
TSI Rライン:329.9~418万円
ティグアンの中古車では、250万円以上の車が多く存在しています。
その中でも、平成25年式、平成29年式のティグアンが豊富です。新しい2代目モデルの平成29年式の中古車は、ディーラーの試乗車が多く、メーカー保証が継承されるのも特徴です。
それ以外にも、初代モデルでは100万円前後の価格帯での中古車も多く存在します(上記中古価格帯については、2018年10月31日時点での数値となっています)。
年式やグレード、オプション装備をはじめ、走行距離やキズやヘコミなどの程度、エンジンの種類や修復歴の有無、ボディカラー、保証の有無などで個々の中古車販売価格が異なりますので、中古車を価格で選ぶ際には、最新の価格をチェックするようにしましょう。
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