中古車購入チェックポイント
更新日:2018.11.26 / 掲載日:2012.08.17

ホンダ フィット (2010年~) 中古車購入チェックポイント

  • ホンダ フィット (2010年~) 中古車購入チェックポイント

    ホンダ フィット

    DBA-GE8(2010年10月~2012年5月)
    参考車両:RS FF/CVT-7M
    初年度登録:2010年10月
    装備:<メーカーオプション>ホンダHDD インターナビシステム・リアカメラ付(7インチワイドディスプレイ、ワンセグTV・FM/AMチューナー・DVD/CDプレーヤー、AV入力端子、照明付オーディオリモートコントロールスイッチ付)+4スピーカー<ディーラーオプション>フロアマット (2010年10月)

  • ホンダ フィット

■全体のチェックポイント

2007年10月にフルモデルチェンジして2代目となった「フィット」。参考車両は、2010年10月にマイナーモデルチェンジした時期の1.5L「RS」だ。現車を見る際は、まず仕様・装備を確認。基本的な部分をしっかりチェックしつつ、肝心のRS専用装備に問題がないか細かくチェック。車体の骨格部に走行に支障があるようなダメージがないかも確認。必ずチェックしたいのが、エンジン、トランスミッション、駆動系、ブレーキ、サスペンションなど走行に関わる部分だ。不調や不具合などがなく、すべての機構が正常に機能することはもちろんだが、本来の性能を発揮できることが大切。疑問があれば遠慮せず販売店に聞いて、現状や納車時の点検整備、保証なども確かめよう。

  • 1.車両の雰囲気から探る

    ホンダ フィット (正面左)

  • 1.車両の雰囲気から探る

     車体の全体が見える位置から、車両の様子を見てみよう。車両のまわりをひと巡りして、どこかに違和感や不自然に見える部分がないか探ってみる。車体の姿勢(傾き)にも注意しよう。
     前方からは、バンパー/グリル/ボンネット/ヘッドライト/フェンダーなどのバランスを見る。左右ライトの片方だけが新しい場合(交換の疑い)は、その側の車体部を修理している可能性がある。ナンバープレートの傷や変形なども、車体部の修理を疑ってみる。細部では、バンパーの角のあたりに損傷がないか。バンパー下部のスポイラー部に傷や破損などがないか、下側も覗いてチェック。ボンネットやフロントガラスに飛び石傷がないかも見てみよう。

  • 2.角度を変えると見える

    見る角度を変えながらチェック

  • 2.角度を変えると見える

     外装は、見る角度を変えながらチェックすれば、プレスラインのずれや崩れ、微妙な立て付けの狂いなども確認しやすい。パネル表面を斜めから透かして見るようにすると、浅くて広い凹みや波打ち(しわ)なども発見できる。 しわが寄っているのは、ダメージ痕か、板金修理跡。塗装の艶が周囲と違っていたり、ザラザラした肌荒れ状態になっている箇所なども、修理跡の疑いがある。

  • 3.隙間の幅と色調を比べる

    ホンダ フィット (正面左)

  • 3.隙間の幅と色調を比べる

     外装の立て付けは、例えば車体前部側面では、フェンダーを中心に見てみると、バンパー、ヘッドライト、ボンネット、ドア、三角窓、ピラー(フロントウインドウ部の柱)などが隣接している。それぞれの隙間の幅が均等になっていなかったり、合わせ目に段差があれば、ダメージを受けてずれているか、修理や交換してずれてしまった可能性がある。
     隙間を境に、隣接しているパネルの色艶も比べてみよう。修理や交換で塗装していると、微妙に色調が違って見えることがある。

4.縁と奥もチェック

 フェンダーは、膨らんでいるホイールアーチ(タイヤを囲っている部分)を傷付けることも多い。傷や凹み、修理跡などがないか、フェンダーに歪みがないかチェック。
 内側に折り込んでいる縁の部分に修理跡がないかチェック。さらに奥を覗いて、タイヤハウス内もチェック。内側に設置しているフェンダーライナー(泥よけカバー)の状態にも注意。同様に、バンパー側の状態も見てみよう。

  • ホンダ フィット (フェンダー1)

  • ホンダ フィット (フェンダー2)

  • 5.整備状態を確かめる

    ホンダ フィット (エンジン)

  • 5.整備状態を確かめる

     定期点検整備記録と突き合わせて、エンジンと周辺をチェック。オイル漏れなどにも注意。少なくとも日常点検項目くらいは見ておきたいところだが、詳しい整備状況は販売店スタッフに聞こう。
     交換したようにみえる新しい部品が付いていれば、消耗部品か、不具合があったか、それとも事故などでダメージを負ったのか、交換した理由を探ってみる。

6.車体内側の鉄板を調べる

 左右フェンダー側や室内側のパネル、フレーム、メンバー(補強部材)など、エンジンルーム内側の鉄板を調べよう。機器類やカバーなどがあって細部までは見えないが、歪みや修理/交換の形跡などがないかチェック。ダメージを負うと走行機能面に支障が生じる重要な部分を修理している車両は、修復歴があることを明示しているはずだが、念のために、事故歴や修理歴がないか販売店に聞いて確認しよう。

7.取り付け状態を確認

 フロントフェンダーは、エンジンルーム側に錆、腐食、修理跡などがないかチェック。同時に、フェンダーの固定ネジを回していないかチェック。ブラケット部(フェンダーを支えている金具)に異常がないかもチェック。ヘッドライトの取り付け状態にも注意。ドアを開けて、ピラー(柱)にある取り付け部もチェックしよう。
 フロントフェンダーは、車体構成上の重要な車体補強部材とはなっていないので、外傷などを修理しても修復歴にはならないが、外して修理、あるいは交換していれば、車体内側の骨格部にダメージがないか確かめる必要がある。

  • 取り付け状態を確認1

  • 取り付け状態を確認2

  • 8.前部の必須チェックポイント

    ホンダ フィット (ラジエターコアサポート)

  • 8.前部の必須チェックポイント

     エンジンルームの最前部にあるラジエターコアサポートは、車体部に大きな衝撃を受けると、影響が及びやすく、修理/交換する確率が高い。歪みや修正跡、修理や交換の形跡などがないかチェック。前側にあるカバーやフロントグリル、左右ヘッドライト、ラジエターなど関連部品の状態もチェック。バンパーやフェンダーなど周辺の状態にも注意しよう。

  • 9.ボンネットの裏もチェック

    ボンネットの裏もチェック

  • 9.ボンネットの裏もチェック

     外面をチェックしたら、内面側も修理跡などがないかチェック。特に先端部周辺をよく見る。外して修理、あるいは交換することもあるので、ヒンジ部のネジやヒンジの状態にも注意。
     ボンネットを修理/交換していれば、ボンネット単独の損傷なども考えられるが、他の部分を修理/交換している可能性があることも考えて、車体前部一帯を慎重にチェックする必要がある。

10.下側に要注意ポイント

 RSは、車体側面の下部にサイドシルガーニッシュ(サイドシルプロテクターとかサイドスポイラーとも呼ぶ)を装着している。傷、破損、補修跡、修理/交換の形跡などがないかチェック。側面部だけでなく、下側やフェンダーの部分も覗いてチェック。取り付け状態にも注意して、新品に交換していないかも調べよう。
 サイドシルガーニッシュよりも重要なのは、内側にあるサイドシル(車体の梁)のほうだ。サイドシルガーニッシュで覆われている部分は見えないが、床下側を覗いて、特に下に突き出ている部分に損傷、腐食、修理/交換の形跡などがないかチェック。錆止め処理で仕上げが粗く見えるので判断は難しいかもしれないが、交換の形跡に要注意。ドアを開けて、ステップ部(サイドシルの上側)も慎重にチェックしよう。

  • ホンダ フィット (下部1)

  • ホンダ フィット (下部2)

  • ホンダ フィット (下部3)

11.側面のチェックポイント

 ドアに大きな損傷を負うと、外して修理、あるいは交換してしまうことも多い。ドアヒンジ部のネジをチェックしよう。ただし、立て付け調整などでネジを回すこともあるので、ネジを見ただけでドアを修理/交換しているとは断定できない。ドア自体をはじめ、ピラー(柱)やサイドシル(梁)など、周辺も調べて判断する必要がある。

  • ホンダ フィット (側面1)

  • ホンダ フィット (側面2)

12.リアフェンダーのチェック

 リアドアの開口部を調べよう。後席への乗り降りなどで付けることがある、引っ掻き傷や打ち傷などがないか。簡易補修跡や修理跡などがないかチェック。開口部にマスキング跡があれば、リアフェンダーを補修、あるいは修理しているので、ダメージの程度と範囲を確かめる。車体左側は、フューエルリッドを開けて、カバーがあるのでチェックしにくいが、修理跡がないか調べる。フューエルリッド表面の色調がフェンダー部と違っていないかも注意しよう。

  • ホンダ フィット (リアフェンダー1)

  • ホンダ フィット (リアフェンダー2)

  • 13.後部のチェックポイント

    ホンダ フィット (後部)

  • 13.後部のチェックポイント

     前部と同様に、バンパー/テールゲート/コンビネーションランプ/フェンダーなどのバランスをチェック。マフラーエンドの位置や損傷にも注意。後部ナンバープレートは、封印の傷(ナンバープレートを外した形跡)が車体部の修理/交換を推測するヒントになる。
     テールゲートの立て付けが全体に狂っていれば、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいる疑いもある。部分的に隙間がずれている箇所は、その部分の車体部を修理/交換している可能性が高いので、詳しく調べてみよう。

14.テールゲートのチェック

 解錠・施錠の具合をまずチェック。開閉して、上げ下げする動き具合をチェック。上げた全開状態でしっかり止まっていることも確認。閉める時にカチッと収まらない場合は、テールゲートがずれているか、あるいは車体が歪んでいることも考えられるので要注意。テールゲートは、内側に修理跡などがないかチェック。交換した形跡がないかチェック。ヒンジやヒンジ固定部周辺に歪みや修理跡などがないかもチェックしよう。

  • ホンダ フィット (テールゲート1)

  • ホンダ フィット (テールゲート2)

  • 15.開口部も慎重にチェック

    ホンダ フィット (テールゲート3)

  • 15.開口部も慎重にチェック

     テールゲートの開口部も調べよう。スポット溶接やシーラーに異常がないか注意して、修理/交換跡がないかチェック。コンビネーションランプやバンパーの状態も確認。後方から強い衝撃を受けると広範囲に波及することがあるので、ピラー、ルーフ、キャビン(室内)なども慎重にチェックしよう。

  • 16.床の中も慎重にチェック

    ホンダ フィット (スペアタイヤ収納部)

  • 16.床の中も慎重にチェック

     ラゲッジフロアを開けて、収納トレイも外し、スペアタイヤ収納部を調べよう。ちなみに、スペアタイヤレス(応急パンク修理キットが標準装備)なので、スペアタイヤは入っていない。パネルに歪みや修理/交換跡などがないかチェック。底に貼ってある防振シートを張り替えていないかも注意。新しい塗装跡があれば、錆などの補修か、修理跡か調べる。水溜まり跡があれば、雨漏りの可能性にも注意して、原因を突きとめる必要がある。

  • 17.床下を覗いて確認

    ホンダ フィット (床下)

  • 17.床下を覗いて確認

     パネル、フレーム、メンバー(補強部材)など鉄板部。マフラーやサスペンションなどの部品類。ブラケットやアームなど金具類も、傷、曲がり、歪み、修理/交換跡などがないかチェック。外見をきれいに修理しても、見えない部分に損傷が残っていることもある。前後バンパーの裏側周辺や左右サイドシル側からも、できるだけ奥まで覗いて細かくチェックしよう。
     油汚れ(オイルやグリスなどの漏れ)や樹脂やゴム部品のひび割れなどにも注意。錆があれば、表面に浮いている程度なら心配ないといえるが、広がり範囲と腐食の進行状態を確かめよう。

  • 18.タイヤとホイールのチェック

    ホンダ フィット (タイヤ)

  • 18.タイヤとホイールのチェック

     タイヤは、スリップサインを目安に、残り溝の深さを点検。傷、異物の刺さりや噛み込み、ひび割れなどがないかもチェック。同時に接地面の摩耗状態も調べよう。外側だけとか内側だけなど、一部が極端に減る偏摩耗を起こしていれば、アライメント(ホイールの取り付け角度)が狂っているのか、車体が歪んでいるのか確かめる必要がある。異常摩耗は、不適切なエア圧などでも起こるが、車体の異常を知る注意サインでもある。
     アルミホイールは、傷や歪み、破損などがないかチェック。リムの縁(タイヤと接している部分)に傷や欠損、曲がりがないか注意。過度な衝撃で生じることがある変形や割れなどにも注意したい。

19.走行機能の状態を確認する

 エンジンをかけてもらい、始動具合やアイドリング回転、排気ガスの色などをチェック。できれば自分でエンジンをかけて、始動時には表示/警告灯類の点灯状態なども見てみたい。
 始動困難、不安定なアイドリング回転、異音や大きな振動、白煙(水蒸気なら問題ない)や黒煙の排気ガスなどが出ていれば、なんらかのトラブルを抱えていると考えられる。わからないことや疑問があれば販売店に聞こう。
 「RS」は、7速マニュアルモード付CVT。セレクトレバーの操作具合チェック。できれば試乗して、オートマチック動作をチェック。マニュアルモードやパドルシフトの具合も、走行時にチェック。操縦性や車両の挙動にも注意したい。
 とはいっても、異常や不具合を判断するのは難しい。購入を決めるなら、エンジン、トランスミッション、サスペンション、ブレーキ、ステアリングなど、それぞれの機構はもちろん、制御系統も含めて、正しく点検・整備した状態で納車してもらうようにしよう。

  • エンジンをかけてみる

  • セレクトレバーの操作具合チェック

20.装備機器類もチェック

 ウインカーやヘッドライト、ブレーキランプなど保安装置類。パワーウインドウの開閉や室内ランプの点灯など基本的な装備。キーレスエントリーなども、操作具合と作動状態をチェック。エアコンは冷房・暖房の効きを試してみるなど、すべての装備機器類が正常に機能するか確認したい。とりあえずわかるところだけでもチェックして、あとの細かい部分は販売店で点検してもらおう。参考車両にはメーカーオプションのカーナビが付いているが、仕様グレードによって異なる標準装備や追加装備などの有無は、販売店で現車を見る時に確かめておこう。
 室内は、シートや内装材などに汚れや傷、染み、穴などがないか。運転席周辺だけでなく、後席やラゲッジスペースもチェック。床や天井の状態も確認。ボックスやポケットなどは内部も見る。ボックスの蓋やエアコンの吹き出し口、フック類などの破損にも注意。シートの折り畳みなどもチェックしつつシートアレンジも試してみる。ラゲッジボードもチェックし、床下収納スペースの状態もチェックしよう。

  • 装備機器類もチェック1

  • 装備機器類もチェック2

■車両の情報をチェック

  • 書類

     備え付けの書類は、「車検証(自動車検査証)」で初年度登録年月日や型式などを確認。「保証書」で期限や内容を確認。「車両取扱説明書」の他に、オプションや後付け装備などの使用説明書が揃っていることも確かめよう。
     現車をチェックする時には、「定期点検整備記録簿」の記載内容を必ず確認。車両がどのように使われ、扱われてきたかがわかる。定期点検や消耗部品交換などの時期と走行距離を把握しておけば、車両各部の状態を探る参考になる。最後に点検整備した日付と記録内容も見ておこう。

  • 書類

車両チェックの勘どころ

塗装
●部分的に色調や艶が違う場合は、周辺の状態を慎重にチェック。エンジンルームやスペアタイヤ収納部などは、新車時から外装とは塗色が異なってることがある。●ドアの開口部など、外から見えない部分にマスキング(塗装スプレーの飛沫が広がらないようにするためのカバーを粘着テープなどで留める)した跡が残っていることがある。塗装表面を指や爪で撫でるように滑らせて、引っかかるような“直線状の段差” があれば、何らかの理由で塗装している。●部品などに塗料が付着している場合も、周辺を詳しく調べる必要がある。●車種によっては、スペアタイヤ収納部などに、塗装の飛沫が付着しているように見える、新車時から仕上げが荒くなっている部分もある。

取り付けネジ
●ネジ止め(ボルトやナットで固定)している車体まわりの部品を交換する時には工具を使う。ネジの頭の塗装が剥がれていたり、角がくずれていれば、ネジを回している。●ネジの頭が塗装されていれば比較的容易に確認できるが、無塗装ネジの場合は判断しにくい。傷や錆に注意して、関連する近隣のネジや、車体左右の同じ部品のネジと見比べる。

溶接とシーラー
●修理/ 交換で溶接している(熱を加えた)部分は、錆が発生しやすくなっている。特に床下は、溶接部の塗装の剥がれや浮きに注意する。
●鉄板の接合部分に塗布しているシーラー(隙間を埋める充填材)は、修理/交換で再溶接すると塗り直すので、不自然に見える。●爪で押して、表面が硬くても内部が柔らかい(プチッと表面が割れる)ようなら、新しいシーラーを盛っている。●シーラーは、盛り上がっていたり、窪んでいたり、横方向にヒダがあるなど、鉄板の接合状態やシーラーを塗布する方法によって形状が違っている。不自然に見える部分を見つけたら、車体の左右同じ場所を比べてみる。
●スポット溶接(鉄板の接合部に小さな丸い窪みが並んでいる)を修理工場で打ち直している場合は、直径が小さい、窪みが深い、ずれている(2度打ちした)など、新車組み立て時の状態とは異なる特徴がある。●電気スポット溶接の電極が入らない奥まった部分などは、炭酸ガスアーク溶接に代えることがあるので、スポット溶接の窪みがなくなっていることもある。

立て付け
●外板パネルなどを修理/交換すると、組み付ける際に誤差が出ることがある。隣接するパネルの隙間(チリと呼ぶ)の幅が均等になっていなければ、修理/交換している可能性がある。●バンパーなどは、ぶつけたり、押されてずれることもある。たとえ修理/交換していなくても、隙間が合っていなければ、なんらかのダメージを受けている。●プレスライン(外板パネルを折り曲げている角の線)やモール類(ドアなどに付いている飾り部品)など、外装部品が連なっている線のずれも、立て付けの狂いを見つけるヒント。

■今回の車両のプロフィール

●2007年10月にフルモデルチェンジして2代目となった「フィット」は、1.3Lと1.5Lの新開発エンジンを採用。1.3L車には、ベーシックな「G」と上級の「L」を設定。1.5L車は、スポーティタイプ「RS(ロードセイリング)」のみで、FF(前輪駆動)は5MTとCVT-7M(7速マニュアルモード付CVT)、4WDにはパドルシフト付5速ATを設定。2009年11月に一部改良し、一部装備を変更。1.3L「G」のFFに5速MTを追加するとともに、「Gスマート セレクション」を設定。1.5L車は、新グレード「X」を追加した。
●2010年10月にマイナーモデルチェンジし、外観の一部デザインや室内の一部を変更。1.3L車は、エンジンとCVTを改良し、ECOモードを設定。1.5L車は、「15X」の装備を充実し、CVTの変速特性を変更。「RS」は、内外装を一部変更するとともに、サスペンションを強化。従来の5速MTを6速MTに変更。CVT-7Mは、変速とエンジン制御を改良している。
「13G」は、ハロゲンヘッドライト、キーレスエントリーシステム、マニュアルエアコンなどが標準装備。FF/5MTは、クラッチスタートシステム。FF/CVTと4WD/5ATは、ECOモード。FFは、フルホイールキャップ付14インチスチールホイール。4WDでは、コンフォートビューパッケージ(親水・ヒーテッドドアミラー、熱線入りフロントウインドウ、フロントドア撥水ガラス)と15インチスチールホイールが標準装備となっている。

「13Gスマートセレクション」は、13Gに、13Lの装備の中からセレクトした、スマートキーシステム、LEDウインカー付電動格納式ドアミラー、ETC車載器、プライバシーガラスなどを追加装備する。
「13L」は、ディスチャージヘッドライト・オートレベリング/オートライトコントロール付、フルオートエアコン、本革巻ステアリングホイール、運転席アームレスト、エアコン連動温調機能付グローブボックス、フレシキブルラゲッジボードなどを標準装備。
「15X」は、基本装備は13Lとほぼ同じだが、外装にクロームメッキのフロントグリルやリアライセンスガーニッシュが付き、内装はブラウン基調。ハロゲンヘッドライト、運転席/助手席シートヒーター、クルーズコントロール、ガンメタリック塗装ドアスイッチパネル、リッド付センターコンソールボックス、リアセンターアームレスト、リアシェルフ、フルホイールキャップ付15インチスチールホイールなどを標準装備。
「RS」は、前後エアロバンパー、ガンメタリックフロントグリル、サイドシルガーニッシュ、テールゲートスポイラー、スモークレンズリアコンビネーションランプ、などを装着し、スポーティマフラー&エキパイフィニッシャー、16インチアルミホイール、リアスタビライザー、リアディスクブレーキなどを組み込んでいる。ディスチャージヘッドライト、本革巻スポーツタイプステアリングホイール&本革巻CVTセレクトレバー(MTシフトノブ)、メタル調スポーツペダル、専用メーター、ブラック×オレンジ内装などが標準装備になっている。

■参考車両と同時期の仕様グレード設定

グレード型式シフト駆動
13GDBA-GE65MTFF
DBA-GE6CVTFF
DBA-GE75AT4WD
13G スマートセレクションDBA-GE65MTFF
DBA-GE6CVTFF
DBA-GE75AT4WD
13LDBA-GE6CVTFF
DBA-GE75AT4WD

15XDBA-GE8CVTFF
DBA-GE95AT4WD
RSDBA-GE86MTFF
DBA-GE8CVT-7MFF

●その後、2012年5月にマイナーモデルチェンジし、仕様・装備やタイプ設定を一部変更している。

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グーネットマガジン編集部

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