スタッドレスタイヤを履いても滑る場合の対処法とは？

雪道やアイスバーンでグリップ力を発揮するスタッドレスタイヤは、降雪地方では手離せない力強い存在です。しかし、スタッドレスタイヤを履いていれば、絶対に滑らないというわけではないのでスタッドレスタイヤを過信し過ぎることは危険です。。そこで今回は、スタッドレスタイヤを履いても滑る場合の対処法について解説します。

この記事の目次

1. スタッドレスタイヤを履いても滑ってしまう路面状態・原因とは？
2. スタッドレスタイヤを履いて、より滑ることのないようにするための方法とは？
3. スタッドレスタイヤの選択法・使用方法とは？

スタッドレスタイヤを履いても滑ってしまう路面状態・原因とは？

スタッドレスタイヤを履いていても滑ってしまう、代表的な路面状態として挙げられるのがアイスバーンです。アイスバーンでタイヤが滑ってしまう大きな原因は、凍結した路面の上にできる水膜が原因です。その水膜によってタイヤがしっかりと路面をグリップすることができず、滑ってしまうというわけです。スタッドレスタイヤは、夏タイヤと比べると柔らかいゴムでできており、アイスバーンでも高いグリップ性能を持っていますが、一定の速度を超えたり、急発進や急ブレーキ、急ハンドルなど運転の仕方によっては、どんなタイヤでも滑ってしまうことを忘れないようにしてください。

新雪が降り積もっている場合などは、スタッドレスタイヤよりもチェーンの方が滑り止めとして有効な場合があります。そのような状況では、スタッドレスタイヤに依存し過ぎず、チェーンを併用するなど柔軟な考え方が大切です。スタッドレスタイヤのみで走るにしても、チェーンを使うにしても、スピードを抑え、急発進や急ブレーキ、急ハンドルなどを避け、慎重な安全運転を心がけることが大切です。また、雪道などの間に時々アイスバーンがある場合は、それに気がつかずに運転していると非常に危険です。いつでも対処できるように常に注意を払うようにしてください。

スタッドレスタイヤは、タイヤの交換時期について特に注意が必要です。スタッドレスタイヤは、およそトレッド山の残り溝が半分まで摩耗すると、トレッド面にプラットフォームと呼ばれる印が現れるようになっています。そのプラットフォームが現れるとアイスバーンや雪道を走行する性能がないということです。そうするとタイヤの寿命なので、安全走行のためにもできるだけ早く交換するようにしてください。路面にはアイスバーンになりやすい場所があります。代表的なポイントとしては「橋の上」「日陰」「トンネルの出入り口」「交差点付近」などです。また、ブラックアイスバーンと呼ばれる、一見、路面が黒く濡れているように見えて、実は凍結しているという場所もあります。積雪や凍結のある路面を走行する際は、油断せず慎重な運転が大切です。