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タイヤ交換
更新日:2023.09.12 / 掲載日:2023.09.12

タイヤの寿命は何年?交換時期と寿命を延ばす方法を徹底解説

車を安全に運転するには、タイヤが良い状態でないといけません。寿命を超えたタイヤは、ブレーキ性能や走行性能が大幅に低下し、交通事故につながる可能性があります。

この記事では、寿命を超えたタイヤの危険性や交換時期、さらに寿命を延ばすための方法を解説します。タイヤの劣化などが気になっている人は、ぜひ参考にしてください。

1.寿命を超えたタイヤの利用は危険

寿命を超えたタイヤを、そのまま使用し続けるのは危険です。ブレーキ性能が低下して、制動距離(ブレーキを踏んでから車が停止するまでの距離)が長くなったり、バースト(タイヤが破裂する現象)したりする可能性があります。

(1)ブレーキ性能の低下

寿命を超えたタイヤを使用し続けると、タイヤの摩擦力が低下しグリップ力が落ちるため、ブレーキをかけた際の「制動距離が長くなる」場合があります。さらに、濡れている路面など悪天候時はスリップするリスクも上がるため、安定した運転に影響を与えます。

(2)バーストするリスク

寿命を超え劣化したタイヤは、バーストするリスクが上がり、交通事故につながる可能性があります。

タイヤは、熱や紫外線の影響で柔軟性が失われるため、亀裂やひび割れが生じやすくなります。特にタイヤの側面部分は、ひび割れが起きやすい箇所です。ひび割れが進行するとタイヤの内部に水分が侵入し、タイヤ内部にダメージを与えます。

ダメージを受けたタイヤは劣化が進み、バーストするリスクが上がるため、そのまま使用し続けるのは危険です。

2.タイヤの交換時期

タイヤの寿命は、日常の利用頻度や運転する環境によって異なるため、次のポイントをおさえておきましょう。

(1)基本は製造から4〜5年

タイヤの交換時期を確認するために、製造年月を確認しましょう。

タイヤの寿命は、一般的に4〜5年程度といわれています。4年を越えると、タイヤのゴム部分が硬化し始め、グリップ力が低下します。さらに、タイヤ内部も経年劣化し、性能が低下する恐れがあることから、製造から5年目が交換の目安です。

タイヤの製造年月は、サイドウォール部分に刻印されています。4桁の数字で表示され、先頭2桁が週、後半2桁が年を表します。例えば、「3218」とある場合、これは2018年の32週目(8月頃)に製造されたことを表します。

ただし、使用状況や保管状況によっては、5年経たずに交換するケースもありますので、ほかの3つの項目と組み合わせながら検討してください。

(2)走行距離3万kmの目安

走行距離が3万kmに達したら、タイヤ交換を検討してください。

一般的に新品タイヤの溝は約8mmあり、走行距離5,000kmに応じて約1mm摩耗します。道路運送車両の保安基準において、タイヤの溝は1.6mm以上なければならないと定められているため、(8.0mm-1.6mm)×5,000km=3.2万kmが交換の目安になります。

軽自動車のタイヤは新品タイヤで約7mmなので、交換時期は2.5万kmが交換の目安にしましょう。

ただし、運転方法や道路状態、高速道路の連続走行などによっては、通常より早く摩耗する可能性があります。走行距離が3万kmに達した頃から、定期的にタイヤの溝の深さを目視で確認しましょう。

(3)スリップサインは交換の合図

タイヤにスリップサインが現れたら、タイヤを交換する合図です。スリップサインとは、タイヤの摩耗度合いを確認するための目印で、「残溝が1.6mm以下」になると現れます。

タイヤ外周部の小さな三角マークの延長線上の溝の底に6〜9カ所設けられており、タイヤの溝が途中で途切れるように小さな突起が1カ所でも現れたら、そのタイヤで運転はできません。

(4)ひび割れはバーストの危険性

タイヤの寿命は、タイヤ自体の見た目からも判断できます。特に、タイヤのひび割れは、バーストする危険性を示すサインです。

タイヤのひび割れは目視で確認できるため、タイヤの側面や溝部分に亀裂が入っていないか定期的にチェックしましょう。

3.タイヤの寿命に関する注意点

タイヤの寿命に関して、次の3つの注意点があります。

1.冬用タイヤは寿命が異なる
2.タイヤワックスは控える
3.使用していなくても劣化する

順にご紹介します。

(1)冬用タイヤは寿命が異なる

冬用タイヤの寿命は、「プラットホーム」といわれる突起が現れたときです。

プラットホームは、10mmある冬用タイヤの溝が50%摩耗したとき、つまり溝が5mmまで擦り減ると現れます。スリップサインよりもずっと前に現れるため、こまめに点検する(月に一度が理想)ようにしましょう。

(2)タイヤワックスは控える

タイヤワックスを塗布することで、タイヤがひび割れを起こす可能性があります。

タイヤには老化防止剤が練り込まれており、少しずつ表面に出てくることでタイヤ表面を保護をしています。ただ、タイヤワックスの製品のなかには、老化防止剤を取り除いてしまうものもあります。

タイヤの見た目を美しく保つため、または保護の意味でタイヤワックスを塗布する人もいますが、タイヤの寿命が短くなる可能性があるため頻繁に塗ることはおすすめしません。

(3)使用していなくても劣化する

タイヤは、使用していないときでも、保管場所の温度や湿度によって劣化します。そのため、しばらく保管していたタイヤを使用するとき、製造から5年以上経過していたら、ひび割れなど見た目に問題がないか確認する必要があります。

また、製造から10年以上経過のタイヤは、見た目に問題がなかったとしてもゴムが劣化したり、硬化したりしている可能性が高いため使用しないでください。

4.タイヤの寿命を延ばす方法

タイヤの寿命を延ばす方法は次の3つです。

1.適切な空気圧を保つ
2.定期的にローテーションを行う
3.ダメージを与える運転をしない

順に紹介します。

(1)適切な空気圧を保つ

タイヤの寿命を延ばすため、メーカー推奨の適切な空気圧を保ちましょう。誤った空気圧で走行を続けると、タイヤが過度に摩耗したり、バーストしたりする可能性が高まります。

例えば、空気圧が不足したタイヤの場合、タイヤの中央部分が地面に接しないため、タイヤのサイド部分の摩耗が早くなる「両肩摩耗」が発生します。

一方、空気圧が高すぎる場合は、タイヤのセンター部分の摩耗が早くなる「センター摩耗」が発生するため、定期的に空気圧のチェックを行いましょう。空気圧のチェックは、多くのガソリンスタンドやカー用品店、ディーラーなどで無料で行えます。

(2)定期的にローテーションを行う

タイヤは取り付け位置によって負担が異なるため、定期的に位置をローテーションすることでタイヤにかかる負担を均等にできます。

一般的なタイヤのローテーション方法は、後輪右タイヤを前輪左と入れ替え、後輪左タイヤを前輪右へ入れ替えます。

多くのメーカーでは、走行距離5,000kmごとのローテーションが推奨されているため、タイヤの摩耗状況を確認しながら入れ替えましょう。ローテーションは、ガソリンスタンドやカー用品店、ディーラーなどで受け付けています。

(3)ダメージを与える運転をしない

タイヤの寿命を延ばすために、ダメージを与える運転を控えることが大切です。特に、急ブレーキや急ハンドル、急発進などはタイヤに大きな負担をかけ摩耗を早めます。

また、路面が悪い道路や、段差のある場所を高速で走行することも、タイヤが傷つきダメージを与えてしまうため注意しましょう。

5.タイヤの点検や交換はグーネットピットにお任せください

タイヤの寿命を超え、長年使用し続けた場合、ブレーキ性能の低下やバーストする可能性があり、安全運転に支障をきたします。

タイヤの寿命は利用頻度や運転環境、ケアの有無などによって異なります。そのため、定期的にタイヤの状態を確認し、交換の必要性があるか確認しましょう。

もし、タイヤの点検や交換を業者に依頼したい場合は、グーネットピットにお問い合わせください。タイヤの専門知識を持ったスタッフが交換の必要性を確認し、メンテナンスの方法をご紹介します。

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グーネットピット編集部

ライタープロフィール

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車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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