車検・点検・メンテナンス
更新日:2024.11.19 / 掲載日:2024.11.19
トヨタ ヴォクシー(VOXY)の車検費用相場|業者別の特徴や節約術なども紹介
「ヴォクシーの車検時期が近づいてきた。前回は費用が高くて……今回は少しでも安く済ませたい!」そう思っている人は多いでしょう。
車検を依頼できる業者は多いため、どこで車検を受けたらいいのか、なにを基準に選べばいいのか迷いますよね。
そこで、この記事では、ヴォクシーの車検費用相場を具体的に紹介し、業者別の特徴なども解説しています。
さらに、車検費用を節約する方法やよくある質問についても紹介していますので、ぜひ最後までご覧になってください。
1. トヨタ ヴォクシーの車検費用相場
ヴォクシーの車検費用は年式やグレード、依頼する車検業者によって異なります。
ここでは、車検費用の相場や年式・グレードによる車検費用の違いについてご紹介しましょう。
(1) 車検費用は法定費用と非法定費用に分かれる
車検費用は、「法定費用」と「非法定費用」の2種類に分けられます。
法定費用とは、国に支払う税金や保険料などのことで、どの車検業者で車検を受けても金額は一律です。一方、非法定費用は車検業者に支払う費用のことで、依頼する業者や整備内容などによって金額が異なります。
法定費用 | 非法定費用 |
---|---|
・自賠責保険料 ・自動車重量税 ・印紙代 | ・車検基本料 ・部品交換代など |
法定費用と非法定費用の詳細は、下記の記事でくわしく解説していますのでこちらをご覧ください。
(2) ヴォクシーの車検費用相場
継続検査における、ヴォクシーの車検費用の相場は以下の表のとおりです。具体的な内訳は後述いたします。
業者 | エコカー対象の場合 | エコカー対象外(13年未満車)の場合 | エコカー対象外(13年経過車)の場合 | エコカー対象外(18年経過車)の場合 |
---|---|---|---|---|
ディーラー | 89,250〜109,950円 | 102,050〜122,750円 | 114,850〜135,550円 | 119,650〜140,350円 |
車検専門店 | 49,250〜64,950円 | 62,050〜77,750円 | 74,850〜90,550円 | 79,650〜95,350円 |
カー用品店 | 54,250〜59,950円 | 67,050〜72,750円 | 79,850〜85,550円 | 84,650〜90,350円 |
ガソリンスタンド | 49,250〜74,950円 | 62,050〜87,750円 | 74,850〜100,550円 | 79,650〜105,350円 |
民間の整備工場 | 45,250〜69,950円 | 58,050〜82,750円 | 70,850〜95,550円 | 75,650〜100,350円 |
ユーザー車検 | 39,950円 | 52,750円 | 65,550円 | 70,350円 |
なお、部品交換代は走行状況や交換部品、依頼する車検業者によって異なります。そのため、部品交換する場合は、部品交換代が追加で必要になります。
①エコカー対象の場合
ハイブリッド車のヴォクシーであれば、グレードに関わらずエコカー減税の対象となります。継続検査1回目は自動車重量税が軽減されるため、車検費用を節約できます。
業者 | 自賠責保険料 | 自動車重量税 | 印紙代 | 車検基本料 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
ディーラー | 17,650円 | 20,000円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 50,000〜70,000円 | 89,250〜109,950円 |
車検専門店 | 17,650円 | 20,000円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 10,000〜25,000円 | 49,250〜64,950円 |
カー用品店 | 17,650円 | 20,000円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 15,000〜20,000円 | 54,250〜59,950円 |
ガソリンスタンド | 17,650円 | 20,000円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 10,000〜35,000円 | 49,250〜74,950円 |
民間の整備工場 | 17,650円 | 20,000円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 6,000〜30,000円 | 45,250〜69,950円 |
ユーザー車検 | 17,650円 | 20,000円 | 2,300円 | 39,950円 |
※2024年10月現在の情報
※カッコ内の数字はOSS申請しなかった場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:エコカー減税対象車一覧表/トヨタ自動車 p.1-8丨日本自動車工業会
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省
②新規登録から13年未満車の場合
新規登録から13年未満のヴォクシーの車検費用相場は、以下のとおりです。
業者 | 自賠責保険料 | 自動車重量税 | 印紙代 | 車検基本料 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
ディーラー | 17,650円 | 32,800円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 50,000〜70,000円 | 102,050〜122,750円 |
車検専門店 | 17,650円 | 32,800円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 10,000〜25,000円 | 62,050〜77,750円 |
カー用品店 | 17,650円 | 32,800円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 15,000〜20,000円 | 67,050〜72,750円 |
ガソリンスタンド | 17,650円 | 32,800円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 10,000〜35,000円 | 62,050〜87,750円 |
民間の整備工場 | 17,650円 | 32,800円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 6,000〜30,000円 | 58,050〜82,750円 |
ユーザー車検 | 17,650円 | 32,800円 | 2,300円 | 52,750円 |
※2024年11月現在の情報
※カッコ内の数字はOSS申請しなかった場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省
③新規登録から13年経過車の場合
新規登録から13年以上経過している場合、自動車重量税が増額されます。具体的には、自動車重量税が13年未満車と比べて12,800円高くなるため、車検費用全体でも同程度は高くなります。
業者 | 自賠責保険料 | 自動車重量税 | 印紙代 | 車検基本料 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
ディーラー | 17,650円 | 45,600円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 50,000〜70,000円 | 114,850〜135,550円 |
車検専門店 | 17,650円 | 45,600円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 10,000〜25,000円 | 74,850〜90,550円 |
カー用品店 | 17,650円 | 45,600円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 15,000〜20,000円 | 79,850〜85,550円 |
ガソリンスタンド | 17,650円 | 45,600円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 10,000〜35,000円 | 74,850〜100,550円 |
民間の整備工場 | 17,650円 | 45,600円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 6,000〜30,000円 | 70,850〜95,550円 |
ユーザー車検 | 17,650円 | 45,600円 | 2,300円 | 65,550円 |
※2024年11月現在の情報
※カッコ内の数字はOSS申請しなかった場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省
④新規登録から18年経過車の場合
新規登録から18年以上経過している場合、自動車重量税は13年経過車よりさらに高額になります。具体的には13年未満車より17,600円、13年経過車より4,800円加算されます。
業者 | 自賠責保険料 | 自動車重量税 | 印紙代 | 車検基本料 | 合計 |
---|---|---|---|---|---|
ディーラー | 17,650円 | 50,400円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 50,000〜70,000円 | 119,650〜140,350円 |
車検専門店 | 17,650円 | 50,400円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 10,000〜25,000円 | 79,650〜95,350円 |
カー用品店 | 17,650円 | 50,400円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 15,000〜20,000円 | 84,650〜90,350円 |
ガソリンスタンド | 17,650円 | 50,400円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 10,000〜35,000円 | 79,650〜105,350円 |
民間の整備工場 | 17,650円 | 50,400円 | 指定工場:1,600円(1,800円)認証工場:2,300円 | 6,000〜30,000円 | 75,650〜100,350円 |
ユーザー車検 | 17,650円 | 50,400円 | 2,300円 | 70,350円 |
※2024年11月現在の情報
※カッコ内の数字はOSS申請しなかった場合
※参照:自動車損害賠償責任保険基準料率丨国土交通省
※参照:自動車重量税額について/フローチャート・税額表/【継続車検を受ける場合】丨国土交通省
※参照:登録・検査手数料一覧表丨国土交通省
(3) 年式・グレードによる部品交換代の違い
ヴォクシーの部品交換代は年式やグレード、そして車両の状態によって大きく異なります。
新車や比較的年式の新しいヴォクシー(例:5年未満)の場合、部品の劣化は少なく、車検時に交換が必要となる部品は少ないでしょう。消耗品であるエンジンオイル、オイルフィルター、ワイパーゴム、ブレーキフルードなどの交換が中心となり、費用は比較的安価に済みます(目安:1~2万円)。
年式が古いヴォクシー(例:10年以上)になると、ゴム部品やブレーキパッドの摩耗、バッテリーなどの劣化が進行し、交換が必要となる可能性が高くなります。
タイミングベルトやウォーターポンプなど、走行距離に応じて交換が必要な部品もあるため、部品の種類や数によっては数万円から十数万円になるケースもあるでしょう。
また、上位グレードのヴォクシーは、標準グレードに比べて高性能な部品や特殊な装備が搭載されています。とくに、ハイブリッド車のバッテリーは高価なため、交換する場合は車検費用が大幅に高くなる可能性があります。
2. トヨタ ヴォクシーの車検を受ける場所の特徴
ヴォクシーの車検を受ける方法は、業者に依頼する場合とユーザー車検の2種類があります。それぞれの特徴を理解し、ご自身に合った車検方法を選びましょう。
(1) 業者に依頼する場合
ヴォクシーの車検をお願いする場合、ディーラー、車検専門店、カー用品店、ガソリンスタンド、民間整備工場など、いくつかの選択肢があります。それぞれの特徴を理解し、ご自身に合った場所を選びましょう。
業者 | メリット | デメリット |
---|---|---|
ディーラー | ・安心の純正部品を使用する ・専門知識と技術力を持つ整備士が対応する ・保証期間内の部品は無償交換の対象となる | ・費用が高い ・車検以外の整備をすすめられる |
車検専門店 | ・費用がディーラーより安い ・手続きが迅速で、待ち時間が短い ・要望に応じて、柔軟な対応してくれる | ・メーカー特有の知識、技術はディーラーに劣る ・純正部品を使用しない場合がある ・店舗ごとのサービス内容に差がある |
カー用品店 | ・費用が比較的安い ・幅広いサービスを提供している ・キャンペーンや割引サービスがある ・土日祝日も営業 | ・メーカー特有の知識、技術はディーラーに劣る ・純正部品を使用しない場合がある ・店舗ごとのサービス内容に差がある |
ガソリンスタンド | ・手軽で便利・費用が比較的安い ・キャンペーンや割引サービスがある | ・メーカー特有の知識、技術はディーラーに劣る ・純正部品を使用しない場合がある ・整備工場を併設していない場合がある |
民間の整備工場 | ・費用が比較的安い ・親身で柔軟な対応 ・過剰な整備をすすめない ・車検以外の相談もできる | ・メーカー特有の知識、技術はディーラーに劣る ・設備が最新ではない場合がある ・営業時間外や土日祝日は対応していない場合もある |
(2) ユーザー車検する場合
ユーザー車検とは、ディーラーや整備工場などの業者に依頼せず、ご自身で運輸支局に車を持ち込み、車検を受ける方法です。
業者に依頼する費用(非法定費用)がかからないため、車検費用をおさえられるのが大きなメリットです。一方、車検を通すのに必要な整備は自身でする必要があるため、自動車整備士並みの知識と手間が必要になります。
そのため、自信を持って整備・車検できない場合は、業者に依頼するのをおすすめします。ユーザー車検のメリット・デメリットなど、くわしい情報は下記の記事で解説していますのでご覧ください。
3. トヨタ ヴォクシーの車検費用を節約する方法
業者によって車検費用は異なりますが、どの業者に依頼しても安いものではありません。そのため、少しでも費用をおさえるための節約術をご紹介します。
(1) 複数の業者から見積もりを取り比較する
車検の価格設定やサービス内容は、業者によって大きく異なります。
一社だけに見積もりを依頼した場合、提示された価格が適正なのか判断が難しく、相場よりも高い金額を支払ってしまう恐れがあるでしょう。
複数の業者に見積もりを依頼することで、価格やサービス内容を比較検討でき、より自分に合った業者を選べるようになります。
(2) 自分で交換できる部品は事前に交換する
車検費用を少しでもおさえたい場合、自分で交換できる部品を事前に交換するのがおすすめです。交換費用をおさえられるだけでなく、整備項目が減ることで、車検にかかる時間も短縮できます。
比較的簡単に交換できる部品の例として、ワイパーゴム、エアフィルターなどが挙げられます。これらは専門知識がなくても交換しやすい部品なので、初心者でも挑戦しやすいでしょう。
その他、車検時に交換が必要となることが多い部品と、それぞれの交換時期の目安をまとめました。ご自身のヴォクシーの状態を確認し、交換できそうな部品があれば、事前に交換を検討してみましょう。
部品 | 交換目安時期 |
---|---|
エンジンオイル | 走行距離5,000~10,000km、または使用期間6カ月~1年 |
オイルフィルター | エンジンオイル交換2回に1回 |
ブレーキフルード | 2年ごと |
ブレーキパッド(左右1セット) | 走行距離30,000~50,000km |
バッテリー(ガソリン車) | 使用期間3~5年 |
バッテリー(ハイブリッド車・駆動用) | 走行距離100,000km、もしくは使用期間5~8年 |
バッテリー(ハイブリッド車・補機用) | 使用期間4~5年 |
スパークプラグ | 走行距離15,000kmから20,000km、または使用期間1年 |
ご自身で部品交換する場合は、安全に十分配慮し、作業に不安がある場合は無理せず専門業者に依頼してください。作業手順を誤ると、車検に通らないだけでなく、故障や事故の原因となる恐れがあります。
(3) キャンペーンや早期予約割引、点検パックなどを活用する
車検費用を節約するには、キャンペーンや早期割引、点検パックを積極的に活用しましょう。これらのサービスを組み合わせることで、車検費用を大幅に削減できる可能性があります。
具体的には、以下のようなサービスがあります。
・時期限定キャンペーン
・早期予約割引
・Web予約割引
・点検パック
車検時期が近づいたら、各業者のWebサイトを確認したり、直接問い合わせたりし、詳細を確認しましょう。
4. ヴォクシーの車検に関してよくある質問
ヴォクシーの車検に関してよくある質問をご紹介します。
(1) ヴォクシーの車検で15万円を超えることもある?
車の状態や走行状況、年式、車検業者によっては、ヴォクシーの車検費用が15万円を超えるケースはあるでしょう
とくに、13年以上経過している場合、自動車重量税が増額されるだけでなく、部品交換点数も増えてくるため車検費用は高額になります。
エコカー減税のハイブリッド車だからといって安心はできず、バッテリー交換が必要になると15万円を超える可能性はあります。
ただし、価格の安さだけで業者を選んでしまうと、車検を通すのに必要最低限の点検・整備だけになり、のちのち大きなトラブルにつながる可能性も否定できません。
価格だけでなく、整備内容やサービス内容、そして業者の信頼性などを総合的に判断し、ご自身に合った車検業者を選ぶように心がけましょう。
(2) 継続検査2回目、3回目の車検費用はいくらくらい?
ヴォクシーの2回目以降の車検費用は、1回目の継続検査と比較して、徐々に高くなる傾向があります。
理由としては、走行距離や使用年数が増えるに伴い部品の劣化が進み、2回目、3回目の車検時に交換が必要になる部品が増えてくるためです。
ただし、高額な部品は毎回の車検で交換するものではありません。次回車検時は、比較的安価な費用になる場合もあります。
5. トヨタ ヴォクシーの車検はグーネットピットにお任せください
ヴォクシーの車検を業者に依頼する際、法定費用に加えて、車検基本料や部品交換代といった非法定費用が発生します。この非法定費用は、車の状態や走行距離、そして業者によって大きく変動します。
だからこそ、車検費用をおさえるには、複数の業者から見積もりを取り、比較検討することが重要です。比較検討したうえで業者を選ぶことで、費用をおさえながら、質の高いサービスを受けられます。
車検費用をさらに節約したい人は、早期予約割引や各種キャンペーンを積極的に活用しましょう。また、ご自身で交換可能な部品を事前に交換することも、費用削減の有効な手段です。
もし、信頼できる業者をお探しなら、グーネットピットをご利用ください。
グーネットピットでは、全国の整備工場のなかから、お住まいに近い業者を簡単に見つけられます。整備実績や口コミなどの情報も紹介されていますので、安心して依頼できる業者に出会えるでしょう。