カー!といえばグーネットピット

無料整備工場検索&予約アプリ

グーネットピットアプリ

タイヤ交換
更新日:2023.09.12 / 掲載日:2023.09.12

車用タイヤ空気入れおすすめ5選 選び方や作業のポイントも紹介

自宅でタイヤの空気を入れるには、空気入れが必要です。しかし、空気入れには多くの種類があるため、愛車に合った空気入れがわからない人もいるのではないでしょうか。

この記事では、タイヤの空気入れを選ぶポイントとおすすめの空気入れを5つ紹介します。

また、タイヤに空気を入れる手順とよくある質問についても回答していますので、ぜひ参考にしてください。

1.タイヤの空気入れを選ぶポイント

タイヤの空気入れは、次の6つのポイントをもとに選ぶのがおすすめです。

1.充填方法
2.最大空気圧
3.オートストップ機能
4.携帯性
5.静音タイプ
6.表示単位

それぞれのポイントをご紹介します。

(1)充填方法は手動より電動が手軽

タイヤの空気入れは、「手動式」と「電動式」の2つの充填方法があり、電動式の方が手軽に充填できます。

手動式は、手や足を使ってタイヤに空気を充填します。充填する際に電源が要らないため、アウトドアや停電、災害時用におすすめです。電動式と比較して安価なのも特徴として挙げられます。一方、自分で作業する必要があるため、労力と時間が必要です。

電動式は電力で動くため、手軽に空気を充填できます。電動式には、電源に接続して利用するものと、充電式の空気入れがあります。

(2) 最大空気圧はタイヤの推奨空気圧より大きいもの

タイヤの空気入れの最大空気圧が、タイヤの推奨空気圧より大きいものを選びましょう。

最大空気圧が推奨空気圧より低い場合、タイヤに適切な空気量を供給できません。推奨空気圧は、車やタイヤの取扱説明書や運転席ドアの開口部などに表示されています。

なお、一般的な普通車の場合、タイヤの推奨空気圧は220〜250kpaです。

(3) オートストップ機能があると便利

オートストップ機能とは、タイヤの空気圧が指定のレベルに達した際に、自動的に充填を停止する機能です。この機能により、空気圧を確認する手間が省け、さらに過剰充填や不足も避けられます。

(4)車に保管するなら携帯性重視

空気入れを車に保管する人は、軽量でコンパクトな携帯性の高さを重視しましょう。また、電源を車のシガーソケットから取れるタイプが便利です。

緊急時に利用することも踏まえ、充填速度にも考慮して用途に適したものを選びましょう。

(5)住宅街や深夜に使うなら静音タイプ

電動式の空気入れは音がうるさいことがあるため、住宅街や深夜に作業する場合は、静音タイプの空気入れを選びましょう。

一般的な電動式空気入れは、80〜85dB程度の騒音が発生します。一方、静音タイプの電動式は60dB程度と20〜25dB小さい静かな音で利用できます。

さらに音を抑えたい場合は、手動式がおすすめです。手動式なら無音に近いため、充填中の音は気にする必要はありません。

(6) 空気圧の表示単位はタイヤと同じもの

空気入れに表示される「空気圧の表示単位」は、タイヤと同じ単位を選びましょう。

空気圧の表示単位は、「kgf/cm²(キログラムフォース)」「kPa(キロパスカル)」「PSI(プサイ)」「bar(バール)」の4種類あり、それぞれ以下の用途で利用されています。

用途表示単位
国産車、バイク・kgf/cm²
・kPa
外車・PSI
・Kpa
・bar
自転車・PSI
・bar

国産車は「kgf/cm²」「kPa」の2種類に対応する空気入れを選びましょう。非対応の場合は、Webサイトやアプリなどで単位換算して計算しなければいけません。

2.おすすめの空気入れメーカー5選

空気入れを選ぶポイントに基づいて、おすすめのメーカー5選と商品を紹介します。

(1) 【エマーソン】:ダブルシリンダーフットポンプ EM-550 手動式

出典:エマーソン「ダブルシリンダーフットポンプ EM-550」丨Amazon

エマーソンの「ダブルシリンダーフットポンプ EM-550」は、米式・英式のバルブに対応した手動式(足踏み式)の空気入れです。電動式と比較すると時間と労力が必要ですが、静音性に優れています。そのため、住宅街や深夜でも安心して利用できます。

また、車のタイヤ用以外のアタッチメントも付属されているため、アウトドアなどの際にも活躍します。

「ダブルシリンダーフットポンプ EM-550」の公式販売ページ(Amazon)

(2) 【大橋産業】:高圧フットポンプ ツインシリンダー No.1924 手動式

出典:高圧フットポンプ ツインシリンダー No.1924丨大橋産業

車の工具や部品を取り扱う大橋産業の「高圧フットポンプ ツインシリンダー」は、ツインシリンダーを採用しているのが特徴です。シングルシリンダーと比較して、空気量がアップし、より早く空気を送り込めるようになりました。

空気を入れながら、空気圧の目安がわかりやすいように、色分けされた大きな圧力計が付いています。また、米式、英式、仏式すべてのバルブに対応しているため、オートバイや自転車、スポーツバイクなどにも利用できます。

(3) 【マキタ】:充電式空気入れ MP180DRG 電動式

出典:充電式空気入れ MP180DRG丨Amazon

マキタは、一般家庭からプロの技術者まで、幅広いユーザーに愛用されている老舗工具メーカーです。MP180DRGは、18Vの高出力で吐出量が約20%アップしているため、作業スピードの向上が期待できます。

空気圧の単位はkPa、PSI、barの3種類に対応しており、アタッチメントも付属されているため、車以外の作業でも活躍します。

(4) 【メルテック】:エアーコンプレッサー ML-270 電動式

出典:エアーコンプレッサー ML-270丨Amazon

メルテックは、60年以上続く老舗国内メーカーです。ML-270は、車のシガーソケットの電源で空気を入れられ、本体に部品を収納できるコンパクト性が特徴です。

数字が見やすいデジタル表示で、設定した空気圧に達すると自動で止まるオートストップ機能も付いているため、使いやすい空気入れです。

(5) 【AstroAI】:ポータブルエアコンプレッサー AIR100 電動式

出典:ポータブルエアコンプレッサー AIR100丨AstroAI

アメリカのメーカーである、AstroAIの空気入れAIR100は、初心者でも利用しやすいオートストップ機能付きです。通常の2倍の早さで空気を送り込み、騒音を抑えるデザイン。また、LEDライトが付いているため夜でも安心して作業できます。

(6)【おすすめ】タイヤの空気入れ比較表

おすすめ5選を参考に、自分に合ったタイヤの空気入れで作業効率や精度を向上させましょう。

メーカー型番価格充填方法最大空気圧オートストップ機能携帯性静音タイプ表示単位
エマーソンEM-550販売店による手動500kPakPa
大橋産業No.1924販売店による手動1,000kPakPa
マキタMP180DRG49,600円電動830kPakPa、PSI、bar
メルテックML-270販売店による電動825kPakPa
AstroAIAIR1004,355円電動700kPakPa、PSI、bar

3.タイヤに空気入れの手順

タイヤの空気入れに必要な道具と手順をご紹介します。

(1)必要な道具

タイヤの空気入れには、主に4つの道具を利用します。

1.空気入れ
2.エアゲージ:多くの空気入れに付いているが、独立したものはより正確に測定できる
3.L字エアバルブ:バルブが接続しづらい場合に、バルブの方向を変えるために利用する
4.軍手 or 手袋:手が汚れるのを防ぐ

(2)手順①適切な空気圧を確認する

車種によって適切な空気圧は異なるため、取扱説明書や運転席ドアの開口部などの表示で愛車の空気圧を確認しましょう。

なお、タイヤには「走行前の空気圧」と「走行後の空気圧」があります。走行後の空気圧は、タイヤが路面の摩擦によって熱くなり空気圧が高くなります。

基本的に走行前の温度が低い状態の空気圧を基準とするため、空気を充填するのは走行前に行いましょう。

(3)手順②車のエンジンを停止する

タイヤの空気入れを行う際は、安全上、エンジンを停止させましょう。エンジンが稼働している状態で作業すると、予期せぬ事故を引き起こす可能性があります。

(4) 手順③バルブキャップを取り外す

バルブキャップとは、タイヤの空気を入れる口(バルブ)を保護しているキャップです。バルブキャップは、反時計回りにまわすだけで取り外せます。

(5) 手順④空気入れを接続する

空気入れのホースの先端をタイヤのバルブに差し込みます。ホースとバルブが接続しづらいときは、L字エアバルブを利用します。電源式の空気入れの場合は、電源に接続しましょう。

(6) 手順⑤空気を充填する

空気圧を確認しながら、適切な空気圧になるまで充填します。オートストップ付きの場合は、指定の空気圧に達したら自動で停止します。

オートストップ機能がついていない場合は、推奨空気圧より少し多めに充填してください。

(7) 手順⑥空気圧を確認する

タイヤに空気を入れた後は、エアゲージを利用して空気圧を確認します。もし、空気圧が低い場合は、さらに空気を充填します。反対に、空気圧が高い場合は、バルブのムシ(タイヤに空気を入れる部分)を押して適切な空気圧になるまで空気を抜いてください。

(8) 手順⑦バルブキャップを取り付ける

バルブにキャップを取り付けて作業は完了です。

4.タイヤの空気入れに関するQ&A

タイヤの空気入れに関して、よくある質問を5つご紹介します。

Q1.自宅以外でタイヤの空気入れができる場所は?

「ガソリンスタンド」や「カー用品店」「自動車ディーラー」で、タイヤの空気入れが行えます。基本的にどこでも無料で行えますが、セルフガソリンスタンドでは自分で作業する必要があります。

Q2.タイヤの空気圧を確認する頻度は?

基本的に月に1回程度が推奨されています。ただし、次の表のように乗り方や乗る距離、季節により確認する頻度は異なります。

項目確認頻度
日常の運転月に1回
長距離・高速道路利用状況に応じて頻繁に
季節の変わり目必ず確認

Q3.タイヤの空気圧が適切でないときのリスクは?

タイヤの空気圧が適切でない場合のリスクは、主に以下の5つが挙げられます。

①燃費の悪化

適切な空気圧でないタイヤは転がり抵抗が増加し、エンジンの負荷が上がります。その結果、燃費の悪化につながります。

②ハンドリングの低下

空気圧の低いタイヤはコーナリング時の安定性が損なわれ、ハンドリングが難しくなります。特に悪天候時などは、スリップのリスクが高くなります。

③バースト

空気圧が過度に低い場合、タイヤがたわみ、変形が大きくなることで、波状に変形する「スタンディングウェーブ現象」が起こります。これにより、タイヤ内部の構造が損傷し、バーストする可能性があります。

④偏摩耗が起きる

空気圧が高過ぎるとタイヤの真ん中だけが多く減り、少な過ぎると両端だけが多く減ります。偏摩耗したタイヤで走行を続けた場合、ハンドルが取られやすくなるなど、安定性が低下し、思いがけない事故につながる可能性があります。

⑤ロードノイズが大きくなる

空気圧が高過ぎる場合、振動の吸収性が下がります。そのため、車が道路を走行する際に発生するロードノイズが大きくなります。

Q4.スペアタイヤの空気圧は?

通常のタイヤの空気圧を確認する際に、スペアタイヤの空気圧も確認しましょう。スペアタイヤの空気圧は、通常使用するタイヤより高めに設定するのが一般的です。

スペアタイヤは、通常のタイヤよりサイズが小さいため、そのままでは車の重量を支えられません。車を支えるためには空気圧を高める必要があるため、スペアタイヤのゴムは高い空気圧に耐えられるように硬くなっています。

Q5.そもそもタイヤの空気入れは絶対に持っておくべき?

車のメンテナンスが好きな人やタイヤ交換を自身で行う人は、タイヤの空気入れを持っておくのをおすすめします。

近頃の車は、応急用の空気入れが車に付いている場合が多いため、自分で空気入れを行わない人は新たに購入する必要はありません。もし、車に付いていない場合でも、最寄りのガソリンスタンドやカー用品店などで空気を入れられます。

5.タイヤの空気圧に関することは、グーネットピットにお任せください

自宅でタイヤの空気圧を入れる場合は、タイヤの空気入れが必要です。しかし、空気入れによって充填方法や表示方法、便利な機能などが異なっており、どの空気入れが良いか悩むかもしれません。

愛車や用途に合った空気入れが選びきれない場合は、グーネットピットにご相談ください。タイヤの専門知識を持ったスタッフが、おすすめの空気入れをご紹介します。

グーネットピットでお近くの整備工場を探す

この記事の画像を見る

この記事はいかがでしたか?

気に入らない気に入った

グーネットピット編集部

ライタープロフィール

グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

この人の記事を読む

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

この人の記事を読む

img_backTop ページトップに戻る

ȥURL򥳥ԡޤ