パーツ取付・交換
更新日:2021.01.01 / 掲載日:2021.01.01
タイヤの日本製と海外製の違いとは

タイヤに限らず、日本製と海外製の製品を比較する上で、真っ先に思い浮かぶのが「価格」と「品質」でしょう。カーユーザーの間でもやはりこの二点が気になるところのようで、ネット上でもこの手の議論がしばしば見受けられます。ここでは日本製と海外製のタイヤの違いと、どちらを選ぶのが良いのかという点について見ていきましょう。
日本製タイヤと海外製タイヤの価格の違い

まず価格ですがインドネシア、中国、韓国、台湾をはじめとするアジアの海外製タイヤの方が安い傾向があり中には、日本製や欧米の海外製タイヤの半分程度の価格となっているものもあります。アジアの海外製タイヤが、いわゆる激安タイヤと呼ばれるのはタイヤの製造にかかる人件費が安かったり原料ゴムの産地が手近にあるなどが主な理由です。
品質の違い
次に気になる品質ですが、一言に品質といっても色々と考えるべきことがあります。乗り心地や安全性、長期安定性など、複合的に見なければなりません。よく名前を聞くタイヤメーカーとして、ブリヂストン、ミシュラン、グッドイヤー等がありますが、これらの中にも品質の違いがあり、優劣やその違いを語ることは困難と言えます。そのような視点で見てみると、実際のところアジアからの輸入激安タイヤでも信頼のおけるメーカーのものであれば、乗り心地や安全性など日本製や他の海外製のものと比べても、品質にほとんど大差がないという感覚を持つユーザーもいます。品質を考えるのであれば、歴史も長く知名度があり、モータースポーツでも採用され実績を残している日本製や欧米の海外製タイヤを選ぶ方が多いかもしれません。また、アジアの海外製タイヤにおいては、グローバルに展開し評価を得ているメーカーも存在しますのでそういった信頼のおけるメーカーであれば、その品質も評価できるものと考えることができると思います。
日本製・海外製どちらのタイヤを選ぶのが良いのか
前述した通り、品質だけで見ればグローバルに展開し評価を得ているような国際基準をクリアしているメーカーを選べば日本製と海外製を比べても、その性能に大きな差がないレベルにきていると言えるかもしれません。そもそも、欧米各国の大手メーカーでさえ、日本国内では日本企業の傘下に入っていたり、途上国からの輸入品も、実は日本メーカーが現地生産しているものだったり、ということもありますので日本製、海外製の違い自体があいまいになってきているのも理由の1つになります。つまり、自分の車に合うサイズや種類であれば日本製・海外製どちらを選ぶのが良いかは好みの問題と言えるでしょう。日本製、海外製、どちらのタイヤを選んだ方がいいか悩む場合は自分の求める性能を明確にし、タイヤの専門家と相談して決めることをおすすめします。