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更新日:2025.09.12 / 掲載日:2025.09.12
世界がハマる日本車とは?“JDM”の原点に触れる企画展 トヨタ博物館

トヨタの文化施設であるトヨタ博物館(愛知県長久手市)は、企画展「What’s JDM?―世界が熱中する’80-’90年代の日本車―」を開催すると発表した。期間は2025年10月3日~2026年4月5日まで。
80〜90年代の名車が集結、日本車の魅力を体感できるJDM企画展

JDMとは「Japan Domestic Market」の略で日本国内市場を意味する言葉だが、現在ではアメリカやイギリスを中心に日本車をカスタマイズしたり、日本国内専用車を輸入して楽しむ日本車文化のことをJDMと呼んでいる。
1980~90年代、日本の自動車メーカーは世界トップの技術を載せることに挑戦し、電子制御、高性能エンジンなど、革新的な技術を次々と実用化してきた。これらの技術は、現在の自動車開発にも大きな影響を与えている。

また、デザインの面でも、空力性能や視認性、安全性を考慮した機能美を追求したデザイン、シンプルでありながら個性を持つスタイリングは、今なお多くのファンを魅了している。しかし、当時は海外で欧州車ほどの評価を得られず、技術者たちは悔しい思いをしてきたという。
それから数十年が経ち、当時の日本車が持つ高い技術力、洗練されたデザイン、そして信頼性が再評価され、世界中の自動車ファンから注目を集めている。

今回の企画展では、1980~90年代の日本車約10台を「当時の最新技術」「独自のデザイン」「小さな高性能」の3つのテーマに分けて紹介。展示車両は、同館所蔵のものに加え、国内自動車メーカー7社と日本自動車博物館の協力を得て、特別に提供してもらうという。
企画展概要

期間: 2025年10月3日(金)~2026年4月5日(日)
場所: トヨタ博物館 文化館2階 企画展示室
構成: 1980~90年代の日本車人気を3つのテーマ、約10台の車両で紹介
展示車両一覧
■テーマ:当時の最新技術
・ダイハツ シャレード デトマソ(1984年) ※1/12まで展示
・トヨタ スプリンター トレノ(1986年)
・ニッサン スカイライン GT-R (1989年)
・アンフィニ RX-7(マツダ)(1991年) ※1/6-13は展示しない
・スバル インプレッサ WRX STi(1994年)
・三菱 ランサーエボリューション VI トミー・マキネン エディション(2000年)
・ホンダ インテグラ Type-R(1998年) ※1/12まで展示
・ホンダ シビック Type-R(1997年) ※1/14から展示
■テーマ:独自のデザイン
・ニッサン PAO キャンバストップ(1989年)
・ニッサン フィガロ(1991年) ※1/14から展示
■テーマ:小さな高性能
・ダイハツ ミラ TR-XX(1987年) ※1/12まで展示
・スズキ セルボ・モード(1990年) ※1/12まで展示
・ホンダ ビート(1991年) ※1/14から展示
・オートザム AZ-1(マツダ)(1993年) ※1/14から展示
・スズキ カプチーノ(1995年) ※1/14から展示
※期間中、展示車両は入れ替えを行う予定。詳細は公式HP参照。
トヨタ博物館概要
所在地:愛知県長久手市横道41-100
開館時間: 9:30~17:00(入館受付は16:30まで)
休館日: 月曜日(祝日の場合は翌平日)、年末年始12/25~1/3
入場料:大人1,200円 シルバー(65歳以上)700円
中高生600円 小学生400円 ※消費税込み/団体割引あり
トヨタ博物館 公式HP:
https://toyota-automobile-museum.jp/
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