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故障・修理
更新日:2021.04.05 / 掲載日:2021.04.05

とにかく動かしたい! ポンコツジムニー ハコ替え計画17-1

タイムリミットは2週間 動かすことができるか?

 やんごとなき理由によって、いままで作業をしていたガレージからこのジムニーを移動しなければならなくなった。ただ、移転先は置き場までの進入路が狭く、車両積載車が入って行けない。しかも、その進入路は坂道になっているので、1人では押していくこともできない。いや、なかなかの傾斜なので、大人3~4人は必要だろう。現地には別の車両もないので、牽引することもできないのだ。と、いうわけで、自走出来ないと移送は不可能なので、なんとかジムニーを動かすことになった。

 現在JA71Cのボディが載っているこのシャシーは、もともと普段の足として活用していたJA22Wのもの。公道を走らなくなって2年が経つが、ボディを分解した一昨年の12月までは、移動のためにちょこちょことエンジンをかけていたので、補機類を元に戻せばエンジンがかかるはずだ。とはいえ、ボディを分離する際にハーネスやケーブル類、冷却、ヒーターホース類、燃料配管、ブレーキ配管など、かなりのパーツを取り外しているし、ボディは細かい部分の形状が異なっているのでパーツの取り付けも簡単ではない。ただ、じっくりと時間をかけてボディやパーツを加工している時間はない。タイムリミットは2週間弱なのだ。あわてて作業に取り掛かるものの、しまっておいた部品が見つからない。ようやく見つけた部品もボディの違いから長さが合わないなど、相変わらずトラブル続出。搬出予定日までに動かせるのかとても不安になってきた。

2代目ジムニーの四角いボディが採用されている最後のモデルであるJA22W。ジムニーシリーズで初めてコイルスプリングが採用された。2代目のジムニーシリーズの中では乗り心地がいい。

ブレーキ配管を取り付けようとしたが、マスターシリンダーとボディ側のターミナルを繋ぐ配管の長さが合わない。マスターシリンダーの位置が異なるようだ。

念のため2本とも新品を用意した。左側(奥側)の配管は長さが少し短いだけだが、右側(手前側)の配管は形状が異なる。そのままでは付かないな。

奥側(リヤ側)の配管は古い配管のままでも少し曲げてやることで取り付けることはできた。新品の配管は曲げることなくぴったりフィットした。

問題は手前側(フロント右側)の配管。JA22用だと長すぎるが、JA71用は形状が異なって取り付けられない。

結局JA22用を少しずつ曲げて取り付けることにした。

フロント左側の配管がどうしても見つからなかった。こんなに長い配管どこに仕舞い込んだんだろう。幸い注文すると3日後に届いたので作業を再開した。

ブレーキの配管はバルクヘッドに沿うように取り回しているのだが、バルクヘッドをJA11用に交換したので、クリップが付かない。

配管がボディパネルに接触しそうな部分は手で曲げた。とりあえずフロント左のブレーキ配管は装着完了。

これでブレーキの配管は全て装着できた。フロント左用の配管は振動でバルクヘッドと接触しそうなので、ゴムパッドなどで対処が必要だろう。

ブレーキフルードを注入してエア抜きを行う。ブレーキフルードはDEXCELのDOT5・1を使用した。

DOT5・1はDOT4、DOT3と同じグリコール系なので、従来のブレーキにも使える。

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グーネットピット編集部

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グーネットピット編集部

車検・点検、オイル交換、修理・塗装・板金、パーツ持ち込み取り付けなどのメンテナンス記事を制作している、
自動車整備に関するプロ集団です。愛車の整備の仕方にお困りの方々の手助けになれればと考えています。

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