故障・修理
更新日:2023.01.05 / 掲載日:2023.01.05

帰ってきた! ぽんこつジムニー 路上復帰&ハコ替え計画 その5-5

ポンコツジムニーの新プロジェクトは「ハコ替え」。ハコ、つまりキャビンを交換してしまいます。某メーカーのキャンペーンをパクって「まだ使えるけど、ハコ替えしませんか?」なんてね。

●文:橘 祐一 ●作業:高山則政

ジムニーを使ってナニか面白いことをしよう!
ジムニーJA22Wとは……
1981年に登場したSJ30型から引き継いだ四角いボディを持つJA22 W。コイルバネを採用した最初のモデル。最近はじわじわ人気上昇中。

予想を上回るボロさに、ちょっと後悔したりして……

 見つけた車両はJA71。


 中古車店の販売車両なので部品取り車ではなく実働車。整備付きコミコミで35万円というプライス。

 JA71にしてはちょっと高い気もするが、希少な幌ボディだからこんなものなのか? 写真で見る限りボディはキレイな感じなので、早速チェックしに行くことに。

 実車と初対面した時の印象は、ボロい。写真ではかなりキレイに写っていたけれど、これはボロい。

 ボディに穴はあるし、フロアに腐りもある。ただ、クロカン走行はしていないようで、大きな凹みはないし、フレームもキレイな状態だ。

 これならなんとなるかもしれない。ただし、値段次第だ。保証なしの現状販売で売って欲しいと交渉すると、22万まで下がった。

 床に穴もあるし、もう少しなんとかして、と懇願すると20万なら、ということ。かなりの時間現場で悩んだが、購入を決めました。

 群馬県から引き取ってきたジムニーは、じっくり見るとすごくボロい。購入したのを後悔してしまうほどのボロさだ。

 とにかく汚いので、幌と内装を取り外して掃除することに。硬化した幌やフロアマットを引き剥がすと、そこから現れたのは錆穴。

 それは予想してたんだけど、予想外だったあの害虫GKが棲み着いていた! 慌てて殺虫剤を噴射し、高圧洗浄機で汚れを洗い流した。

 とりあえず少しはキレイになったんだけど、本当にこれで良かったんだろうか、クルマを眺めながらしみじみ考えてしまった。

隅々までキレイにするため、外せるパーツは全て外す。
このモデルはフロントウインドウが倒せるので、倒せるように部品を外す。ちなみにJA12Cの幌ボディはフロントウインドウを倒すことはできない。
フロントウインドウを倒す時は、ダッシュボード左上のカバーを外さないと、ワイパーモーターが当たってしまう。カバーが割れる事も。
ウインドウを倒すと内側の部分に錆があるのがわかった。下のゴムパッキンはとても硬くなっていたが、この部品は出るのか?
ウインドウウォッシャー液のホースも硬くなっていたようで、ウインドウを倒したら抜けてしまったじゃないか!硬くなって引っ張っても出てこない……。
オーバーフェンダーはクリップで固定されていただけなので簡単に外れた。
その下には予想通り錆が発生し、一部は腐って穴が空いていた。
ロールバー風のBビラーの上部分。塗装がひび割れてそこから水が入り込み、内部から錆が発生している。まだ穴は空いていないが、早めに対処したい。
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