制振効果を確認！ 音質アップDIY PART1-6

ドアの開閉音が明らかに
変化した！
　フロント片側の制振処理が完了してドアを閉めた際、開閉音が明らかに変化していることに気付いた。高級車のような「ドン」という重い音に変ったのだ。
　そこで、未処理の反対側ドアと開閉音の違いを比較してみた。それがCheck1で、データ的にも違いは明らか！
　さて、そのデータ、マイクで拾って録音後、音声信号の周波数成分をグラフ表示できるフリーソフト「WaveSpectra」で波形化。交換前／後の波形を重ねた。
　また、Check2は音の変化を客観的に比較・検証するため、一定周期のサイン波で20Hzから20KHzまで連続的に変化するスイープ信号を製作。CDに焼いてヘッドユニットで再生し、同一の音量レベルにおけるスピーカーから出た音をマイクで拾って比較した。
　その結果、全般にレベルが上がり、中音域から高音域にかけてフラ付いていた波形が収束される傾向にあった。

施工後、「バンッ」という軽々しい開閉音が、高級車のような「ドン」という重々しい音に変化したため、側面を軽く叩いたときの音の違いを未施工の左ドアと比較してみた。ドア中心から50cm離れた位置に設置したマイクで開閉音を捉えたところ、全域で音量が下がり、高く響きわたる音域が減衰していた（赤線が施工前、白線が施工後）。

音源はPCで制作した一定周期で変化するスイープ信号で、CDに焼いてヘッドユニットで再生。集音マイクは三脚でセンターコンソール上に固定して集音した。全域でレベルが上昇し、中音域から高音域にかけて大きくフラ付いていた波形が収束されて安定したのだ（赤線が施工前、白線が施工後）。

• 提供元：オートメカニック