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タイヤ交換
更新日:2023.07.31 / 掲載日:2023.07.31

【自宅でタイヤ交換】ジャッキ選びのコツ&おすすめ商品10選

ジャッキとは、タイヤ交換のときなどに車を持ち上げるために使用する道具です。ジャッキの種類によっては、女性やご年配の人でもボタンひとつで車を持ち上げられます。

この記事では、ジャッキの種類や選びのコツを解説したうえで、おすすめのジャッキ10選を紹介します。また、タイヤ交換の手順についても解説していますので、自分でタイヤ交換をしようと検討している人はぜひ参考にしてください。

1. ジャッキの種類

ジャッキとは、車を持ち上げてタイヤ交換や整備作業などを行うための工具です。ジャッキは主に手動式、油圧式、電動式、エア式の4種類に分けられます。

(1) 手動式ジャッキ

手動式ジャッキは、手で回すハンドルで車を持ち上げるタイプのジャッキです。コンパクトで軽量なため持ち運びが簡単なのに加え、電源も不要のため屋外での作業に適しています。手頃な価格で手に入れられるのも特徴です。

ただし、手動式ジャッキは、ほかの種類のジャッキに比べて持ち上げる力がやや弱いというデメリットがあります。そのため、軽自動車や小型車に適しています。

(2) 油圧式ジャッキ

油圧式ジャッキは、油圧を利用して車を持ち上げるタイプのジャッキです。手動式ジャッキに比べて、より軽い力で簡単に車を持ち上げられます。ただし、手動式ジャッキに比べて重く、携帯性が劣るため、車中に常備するには向いていません。

(3) 電動式ジャッキ

電動式ジャッキは、電気モーターを使って車を持ち上げるタイプのジャッキです。ワンタッチでジャッキアップ・ジャッキダウンできるため、作業者の負担を軽減できる点がメリット。

電動式ジャッキには、「充電式」と「コード式」の2種類があります。充電式はコードが無いため、作業者の動きを阻害しませんが、価格が高く、バッテリーの寿命や充電時間に注意が必要です。一方、コード式はコンセントに接続して使用するタイプで、充電式に比べて価格が安く手軽に利用できます。ただし、コードが邪魔になる可能性があることを考慮する必要があります。

(4) エア式ジャッキ

エア式ジャッキは、空気の力を利用して車を持ち上げるタイプのジャッキです。ほかのジャッキと比較してパワーが強く、高速で車を持ち上げることが可能なため、自動車整備工場やレースチームなどで広く使用されています。ただし、一部の商品ではコンプレッサーと電源が必要な場合があり、主に業務用途で利用されています。

2. ジャッキ選びのコツ

ジャッキ選びのコツは、次の5つです。

1. 車種にあったジャッキを選ぶ
2. 持ち上げられる高さを確認する
3. ジャッキの重さや携帯性を考慮する
4. 耐荷重や安定性を確認する
5. 安全性や性能を重視する

自分に合ったジャッキを見つけられるように、コツをおさえておきましょう。

(1) 車種にあったジャッキを選ぶ

車種によって持ち上げる場所や形状が異なるため、まず自分の「車種に合ったジャッキ」を選ぶことが大切です。

例えば、軽自動車ではフレーム部分にジャッキをかける場合が多く、一方、セダンやミニバンのではサブフレームやドア下部にかける場合があります。

また、スポーツカーやオフロード車など特殊な車種は、専用のジャッキを用意しなければならないときもあります。

車種に合ったジャッキを選ぶことで、持ち上げる場所が安定し、ジャッキをかけた際に車体が傷つくリスクも低くなります。

(2) 持ち上げられる高さを確認する

ジャッキを選ぶ際には、必ず「持ち上げられる高さ」を確認しましょう。車種によっては車高が高過ぎて一般的なジャッキでは持ち上げられない場合や、車高が低くてジャッキが入らない場合があります。

車の車高を計測し、ジャッキの仕様書などに記載されている最大持ち上げ高さと比較してください。ジャッキの最大持ち上げ高さが、車の車高に合っているかを確認しましょう。

(3) ジャッキの重さや携帯性を考慮する

長距離移動するときや遠出先でタイヤ交換が必要になる可能性を踏まえると、ジャッキを選ぶうえで、「重さや携帯性」も重要なポイントです。

ジャッキの種類 重さ 携帯性
手動式 約2~3kg 携帯性が高い
油圧式 約10~20kg 携帯性がやや低い
電動式 約10~20kg 携帯性がやや低い
エア式 約30~50kg 携帯性が低い

自分で車を持ち上げる場合には、軽くて持ち運びしやすいジャッキがおすすめです。一方で、ミニバンやSUV、トラックなどの大型車の場合は、耐荷重や安定性を優先する必要があります。

(4) 耐荷重や安定性を確認する

「耐荷重や安定性」を確認することも重要です。耐荷重はジャッキが持ち上げられる最大重量のことであり、車の重さや荷物の量に合わせて適切なものを選びましょう。

また、ジャッキの耐久性の確認も忘れてはいけません。耐久性が低いジャッキは作業中に破損し、大きな事故やケガにつながる危険性があります。耐荷重や耐久性の確認は、製品の仕様書や口コミなどを参考にすると良いでしょう。

車の種類 必要な耐荷重の目安
軽自動車 1.5t
コンパクトカー 2t
セダン 2.5t
SUV、RV 3t以上

(5) 安全性や性能を重視する

低品質や安定性の悪いジャッキを使用すると、車が落下するなどの危険が生じるため、「安全性や性能」も重要なポイントです。例えば、油圧式、電動式、エア式のジャッキは手動式よりも性能が優れており、安全に車を上げ下げできます。

また、国内メーカーのジャッキは基本的な性能が高く、信頼性もあります。もし、輸入品を購入する場合は、ジャッキを選ぶ際に商品のレビューや口コミを参考にすることをおすすめします。

3. おすすめのジャッキ10選

おすすめのジャッキ10選をご紹介します。種類や目的によって多様なジャッキがあるため、最適な商品を見つけてください。

(1) メルテック ‎FA-1 手動式

最大耐荷重は1.0tですが、その小型で軽量なボディーにより、取り回しが非常に容易であり、車庫や車内での保管も場所を取りません。手軽に持ち運べる手動式ジャッキとして、初めてのタイヤ交換や簡単な整備に最適です。

最大耐荷重量 最低位 最高位 商品重量 価格帯
1.0t 約105mm 約350mm 約1.8kg 3,000円

(2) エマーソン ‎EM-505 手動式

商品重量が約2.1kgとコンパクトなジャッキです。軽自動車や普通車に適しています。本体サイズが小さいため、車載用ジャッキとして車内に収納できます。

最大耐荷重量 最低位 最高位 商品重量 価格帯
1.0t 約90mm 約380mm 約2.1kg 3,000円

(3) 川﨑工業 ‎PJ-1400 手動式

同サイズでは最軽量のジャッキで、ハンドル操作性に長けているジャッキです。厳しい耐久テストで高品質が保証されており、1年間のメーカー保証付きです。耐荷重は1.4tで、軽自動車から乗用車まで幅広く対応しています。

最大耐荷重量 最低位 最高位 商品重量 価格帯
1.4t 約85mm 約380mm 約2.3kg 6,000円

(4) メルテック ‎FA-24 油圧式

最低位が約85mmとローダウン車のジャッキアップにぴったりのジャッキです。また、付属で付いている30mmのサドルを利用すると、約365mmまで持ち上げられます。

最大耐荷重量 最低位 最高位 商品重量 価格帯
2.0t 約85mm 約335mm 約11kg 10,000円

(5) ARCAN HJ3000JP 油圧式

最大耐荷重は3tで、最大持ち上げ高さが470mmと、車種に関係なく使える汎用性が高いジャッキです。また、車輪が付いているため、移動も容易です。

最大耐荷重量 最低位 最高位 商品重量 価格帯
3.0t 約101.6mm 約470mm 約28.2kg 25,000円

(6) マサダ製作所 ‎DPJ-850DX 油圧式

油圧式ジャッキのため、軽い力で車を持ち上げることが可能です。プラスチックケースに入っており、持ち運びにも便利なため、緊急用として車内に収納できます。

最大耐荷重量 最低位 最高位 商品重量 価格帯
0.85t 約121mm 約381mm 約6.92kg 11,000円

(7) 大橋産業 ‎1366 油圧式

軽自動車から普通乗用車、ミニバンなど幅広い車種に対応しているジャッキです。別売りのアダプターを取り付けることで、最高位は430mmまで上がります。また、ジャッキボディにはタイヤが付いているため簡単に移動できます。

最大耐荷重量 最低位 最高位 商品重量 価格帯
2.5t 約125mm 約410mm 約12.9kg 9,000円

(8) MAXWIN ‎K-JAK01A 電動式

最大耐荷重量は3.0tまで対応しており、ハイエースやミニバンにも利用できるジャッキです。リモコンにはLEDライトが搭載されており、緊急時の夜間作業時にも安心です。

最大耐荷重量 最低位 最高位 商品重量 価格帯
3.0t 約170mm 約420mm 約8.94kg 12,000円

(9) E-HEELP 電動式

車のコンセントやバッテリーに接続するだけで、容易に利用できるジャッキです。3.0tまでの車を電動で簡単に持ち上げられるため、女性やご年配の人でも安心して利用できます。

最大耐荷重量 最低位 最高位 商品重量 価格帯
3.0t 約170mm 約420mm 約6.38kg 15,000円

(10) KIKAIYA エアジャッキ エア式

エア手動兼用の低床ジャッキであり、最高位は約505mmと幅広い車種に対応できるジャッキです。エアーによって容易に車を持ち上げられるため、女性やご年配の人にも適しています。

最大耐荷重量 最低位 最高位 商品重量 価格帯
2.0t 約98mm 約505mm 約58kg 65,000円

4. タイヤ交換の手順

自分でタイヤ交換をする際に、必要な工具と手順をご紹介します。

​​(1) タイヤ交換に必要な工具

タイヤ交換に必要な工具は、次の5つです。

1. ジャッキ
ジャッキを使用して車を持ち上げます。

2. ジャッキスタンド
車を持ち上げるときに、車を安定させるために支えるスタンドです。

3. クロスレンチ
タイヤを外す際、ホイールナットを緩めるために使用します。

4. トルクレンチ
トルクレンチを使うことで、タイヤのホイールナットを適切な力で締め付けられます。

5. 作業用の手袋
手の汚れやケガを防ぐために、作業中は着用することをおすすめします。

(2) 手順①車を安全な場所に停止させる

タイヤ交換を行う前に、まずは車を安全な場所に停止させます。具体的には、交通量の少ない場所や駐車場など、周囲の人や車に影響を与えない場所を選びましょう。坂道やカーブの上など、車に負荷がかかる場所は危ないため、タイヤ交換を行ってはいけません。

車を停めたら、AT車はPレンジ、MT車は1速に入れて、サイドブレーキを忘れずにかけましょう。このタイミングでホイールナットを緩めておくと、車を持ち上げた際にタイヤを外しやすくなります。

(3) 手順②ジャッキを使って車を持ち上げる

まず、ジャッキをかける場所を確認しましょう。車の取扱説明書を参考に、車のフレームやジャッキアップポイントなど強度のある場所に設置します。ジャッキアップ中は、転倒や車の落下などの危険性があるため、しっかり固定してから作業を進めるのがポイントです。

また、車を持ち上げる高さは、少しタイヤが浮く程度でよいでしょう。もしジャッキスタンドを持っている場合は使用し、車を安定させます。

(4) 手順③古いタイヤを外す

次に、先ほど緩めていたホイールナットを外し、古いタイヤを取り外します。タイヤを外す際には、車体にぶつからないように注意してください。外したタイヤは、ジャッキが外れた場合に備え、車の下に置いておくと安心です。

外したホイールナットは交換後に再度取り付けるため、紛失しないように保管しておきます。

(5) 手順④新しいタイヤを装着する

新しいタイヤを車に取り付ける際には、保管していたホイールナットを手で仮締めします。本締めは、車をジャッキから下ろしたときに、トルクレンチを使って行います。

仮締めでは、ホイールがぐらつかない程度にホイールナットを締めておきましょう。

(6) 手順⑤車を下ろして完成

ホイールナットの仮締めを終えたら、次に車を下ろしていきます。ジャッキをゆっくりと下げながら、車輪が地面に接触するまで下ろします。このとき、ジャッキが安定しているか、車輪が傾いていないかなどを確認しながら作業を進めてください。

車を下ろしたら、最後にナットを再度締め付けます。ホイールナットの締めが弱いと緩みの原因となり、締めが強いと破損の原因となるため、トルクレンチを使って締めなおしましょう。

トルクレンチは設定したトルクで締め付けが完了すると「カチカチ」と音が鳴って教えてくれるため、締め付け不足や過度な締め付けを避けられます。

5. タイヤ交換の注意点

自分でタイヤ交換する際は、次の3点に注意しましょう。

1. 車メーカーのマニュアルを参照
2. ジャッキアップ中の転倒防止
3. タイヤの方向を確認

(1) 車メーカーのマニュアルを参照

車メーカーのマニュアルには、タイヤ交換に必要な情報が詳しく掲載されています。例えば、ジャッキアップポイントやジャッキの使用方法、タイヤの取り付け方向などを記載しています。

また、車種ごとに異なる点もあるため、自分の車に合わせた正確な情報を確認しましょう。マニュアルには、タイヤ交換以外にも、車のメンテナンス方法や、トラブル時の対処法なども記載されています。

(2) ジャッキアップ中の転倒防止

ジャッキアップ中の安全に気を配る必要があります。特に、ジャッキが置かれている地面が不安定な場合は、車が転倒する可能性があります。

傾斜地や地面が柔らかいなど不安定な場所での作業は絶対に行わないでください。また、説明書を確認し、不適切な方法での利用はやめましょう。事故を避けるために、安定した場所を選び、作業してください。

(3) タイヤの方向を確認

タイヤ交換時には、新しいタイヤの方向を確認しましょう。タイヤの溝は特定の方向に向けて刻まれており、逆向きに取り付けると性能が低下します。

正しい方向は、タイヤ側面に矢印や文字(insideやoutside)が刻まれていることもあるため参考にしてください。四駆車やスポーツカーなどでは、方向を誤ると走行安全性に影響を与える可能性があるため、細心の注意を払いましょう。

6. タイヤ交換を業者に依頼する場合

タイヤ交換を業者に依頼した際の価格と、メリットをご紹介します。

(1) タイヤ交換を依頼できる業者と相場

タイヤ交換を依頼できる業者は、自動車ディーラーやタイヤ専門店、カー用品店、ガソリンスタンドなどがあります。車の種類やタイヤの大きさ、オプションの有無などによって異なりますが、一般的な価格と作業時間は以下のとおりです。

依頼店 価格 作業時間
自動車ディーラー 2,000〜4,000円 約1時間
タイヤ専門店 2,000〜4,000円 約1時間
カー用品店 2,000〜4,000円 約1時間
ガソリンスタンド 2,000〜4,000円 約1時間

なお、車のサイズによっても価格は変動します。また、業者によってはキャンペーンやセールを行うこともあるため、事前に調べておくとお得な料金でタイヤ交換を依頼できるでしょう。また、複数の業者から見積もりを取り、価格やサービス内容を比較するのもおすすめです。

(2) タイヤ交換を業者に依頼するメリット

タイヤ交換を業者に依頼するメリットは、プロの技術を活かして安心して作業を行ってもらえることです。自分で交換する場合にはトラブルの可能性がありますが、業者にお願いすれば専門知識と専用の工具を持ったプロが対応してくれます。

また、業者によってはタイヤの点検やアドバイスを受けられます。ホイールバランス調整や4輪アライメント調整などは、タイヤの寿命を延ばし、車の走行性能を向上させるために必要な作業です。

さらに、タイヤ交換とメンテナンスを一緒に行うことで、タイヤの磨耗具合や空気圧のチェックも忘れずに行えます。

7. タイヤ交換ならグーネットピットにおまかせ

ジャッキを所有しておくと、タイヤ交換やメンテナンス作業を自宅で行えるようになります。また、軽くて持ち運びやすいジャッキであれば、車に載せておけるため、故障時の応急処置などにも役立ちます。

ただ、タイヤ交換は車の安全性に直結する重要な作業なため、初めて交換する場合や自信がない場合には、専門業者に依頼することも検討しましょう。

専門業者にタイヤ交換を依頼した場合、タイヤの磨耗具合や空気圧のチェックなど、知識豊富なスタッフのアドバイスを受けられます。

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車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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